こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
AQUOS R9は、シャープのハイエンドスマートフォンAQUOS Rシリーズの最新モデルです。
今年のAQUOS R9は、Snapdragon 8シリーズを搭載せず、いわゆる「フラッグシップ」というわけではないのですが、AQUOS R7やAQUOS R8 Proとは方向性が変わった完成度の高いスマホに仕上がっている印象です。
デザインも一新され、ディスプレイも非常にきれい、スピーカー音質も非常にクリアで聴きごたえがあります。
カメラはライカとの協業を継続し、1型センサーではないながらも鮮やかな写真・動画が撮影できます。
また、Snapdragon 7+ Gen 3を搭載し、AIによる伝言メモ要約機能も搭載。
表立ってアピールされていませんが、ハイエンドモデルとしては珍しく「迷惑電話対策機能」も搭載され、少しカメラにこだわりたいシニアの方が使うのにもピッタリです。
今回は、AQUOS R9をNTTドコモ様よりお借りしましたので、実際に使って感じたメリット・デメリットをレビューしていきます。
商品貸出:NTTドコモ
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AQUOS R9の「ちょうどいい」感が際立つ、5つのポイント
AQUOS R9をレビューしていきます。
高価格帯のスマホも数多く出ていますが、AQUOS R9は快適な機能と高すぎない価格帯がちょうどいい感じがしています。
シンプルだけど、使いやすい新デザインが魅力!
AQUOS R9は、一見シンプルですが、カメラ部分が非常に印象的。
フラットな形状で、156x75x8.9mm。
幅75mmと大きな手であれば片手でもフィットする形状です。
目を引くのはカメラで、ジブリに出てくる「こだま」を彷彿とさせる温かみのある形状は、何かほっこりさせてくれます。
真円や楕円ではないのが面白いですよね。
カラーはグリーンとホワイトの2色展開。
ホワイトは、真っ白に非常に近いのですが、少しだけベージュがかっているようなきもします。
背面のガラスが非常にスケルトンな印象で、カメラ部の金属っぽい質感と合わせて高級感があります。
同じカメラ部分も、グリーンとホワイトでだいぶ印象が変わるのがいいですよね。
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AQUOS R9とXperia 1 VI
AQUOS R9とXperia 1 VIを比べるとこんな感じ。
ディスプレイの大きさはほぼ同じ6.5インチ、アスペクト比もほぼ同じですが、上下のベゼルの分だけ印象が変わります。
AQUOS R9はパンチホールディスプレイを採用しており、ベゼルが狭く没入感があります。
AQUOS R9とGalaxy S24 Ultra
AQUOS R9とGalaxy S24 Ultraを並べると、こんな感じです。
6.7インチとGalaxy S24 UltraはAQUOS R9より少し大きいので、本体サイズも一回り大きい感じがします。
横幅も79mmと、AQUOS R9よりも4mm大きいです。
AQUOS R9とPixel 9 Pro
AQUOS R9とPixel 9 Proも比べてみます。
同じホワイト系統で比較していますが、AQUOS R9のほうがより白い印象です。
Pixel 9 Proは横幅72mmで、AQUOS R9よりは横幅が小さいですが見た目ではそこまで違いがなさそうに見えます。
Pixel 9 Proは6.3インチ、AQUOS R9は6.5インチで、Pixel 9 Proのほうが少し小さめな寸法ですが、どちらかというと角の丸みの影響でPixel 9 Proのほうが持ちやすい印象です。
iPhone 16 Pro・iPhone 15 Pro MaxとAQUOS R9
最後に、左がiPhone 15 Pro Max、右がiPhone 16 Proです。
AQUOS R9は、Pro MaxとProのちょうど中間ぐらいの大きさです(価格帯やカメラスペックから考えると、iPhone 16・iPhone 16 Plusと比較したほうがいいのかもしれません…)。
ちょうど中間ということで、どちらにしようか迷っている…という方にはいいサイズ感かもしれません。
AQUOS R9のPro IGZO OLED 有機ELディスプレイがかなり美しい
AQUOS R9の画面は、6.5インチのPro IGZO OLED 有機ELディスプレイ。
非常に発色がよく、明るい画面はピーク輝度2000ニト。
太陽光の下でも明るく見えます。
また、240Hzのリフレッシュレートにも対応し、ゲームなどでも活躍してくれます。
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ステレオスピーカーの音質がすごい!迫力満点のスピーカーサウンド
AQUOS R9のスピーカー音質をチェックしましょう。
動画で実際に音を収録していますが、ステレオスピーカーが非常に強力で、かなり迫力がすごいです。
AQUOS史上最大のボックススピーカーをうたっていて、音量2.5倍、低音域2倍のサウンドを実現しています。
低音域もかなりパワフルで、聴きごたえがあります。
ディスプレイも非常にきれいなので、映画や動画などでも迫力を楽しめると思います。
また、ワイヤレスでもSnapdragon Soundに対応しており、ハイレゾに準拠したaptX Adaptiveに対応しています。
今回3.5mmイヤホン端子は搭載していないのですが、ワイヤレスでもスピーカーでも迫力ある音を楽しめます。
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電話も快適に。AIで留守電を要約。さらに、ハイエンドとして珍しい「迷惑電話対策機能」も搭載!
AQUOS R9は、電話の機能も充実しています。
生成AIが、伝言メモを要約!
一つは、Snapdragon smartの機能でもある、生成AIを利用した電話の要約機能。
スマホで留守番電話を受けられる「伝言メモ」では、相手が話した要件をAIが要約してくれる機能を搭載しています。
留守電なので、実使用上あまり具体的な話までは言わないとは思いますが、端的に何を離したいか要約してくれるのはありがたいです。
ただ、要約に少し時間がかかるのが気になるところ。
「通話録音メモ」のほうは、文字起こし・要約の機能に対応していません。
どちらかといえば、伝言メモよりは通話録音のほうが長くなる傾向にあるので、通話録音でAI対応してくれた方がありがたかったかなぁと思います。
迷惑電話対策機能が、ハイエンドなAQUOS R9に搭載!
もう一つ、隠れ新機能になっている「迷惑電話対策機能」。
らくらくスマートフォンなど安めのスマホに入っている迷惑電話対策機能が、AQUOS wish4といっしょにAQUOS R9にも搭載されています。
- 電話に出る前確認
電話帳に登録されていない相手からかかってきた場合、数コール(指定秒数)以内にこちらが出ないと「通話は録音します。名前・用件をお話しください」とメッセージを通知する。
リアルタイムで向こうの声を聴くこともでき、30秒以内にこちらが応答しなかった場合自動切断。 - ご注意表示
電話帳に登録されていない相手からかかってきたら、「迷惑ストップ」ボタンが表示される。タップすると「この電話はお受けできません」と自動音声が流れ強制終了。 - 通話録音
登録有無に限らず、すべての電話を自動通話録音。 - 不審な会話のお知らせ
通話中、特殊詐欺などが疑われる不審な会話には音・バイブでのお知らせと、メッセージ表示をする(通話録音ON時のみ有効、日本語のみ有効)
このような迷惑電話対策機能が、AQUOS R9に搭載されているのは非常にすごいです。
ハイエンド機種にはなかなか入らない機能なので、「カメラに少しこだわりたい」「大きな画面でドラマや映画を楽しみたい」シニアの方にも非常にぴったり。
通話録音は、この迷惑電話対策機能を使えば自動録音ができます。AQUOS R9での通話録音は、相手に事前に通知アナウンスを流すことはありません。
要件を忘れてしまったり、思わず聞き返したいと思ったりする場面では、非常に便利です。ビジネスマンの方にも非常に便利だと思います!
通話録音をPCなどに保存する際には、別途録音リスト画面からエクスポートする必要がある点については注意が必要です。
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側面電源ボタンに指紋センサー搭載!Payトリガーで街中でも簡単にQRコード決済・ポイントカードの切り替え可能!
AQUOS R9は右側面の電源ボタンに指紋センサーが搭載されています。
AQUOR R8 proやAQUOS R7では画面内指紋認証で爆速認証ができましたが、AQUOS R9では見送られ側面になっています。
AQUOS R9でも、指紋認証後にも離さずに指を置いておくことで、Payトリガーを利用できます。
Payトリガーでは、あらかじめ設定したアプリを起動できるほか、複数アプリを切り替えられるPayトリガーフォルダーを使うことができます。
例えばPayPayなどのQRコード決済アプリを指定しておき、お店によっては「ポイントカードはございますか?」と聞かれることもあると思うので、その際には右下のPayトリガーフォルダーからポイントアプリを起動する、といったことも可能です。
Payトリガーは、日本のQRコード決済・ポイント界隈には非常に便利な機能です。
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AQUOS R9の動作は快適?
AQUOS R9の動作・性能について、レビューしていきます。
AQUOS R9のスペックまとめ
AQUOS R9のスペックは、以下の通りです。
項目 | AQUOS R9 |
---|---|
サイズ | 156x75x8.9mm |
ディスプレイ | 6.5インチ Pro IGZO OLED(有機EL) Full HD+(1080×2340) |
チップセット | Snapdragon 7+ Gen 3 |
メモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
カメラ | 50.3MP+50.3MP/インカメラ50.3MP |
バッテリー | 5,000mAh |
防水防塵 | 〇 |
おサイフケータイ(FeliCa) | 〇 |
生体認証 | 顔・指紋(側面) |
購入ページ | ドコモオンラインショップ ソフトバンクオンラインショップ IIJmio mineo(マイネオ) |
AQUOS R9は、Snapdragon 7+ Gen 3搭載!動作は快適?
AQUOS R9は、Snapdragon 7+ Gen 3が搭載されています。
RAM 12GBに仮想メモリで8GB増量可能です。ストレージは256GBが搭載されており、さらにmicroSDを利用可能。
AQUOS R8は、シリーズとして初めて米パーチャンバーを搭載しています。熱の影響を低減し、パフォーマンスが長く安定します。
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AQUOS R9のベンチマーク測定結果
Antutuベンチマークの測定結果は以下の通りです。
ハイエンドモデルとしての数値は、Snapdragon 7+ Gen 3搭載のため少なめではあるのですが、快適に利用できる印象です。
2年前のAQUOS R7では結構頻繁に熱くなったり、カメラ利用中にも撮影しているとシャッターが受け付けてくれなかったりということもありました。
AQUOS R9では、そんなこともなくカメラ撮影時も快適に使えます。
カメラ撮影時の挙動の安定化が、一番恩恵のある点かもしれません。
ゲームも非常に快適で、便利に使えます。
▼ゲームや、カメラの撮影時の挙動を動画で紹介しています
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AQUOS R9のライカ監修カメラ、写りはどう?
AQUOS R9のカメラは、見た目がインパクトなだけではなく、継続してライカの監修を受けています。
AQUOS R9のカメラ性能
AQUOS R9のカメラは、5,030万画素のカメラを搭載しています。
標準カメラ・広角カメラ・インカメラのすべてで5,030万画素・像面位相差オートフォーカスを採用しており、光学式手振れ補正も対応します。
ただし、望遠レンズは搭載されていません。
唯一の欠点かもしれません。
昼間の作例を比較
AQUOS R9の昼間の作例は以下の通り。
青空や木々の緑など、昼間は非常にきれいに撮影できます。
他のLEICA搭載カメラと比べてみると、以下の通り。
他のハイエンドスマホと比べてみると、以下の通り。
展望できるシーンから俯瞰してみました。
2倍ぐらいまではきれいに撮れている印象ですが、3倍を超えるとやはり荒さが目立ちます。
望遠を取る頻度が高い人は、望遠レンズ搭載カメラのほうがいいかもしれません。
超広角では0.6倍で撮影できます。
50.3MPを搭載しており、結構きれいに撮れる印象です。
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夜景作例を比較!
AQUOS R9の夜景の作例は、さすがLeica!と思えるような黒を引き立たせてくれる写真が撮れます。
夜空の黒が非常に美しいですよね。建物とのコントラストは、やはりさすがです。
また、Leicaロゴをこのように透かしで入れることも可能です。
この地点は、実は右上のカメラが写っていないところに該当があり、特にiPhone 16 ProやPixel 9 Proは少しその該当の影響を受けているような感じもするのですが……。
AQUOS R9は何もなく非常に美しい夜空を再現してくれています。
一方、少し遠めから撮影するような場合では、光量にはシビアになりがちな印象を受けます。
AQUOS R7は1型戦災を搭載しており、光量にはやはり比較的優位な印象。
Xiaomi 14 Ultraは、どちらかといえば暗いところは暗く、明るいところは明るくというような表現をして深みを増しています。
AQUOSよりもザラザラ感が抑えられ、美しく撮れているように思います(とはいえ少しザラザラしていますが)。
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食事の影を消せるモードが搭載!AQUOS R9の食事撮影の性能は?
AQUOS R9は、AIを利用した食事の影を除去できる機能を搭載しています。
料理の影除去ONはカメラアプリの設定項目でON/OFFを設定できます。
ONの場合はプレビューでは影が普通に表示されますが、保存時に除去の加工が施されるため、少しだけ保存時間がかかります。
すこしだけ影が残っているようにも思いますが、ほとんど撮影者の腕やスマホの影が消えていますよね!
これはなかなかにすごいです。
Leicaスマホ同士で食事作例を比較すると、こんな感じ。
ボケ感だけでなく、色味でも結構差が出ているのが面白いです。
別の写真ですが、よだれ鶏の写真で高性能スマホと比較すると以下の通り。
AQUOS R9は、赤系の色を赤く撮れすぎる傾向があるようには思います。
明るさや配色の違いなどは結構面白いですよね。
上記の牛カツの色を比較すると、赤さの違いがよくわかると思います。
(実際の色は、中間より少しGalaxy寄りだと思います)
ただ、赤を強調するとおいしそうな印象もあるので、AQUOS R9は「おいしそうな方に誇張」しているという意味ではありなのかもしれません。
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AQUOS R9は、「ちょうどいい」がつまったスマホ!広い年代におすすめ!
AQUOS R9は、ただただ高すぎる高性能スマホ、というわけではなく、「ちょうどいい」が詰まっている印象です。
- 価格が10万円前後(安ければ8万円程度)と、高性能な割には買いやすい
- Snapdragon 8 Gen 3などと突き抜けたSoCではないが、普段使いやカメラ・そこそこのゲームにはちょうどいい快適動作
- ディスプレイが非常にきれい!
- Leica監修のカメラで、映りもちょうどいい
- PayトリガーでPayPayなどのQRコード決済もラクラク
- 「迷惑電話の対策」機能搭載で、シニアの方にもおすすめしやすい!
自動録音機能もついているので、仕事をしているサラリーマンや学生の方にもお勧めできますが、とくに「迷惑電話の対策」機能がハイエンドスマホにも搭載されているのは珍しいです。
すこしカメラや動画視聴・音楽にもこだわりたいシニアの方にも、非常におススメしやすいです。
2~3万円台のスマホと同様、かんたんモード・ジュニアモードもちゃんと搭載されているので、幅広い年代の方におすすめできます。
上を見ればたくさんの高機能スマホが世に出ていますが、これほど「ちょうどいい」パフォーマンスを揃えているのはなかなかに評価できます。
ぜひ、AQUOS R9を使ってみてくださいね!
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