こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
GalaxyやAndroidをお使いの方なら使っておきたいGalaxy Watch。
今年のOne UI 8 Watchから「手首でGemini」も使えるようになり、抗酸化指数や血管負荷など他社にはない健康ログも取れます。通知やパネル(ウィジェット)もアプリごとにまとまって見やすく進化しました。
さらに、日本国内ではFeliCaにも対応。Suica・iD・QUICPayだけでなく、PASMOでは定期券にも対応するなど、使い勝手が非常に良いスマートフォンになっています。
回転ベゼルが復活した「Galaxy Watch8 Classic」は非常にメカ好きにもそそられる高級感のある質感で、丸いディスプレイ四角い筐体の「クッションデザイン」を採用。付け心地もよいスマートウォッチに仕上がっています。
一方で、見た目・大きさともよく似ている「Galaxy Watch Ultra」は、Galaxy Watchとして最高峰のスマートウォッチに位置しています。
チタンを使った高級感、バッテリー容量も多く電池長持ち、10ATM防水性能やトライアスロン対応と、非常に便利に使えます。
見た目はよく似ている二つのスマートウォッチですが、どちらを選ぶべきでしょうか?
今回は、「Galaxy Watch8 Classic」をメーカーよりお借りしましたので、使って感じたGalaxy Watchの特徴やメリット・デメリットを、1年間愛用している「Galaxy Watch Ultra」と比較してレビューしていきます。
製品貸出:Samsung Japan (Galaxy Watch8 Classic)
※Galaxy Watch Ultraは、自分で購入したものです


Galaxy Watch8 Classicの外観、回転ベゼルはやはり最高!

Galaxy Watch8 Classicの外箱は、Galaxy Watch Ultraと白黒の違いはありますが、デザインとしては変わっていません。
(この記事で登場するGalaxy Watch Ultraは2024年発売モデルですが、仕様はストレージ容量以外は全く同じです)
Galaxy Watch8 Classicの外観
Galaxy Watch8 Classicの外観は以下の通り。

今回も、Galaxy Watchとしておなじみの丸い円形ディスプレイは踏襲されています。
円形ディスプレイと、四角い筐体を合わせた「クッションデザイン」は、Galaxy Watch Ultraで初採用されましたが、今回Galaxy Watch8シリーズに展開されました。

Galaxy Watch UltraとGalaxy Watch8 Classicは、見た目や大きさは結構似ていますが、細かいフォルム・ディスプレイサイズにも違いがあります。
画面は、Galaxy Watch Ultraが1.5インチなのに対し、Galaxy Watch8 Classicは1.34インチです。
同じクッションデザインではありますが、Galaxy Watch8 Classicのほうが丸みを感じますね。

Galaxy Watch8 Classicの最大の特徴は、なんといっても「回転ベゼル」でしょう。
画面の周りに物理的な回転ベゼルが搭載されており、ぐるぐる回せばスクロール動作の代わりに画面を遷移できます。
挙動としては、基本的には左右方向のスクロールができます(左右方向に動かない画面の場合は上下のスクロールとなります)。

回転ベゼルはギザギザがついていますが、以前のモデルよりもギザギザが大きめです。
盤面側から見ると、少し歯車チックで、機械好きとしてはかなりそそられます。

ワンタッチ動作でつけ外し可能なベルト!標準付属のベルトも付け心地良好
Galaxy Watch8 Classicの裏側にはセンサーがついています。

またバンドの付け根にはボタンがついており、少し硬めですが爪で押すと簡単に外せます。

標準付属されているベルトは、表側はヴィーガンレザー、肌側はシリコーン素材を合わせたものとなっており、装着感はなかなかいいです。

なお、Galaxy Watch8・Galaxy Watch8 Classicは共通のベルトとなりますが、Galaxy Watch Ultraとはベルト装着部の機構が異なります。ご注意ください。


クイックボタンが追加!Galaxy Watch Ultra同等の3ボタン構成

Galaxy Watch8 Classicにも、Galaxy Watch Ultraと同様に「クイックボタン」が追加されました。
中央にあるオレンジ色のボタンがクイックボタンで、押すことでショートカット機能を呼び出せます(竜頭ではないため、回せません)。
カスタマイズは設定>ボタンとジェスチャーにて、各ボタンの割り当てを変更できます。
▼動画内でも詳しくレビューしています
クイックボタン(中央)

初期状態では、クイックボタンではSamsung Healthのエクササイズ選択画面が割り当てられています。
設定で特定のエクササイズを開始するようにしたり、別の機能を割り当てることも可能です。
ホームボタン(上)

ホームボタンでは、1回押しで時計画面のホームに戻ります。
2回押しでは、初期状態では「直近で使用したアプリに移動」が割り当てられています。別の機能やアプリのショートカットを割り当てることも可能です。
長押しは、「Google デジタル アシスタント」が割り当てられています。または、電源OFFメニューにすることも可能です。スマホの電源ボタンと同じですね!
戻るボタン(下)

戻るボタンでは、1回押しで「前の画面に移動」が割り当てられています。
「直近で使用したアプリに移動」に変更することも可能です。

通知・タイル(ウィジェット)は、One UI 8からアプリごとにまとめて表示!
ホーム画面からのスワイプ動作や、Galaxy Watch8 Classicでは回転ベゼルを回すことで、通知・ウィジェットを簡単に確認できます。
通知
通知は、時計画面から左⇒右にスワイプするか、Galaxy Watch8 Classicでは回転ベゼルを反時計回りに回します。
(Galaxy Watch Ultraなど回転ベゼルがないモデルでも、ベゼルを反時計まわりに回すようになぞって切替可能です)

2025年8月から利用可能なOne UI 8 Watchでは、アプリごとに通知がタブで分かれるようになりました。
アプリごとに時系列で通知が並ぶため、どれが最新の通知か、またどのアプリの通知かもわかりやすく、整理されて見逃しにくくなったような気がします。
タイル(ウィジェット)
タイル(ウィジェット)は、時計画面から左⇒右にスワイプするか、Galaxy Watch8 Classicでは回転ベゼルを時計回りに回します。
(Galaxy Watch Ultraなど回転ベゼルがないモデルでも、ベゼルを時計まわりに回すようになぞって切替可能です)

One UI 8 Watchでは、このタイルの設定もタブごとに縦に並べることができます。
タイルの並べ替えは、スマートフォンのGalaxy Wearableにて設定できます。

クイックパネル(コントロールセンター)
クイックパネルは、時計画面から上⇒下にスクロールします。

マナーモードの設定や「スマホを探す」、AODの設定や設定画面へのアクセスなど、意外と使います。
クイックパネル内の画面切り替えは、回転ベゼルでもできます。
クイックパネルの設定も、Androidスマホ側のGalaxy Wearableアプリにて設定変更できます。

アプリ画面
アプリ画面は、時計画面から下⇒上にスワイプすると表示できます。

アプリ画面では、使用状況に基づいて上位6つにおすすめのアプリを表示していくれる機能があります。
スマホアプリのGalaxy Wearableでは、並び替えやアプリの削除、おすすめアプリの表示有無やグリッド⇔リスト表示の切り替えもできます。


指の「ジェスチャー」機能が、地味に便利!

その他に、ジェスチャーとして「ダブルピンチ」「振る」「ノック」で機能を呼び出すことも可能です。
- ダブルピンチ:指先(親指と人差し指)を2回くっつける動作をする
⇒「OK」「選択する」の場面で使えることが多い - 振る:手首を2回回転させる
⇒「着信を拒否」「アラーム・タイマー・リマインドの解除」「時計画面に戻る」などの場面で使う - ノック:ノックをするように、手首を2回空中でコンコンする
⇒機能を割り当てて、ショートカット起動する

Galaxyスマホとの連動で、「カメラコントロール」がめっちゃ便利!
例えば、真ん中のクイックボタンで「カメラコントロール」を割り当てておけば、簡単にスマホのカメラアプリをGalaxy Watchから起動できます。

Galaxy Watchからカメラの撮影画面を確認できます。
「ダブルピンチ」での撮影に対応しているので、親指と人差し指を2回くっつける動作をすれば、簡単に写真・動画が撮れます。
動画⇔写真の切り替えもでき、動画撮影中には静止画キャプチャーの保存も可能です。

写真撮影時には3秒間のカウントののちに撮影できます(画面上の③を押せば、解除することもできます)。
▼動画内でも、実際に試しながらレビューしています(再生ボタンで、該当箇所から再生します)
なお、クイックボタン(中央)で撮影・録画中の場合は一時停止・再開、戻るボタン(下)で撮影カウントダウン中のキャンセル・録画中の場合は停止もできます。
画面ピンチイン・ピンチアウトで、拡大縮小もできるので、スマホをとりあえず置台に置いておいて、Galaxy Watchで画角を確認して倍率調整もWatchで、ということも可能です。
Galaxy Watchのカメラコントロール、なかなか優秀です!

One UI 8からさらに快適に!Galaxy Watchの便利な4つの特徴
続いては、Galaxy Watch8 Classic・Galaxy Watch8とGalaxy Watch Ultraで利用可能な新しい「One UI 8」で利用できるようになった、便利な機能や特徴を紹介します。
手首で「Gemini」が使える!
1つ目は、手首でGeminiが使えるようになったことです。
ホームボタン(上のボタン)を長押しすると、Geminiが起動し、音声でGeminiに質問ができます。

GeminiではGalaxy Watchにインストールされている幅広いアプリと連携することができるので、
- 「3分のタイマーをセットして」などアラーム・タイマー
- 「この近くにコンビニある?」「〇〇駅までの次のバスは何時?」などのGoogleマップナビ
- 「ボイスレコーダーを起動して」など、アプリの起動
- 「ウォーキングしたいです」など、アクティビティの起動
- 音楽・曲の再生(YouTube Music・Spotify)
- 「Galaxy Watch8 Classicの価格は?」のような調べものなど、スマホ版のGeminiでも使えそうなことも
といったこともできるので、アプリをわざわざアプリ一覧から探し出す必要もないですし、タイマーを開いて「3分」と入力してGO…のような入力の手間もなく、音声一つで簡単に使いたい動作を使えます。
▼Galaxy WatchのGeminiを使っている様子は、実際に動画でもデモしています
LINEのメッセージ送信などはまだGeminiと接続できないようで対応できない機能もまだありますが、いままでスマホを開いて行っていた動作の半分ぐらいはGalaxy WatchのGeminiを使えば解決できます。


FeliCa搭載!PASMO・Suica・iD・QUICPayが使える!PASMOは定期券にも対応!
Galaxy Watchでは2023年発売モデルから、FeliCaが搭載されています。
Galaxy Watch6発売時から対応していたSuica・iD・QUICPayのほかに、2025年7月からPASMOにも対応しています。

幅広いクレジットカードにてiD・QUICPayが対応されたほか、Suica・PASMOにて交通機関への乗車も可能です。
使っている感覚だと、SuicaよりPASMOのほうが、チャージ時にもエラーを吐かず安定してチャージできている印象です。
また、PASMOの場合、予め定期券を発行したPASMOをGalaxy Watchに入れておけば、そのまま手首で定期券を利用できます。
(定期券を新規発行する際には、一度AndroidスマホにPASMOを移して、定期券購入処理を行う必要があります。継続購入の場合はGalaxy Watchに入れたまま購入可能です)
PASMO対応については、「PASMOがGalaxy Watch・Pixel Watchで利用可能に!定期券も使える!初期設定の仕方、チャージ・使い方を解説!」の記事でも解説しています。


「抗酸化指数」「血管負荷」「AGEs指数」「体組成」など、Galaxyならではの健康指標を測定可能
Samsung Healthではいろいろな健康指標を測定することができます。
体組成

Galaxy Watch4から、2つのボタンに中指・薬指を置いて体組成を計測することができるのも特徴的です。

予め体重・身長と性別を入力し、体組成を測定できます。
日々測ることで、体のトレンドを測ることができます。
AGEs(終末糖化産物)
2024年のGalaxy Watch7・Galaxy Watch Ultra発売時から、代謝の健康状態を測定するAGEs指数を測定できます。
AGEsは、たんぱく質や脂肪分子が糖分子によって酸化されるときに体内で自然に発生する化合物で、年齢とともに蓄積されます。

AGEsは、手首につけているだけでトレンド的に測定することができ、結果を定期的にSamsung HealthでチェックすればOKです。
血管負荷・抗酸化指数
今回のGalaxy Watch8シリーズ発売から、血管負荷・抗酸化指数を測定できるようになりました。
血管負荷については、睡眠中に血管系にかかるストレスを計測するもので、利用には直近14日のうち3夜以上・1回4時間以上の睡眠時装着が必要です。

抗酸化指数は、緑黄色野菜や果物に多く含まれ、皮膚に蓄積される抗酸化物質(カロテノイド)のレベルを測定します。
測定時はスマホのSamsung Healthアプリから「抗酸化指数」の測定を選び、ウォッチを外して背面のセンサーに親指を強く当てます。

サムスンによると「行動の変化は測定値に現れます」とのことなので、ニンジンジュースを飲んだりすると指数に変化がみられるらしいです。
ぜひ試してみてください!

運動・アクティビティも、精度高く測定可能!
運動・エクササイズのアクティビティも、GPSログも含め精度高く測定することができます。

Galaxy Watch8 ClassicとGalaxy Watch Ultraで、両手首に装着して40分弱のウォーキングをしてみました。

手首の違いもあり、完全に一致はしないですが、かなり近いログを取れています。

全体的に近い印象でありますが、細かく見るとGalaxy Watch Ultraのほうが歩行した軌跡に近い印象を受けます。
GPSのスペックとしては同じはずなのですが、ウォッチの素材などでGPSの精度に影響を受ける場合があるとのことで、材質による差、程度のものだと思われます。

なお、HUAWEI WATCH GT 5 Proでも測定をしてみています。

以前のHUAWEI WATCH GT 5 ProのレビューではHUAWEI WATCHのほうが精度が高い印象を受けていたのですが、今回計ってみると、意外と精度は同等なように感じました。
ちなみに、Googleマップ(2D)上で今回の歩行距離を測ってみると3.36kmとなっていて(大さん橋ターミナル内の歩行をどれだけ考慮されて測定されているのかはわからないですが)、誤差としてはだいたい同等にも感じます。
Galaxy Watch8シリーズ・Galaxy Watch Ultraでは、新しく「ランニングコーチ」の機能が加わりました。
ランニングコーチでは、無理なくステップアップしながらフルマラソンを走れるようになる機能です。
他のアクティビティログに比べ、細かいレベルわけもあって、走る意欲が持てそうなコーチの機能に仕上がっています。

Galaxy Watch8 ClassicとGalaxy Watch Ultra、スペックと電池持ちの差は?
Galaxy Watch8 ClassicとGalaxy Watch Ultraのスペックと電池持ちの差を検証してみましょう。
Galaxy Watch8シリーズ・Galaxy Watch Ultraのスペック
Galaxy Watch | Galaxy Watch Ultra(2025) | Galaxy Watch8 Classic 46mm | Galaxy Watch8 44mm | Galaxy Watch8 40mm |
---|---|---|---|---|
ディスプレイ | サファイアクリスタル | |||
画面サイズ | 1.5インチ | 1.34インチ | 1.47インチ | 1.34インチ |
大きさ | 47.1×47.4×12.1mm | 46.4×46.0x10.6mm | 43.7×46.0x8.6mm | 40.4×42.7×8.6mm |
重さ | 60.5g | 63.5g | 33.8g | 30.1g |
バッテリー | 590mAh | 445mAh | 435mAh | 325mAh |
チップセット | Exynos W1000 | Exynos W1000 | Exynos W1000 | |
メモリ | 2GB/64GB (2024年モデルは 2GB/32GB) | 2GB/64GB | 2GB/32GB | |
Wear OS | Wear OS 6.0 One UI 8 | |||
素材 | チタン | ステンレス | アーマーアルミニウム | |
オーディオ/UI | マイク・スピーカー ・クイックボタン | マイク・スピーカー ・クイックボタン ・回転ベゼル ・触覚モーター | マイク・スピーカー | マイク・スピーカー |
防水・防塵 | 10ATM IP68 | 5ATM IP68 | 5ATM IP68 | 5ATM IP68 |
FeliCa | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Galaxy Watch UltraとGalaxy Watch8シリーズは、チップセットは同じExynos W1000、メモリは2GBと並んでいます。
ストレージは64GBか32GBかの違いはありますが、スマホほどシビアに考えなくてもいいと思います。

健康機能についても、Galaxy Watch 8シリーズとGalaxy Watch Ultraでは、あまり差はありません。
(表に出ていませんが、「トライアスロン」のエクササイズ機能が取れるのはGalaxy Watch Ultraのみです)
上記モデル間で差が出るのは、ボディの材質とバッテリー容量、重さ・厚さ、防水耐圧性能です。
軽さ・薄さを求めるなら、圧倒的にGalaxy Watch8です。最薄8.6mmで、30g台とかなり軽いのが特徴的。
バッテリー容量は、Galaxy Watch Ultraの590mAhは魅力的です。Wear OSでこのクラスはなかなかなく、いざという際の電池持ちも安心です。
Galaxy Watch8 Classicは、やはり「回転ベゼル」の搭載が特徴と言えるでしょう。
回転ベゼルが必須な方は、Galaxy Watch8 Classicを選ぶといいと思います。

Galaxy Watch UltraとGalaxy Watch8 Classicの電池持ちを比較!
Galaxy Watch UltraとGalaxy Watch8 Classicの電池持ちを比較してみましょう。
常時表示ON・手首検出ON・睡眠モードONの場合
もっともバッテリー持ちの多い常時表示ON・手首検出ONで、睡眠モード(睡眠検出をして睡眠時のみ常時表示・通知がOFFになるモード)ONの場合は以下の通りです。

なお、回転ベゼル先代のGalaxy Watch6 Classicの場合は33時間だったので、Galaxy Watch8 Classicの41時間弱という記録は電池持ちの向上を意味しそうです。

一方、Galaxy Watch Ultraは60時間を超え、2.6日程度利用可能です。
バッテリーの運用としては、余裕のある使い方ができています。

最大の電池持ち(常時表示OFF・手首検出OFF)
続いては、バッテリー持ちの長めな常時表示OFF・手首検出OFFでテストしています。
睡眠モードについてはONのままの計測です。

Galaxy Watch8 Classicは60時間程度と、先代のGalaxy Watch6 Classicの54時間から微増しています。
Galaxy Watch Ultraは、上記の計測結果では80時間弱となっていますが、通常は90時間を超えて利用ができることを確認しています。
(上記の場合、Galaxy Watch8 Classicの返却期限が迫っていたため、再テストできませんでした)

ちなみに、同じWear OSであるPixel Watch 3の測定結果は下記の通りです。
購入後1か月以内の測定(2024年9月末)ですが、70時間程度とGalaxy Watch8 Classicのバッテリー持ちよりも長く利用できています。

実際に使ってみてのバッテリー持ちの結果は、
Galaxy Watch Ultra > Pixel Watch 3 > Galaxy Watch8 Classic
という形になりました。
Androidスマホをお使いの方で、スマートウォッチでもFeliCaを使いたい、だけど電池持ちがいいのがイイ!という方は、「Galaxy Watch Ultra」をおすすめします!

充電スタンドを買ったほうが、使いやすいかも
Galaxy Watchを使う上で、一つだけ不満な点を挙げるなら「充電速度が遅い」という点です。
Galaxy Watch8 Classicでも充電に時間がかかりますが、Galaxy Watch Ultraはバッテリー容量が大きいこともあり、0%から100%までの充電で2~3時間程度とかなり時間がかかります。
なので、例えば毎晩のお風呂・歯みがきの時間にちょこっと充電する、というような使い方がおススメです。
30分ぐらいの充電でかなり充電が回復するため、便利に利用できます。
おススメは、以下のようなスタンド型の充電器を使うことです。
ループ型のバンドをつけている場合にも、簡単に充電台に置くだけで使えます。
このような充電スタンドを洗面台においておけば、お風呂に入る際にもウォッチスタンドに時計を置くだけで簡単に充電できます。


LTEエディションを選ぶ上での注意点
Galaxy Watch Ultra・Galaxy Watch8・Galaxy Watch8 ClassicはそれぞれLTEエディションがあります。
ドコモ・auの方はキャリアでもすべてのウォッチの取り扱いがありますが、ソフトバンクの場合はGalaxy Watch8しか取り扱っていないため、注意が必要です。
Wi-Fi・Bluetooth運用(常にスマホと接続して使う場合)には問題ないのですが、Galaxy WatchにもLTE回線を入れて使いたい場合、ソフトバンクではGalaxy Watch8 Classic・Galaxy Watch UltraでのLTE運用には対応していません。

手持ちのGalaxy Watch Ultraで使おうと設定に進んでも、結局「お使いのキャリアには対応していません」となって手続きができません。
せめて、ソフトバンクでも2025年からGalaxyスマホとして本格的に取扱再開されているので、ウェアラブルデバイスもUltra・Classicでも使えるようになってほしいです……。
ソフトバンクでLTEの「ウェアラブルデバイスモバイル通信サービス」を使いたい方は、注意が必要です。
※ドコモ(ahamo・ドコモmini・irumoを含む)・auの方は、問題なく利用できます!

Galaxy Watch Ultra・Galaxy Watch 8・Galaxy Watch 8 Classicのどれを選ぶ?

今回は、Galaxy Watchの最新モデルに搭載されている「One UI 8 Watch」について詳しく解説しながら、最新のGalaxy Watch8シリーズやGalaxy Watch Ultraの魅力を解説しました。
特に、手首でGeminiが使える点、PASMO定期券も含めSuica・iD・QUICPayといったFeliCaサービスも使える点、多種多彩な健康アクティビティや運動ログも含めて撮れる点も非常に便利です。
スペックや機能の差についてはそんなに多くなく、最大の差は電池持ちと材質・大きさ・軽さという点となります。
- 軽さを求めるなら:Galaxy Watch 8
- 回転ベゼルの便利さを求めるなら:Galaxy Watch8 Classic
- 電池持ち・長時間の利用を求めるなら:Galaxy Watch Ultra
を選ぶといいと思います!
私個人としては、昨年2024年からGalaxy Watch Ultraを使い続けていること、先代のGalaxy Watch6 Classic使用時に電池持ちで結構悩まされていたのもあり、Galaxy Watch Ultraを使い続ける予定です。
FeliCaもそうですが、今回Geminiが追加されたことで、スマホをわざわざ取り出す必要なく手軽にいろいろなことができるようになったので、かなり生活が便利になった気がします。
ぜひ、みなさんも新しいGalaxy Watchを使ってみてくださいね!



