こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
Google Pixel 9aは、2024年4月から発売を開始している、コストパフォーマンスに優れたスマートフォンです。
価格高めの高性能モデルPixel 9 Pro や Pixel 9 と同等の、AIが強化された第4世代のGoogle Tensor G4を搭載。
定価7万円台のスマートフォンとは思えないパフォーマンスの良さは、上位機種のPixel 9と肩を並べるほど。
通常10万円以上のスマホでないと使えない高機能な「スマホ単体で使えるAI」も、Pixel 9aであれば使えます。
OSアップデートやセキュリティアップデートも7年間保証され、長期間使うことができます。
昨年モデルのGoogle Pixel 8aも併売されていますが、Pixel 9aとPixel 8aのどちらを選べばいいでしょうか?
実際にGoogle Pixel 9aを使って感じた違いを、率直に評価したいと思います。
Google Pixel 9a のコスパ、高性能ぶりがイイ!
Google Pixel 9aを実際に使ってみて感じたポイントを紹介します。
Google Pixel 9a の、抑えられた価格が高ポイント!それでいて高性能
Pixel aシリーズは歴代、価格を抑えた6万円程度の価格で発売されています。
Pixel 9aは、Pixel 8aの72,600円よりさらに上がりまして79,000円となりました。
Pixel 9a 128GB 【2025/4/23現在】 | NTTドコモ | au | ソフトバンク | Googleストア |
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MNP | 68,860円 (▲11,000) (実質29,260円) | 40,400円 (▲39,600) (実質1,200円) | 79,920円 (実質2,400円) ※スマホ乗り換え.com でさらに10,000pt還元 | 79,900円 |
新規 | 79,860円 (実質40,260円) | 69,000円 (▲11,000) (実質29,800円) | 79,920円 (実質2,400円) | |
機種変更 | 76,560円 (▲3,300※) (実質36,960円) | 63,500円 (▲16,500※) (実質24,300円) | 79,920円 (実質48,000円) | |
キャンペーン | ahamoユーザーは 256GB購入で 10,000pt還元 (5/31まで) ※機種変更は eximoポイ活契約時 3,300円引 | ※機種変更割引 16,500円に増額 (5/31まで限定, マネ活+対象) | ・事前抽選で 5,000円~15,000円 PayPayポイント 必ずもらえる (終了日未定) ・スマホ乗り換え.com にて独自補償OP加入で 10,000円CB | ・15,000円還元 ・下取還元増額 |
購入先 | ドコモオンライン ショップ ahamo公式サイト | au Online Shop | ソフトバンク公式 スマホ乗り換え.com | Googleストア |
とくに128GBモデルは、各社割引競争が熾烈です。
とくに、128GBはMNPでのauの割引が半端ないですね!
4/10・14にNTTドコモが、4/11にソフトバンクがそれぞれ値下げを発表していますが、auのほうが安いです。
2年間での返却を見据えても、それ以上長く使う用途でも、多くの契約ではauが最もお得に使えそうです。
Pixel 8aの執筆時点の価格は、実はPixel 9aとそこまで変わりません。
※:ポイ活プランでの契約で割引 (ドコモ:eximoポイ活・ au: マネ活プラン+)
2年以上末永く使いたい、という場合には、auの新規契約やワイモバイルを使う場合には一括価格としては安くなります。
ただし、多くのチャネルではPixel 8aとPixel 9aでそこまで価格は変わらないので、こだわりがなければ性能の高い最新モデルのPixel 9aを選んでもいいと思います。
Pixel 9a、デザインが大きく変化!

Pixel aシリーズは、上位機種に似たデザインながら少し独特な形状を持っていたのですが、Pixel 9aでは大きく変わりました。

Pixel 9aは、Pixel 8aまで採用されていたカメラバーが廃止され、シンプルにカメラ部のみが浮き出ています。
Googleは、このカメラ部を「ピル(錠剤)型カメラ」と呼んでいます。
個人的にはカメラバーが好きだったのですが、シンプルなデザインに変化しました。

また、Pixel 8aまでは側面の形状も丸みを帯びていましたが、Pixel 9aではPixel 9など上位機種と同様、側面がフラットな形状になっています。

Pixel 9aの重さは185.9g。Pixel 8aの188gより2gだけ軽いです。
実際に手に持ってみると、意外とPixel 9aのほうが軽さを感じます。

Pixel の純正ケースは歴代厚いですが、今回のPixel 9aのケースもやはり若干厚めです。
装着すると、一回り大きくなった感じはします。

純正ケースはカメラ部がくりぬかれているということもあり、横から見ると完全に平らになります。
Pixel 9 Proのようにカメラが大きく出っ張っていると、ケースをつけてもかなり存在感を放ちますが、完全に出っ張らないフラットで使えるPixel 9aはある種珍しい存在になるかもしれません。
画面が少し大きく、明るくなった!
Pixel 9aは、ちょっと画面が大きくなったのが、意外と心地よい感じもします。
Pixel 8aでは6.1インチでしたが、Pixel 9aでは6.3インチとなりました。

画面をつけると、ベゼルの太さも感じますが、そこまで気になる感じもしません。
特に、ダークモードで使っていれば、多くのシーンではあまり気にならずに使えます。

Pixel 9・Pixel 9 Proと同じ画面サイズである6.3インチになったPixel 9aですが、ベゼルの太さの分だけ少し大きいです。

Pixel 9aと同じ価格帯のAQUOS sense9ですが、ベゼルの太さはそんなに変わらないです。
左右はAQUOS sense9のほうが少しだけ薄い気もしますが、

ピーク輝度が2,700ニトと、Pixel 9と同等の明るさまで明るくなっています。
太陽のもとで使ってみても、なかなかに明るいのがいい感じです。
同価格帯のスマホでも、Xiaomi 14T(4,000ニト)・Nothing Phone(3a) (3,000ニト)に次いで明るいです。

ディスプレイは60~120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応しています。
デザインの簡素化でバッテリー容量を増やすとともに、ディスプレイの改善により、電池持ちもより向上しています。
Pixel 9aは、Google Tensor G4搭載!AI機能が便利!

Pixel 9aといえば、やはりAI機能ではないでしょうか。
Google Pixel 9aには、Google Tensor G4が搭載されています。
Google Pixel 9aは、機能にはよりますが多くの機能は通信を必要としない、端末内でのAI(オンデバイスAI)が利用可能です。
文字起こしや通話スクリーニングなどのスマートリプライ、画像を生成できるPixel Studioなど、オンデバイスでも様々な機能を利用できます。

Pixel 6aより搭載されている、ボイスレコーダーの文字起こし機能や、動画・音声などのデバイス内での音声を認識して自動字幕起こし・翻訳機能は、非常に便利です。
Pixel 9aを含むPixel 9シリーズからは、周囲のノイズを消せる「クリアな音声」が搭載され、非常に聴きやすくなっています。

動画でも実際に、背後で電車の走行音を流しながら録音テストしている様子をお届けしています。
なお、上位機種のPixel 9・Pixel 9 Proとは、最近日本語でも利用できるようになったボイスレコーダーの「要約」機能ですが、Pixel 9aでは機能が有効になっておらず利用できません。
このように、上位機種から少しだけ機能が絞られている場合がありますので、注意が必要です。

以前はPixel aシリーズの独壇場だったミドルレンジ(5~8万円台スマホ)のAI機能ですが、Galaxy S24 FEやXiaomi 14T、OPPO Reno11 Aなどだんだん搭載され始めています。
ただし、Xiaomi 14T・OPPO Reno11 Aも、クラウドを使ったAIを使っており、必ず通信が必要となります。
オンデバイスAIに対応している同価格帯のスマホとしては、Pixel 9aのほかにGalaxy S24 FEが挙げられます。
Pixel 9aと同じ価格帯としてはGalaxy S24 FEが競っているように感じます。

Google Pixel 9aでは、クラウドAIとしても、「かこって検索」や「Gemini Live」などのいろいろな機能を利用できます。

Pixel 9aの動作性能は?ベンチマークスコアは確実に上昇!

Google Pixel 9aは、上位機種のPixel 9などと同等である、Google Tensor G4が搭載されています。

ベンチマークスコアの結果としては、AnTuTu v10.4.8にて、総合スコアが114万点でした。
Pixel 8aでも最新アップデート後にグラフィック性能を中心にスコアの向上がみられる、というはなしもあり、Pixel 8aのスコアも102万点となっています。
Pixel 9aは、先代のPixel 8aより10%程度性能が向上しているのがわかります。
なお、同価格帯のAQUOS sense9は59万点と少しおさえめ、Galaxy S24 FEは159万点とPixel 9aより高めです。
同じGoogle Tensor G4を搭載している上位機種のPixel 9 Proは112万点なので、Pixel 9aと同等です。
過去のモデルでは、Pixel Aモデルと上位モデルで若干のスコアの差がある場合もあったのですが、今回はほぼ同等となっています。
通常用途のブラウザ・X(Twitter)などのSNS・動画視聴などはストレスなく使えます。
普通に使う分には、動作面でストレスに感じることはほぼありませんでした。
▲ベンチマークのグラフィック測定の際の描画を動画内でも紹介しているのですが、Pixel 8aではかなりカクつくところがあったところが、だいぶPixel 9aでは抑えられています。
このグラフィック周りの進化は、Pixel 9aではかなり頑張っている印象です。
Pixel 9aは、電池持ちは!?バッテリー容量は過去最大!

Pixel 9aは、5,100mAhのバッテリーを搭載しています。
5,000mAhを超え、過去最大のバッテリー容量を搭載しています。電池持ち命な方は非常に便利です。
また、Pixel 9aは23Wの急速充電に対応しています。
Pixel 8aは18Wでしたので、より急速に充電できるようになっています。ワイヤレス充電も対応しています。

Pixel 9aとPixel 8aを同じように、少し放置多めでたまにカメラ・SNS・ブラウザを使うような運用で、使ってみました。
バックグラウンドの処理がアプリによって少し異なる場合はあったのですが、だいたい電池の減りとしては同等なように感じます。
なお、今回はSIMを挿さず、両方Wi-Fiでの運用で、ディスプレイは60Hz駆動にてテストしています。
Pixel 9aは最大120Hz駆動が可能ですが、120Hz駆動やゲーム利用時など、利用シーンによってバッテリー持ちは変化することをご了承ください。
Pixel 9aは、7年間のアップデート保証!

Pixel aシリーズは、Pixel 8aからOSアップデート・セキュリティアップデートを7年間提供しています。
Pixel 9aも、アップデート保証は7年間と、非常に長いです。
スマホを長い期間使いたい方にはおススメです。
機種変更って、LINEやモバイルSuicaなど使っていると意外と手がかかるので、長期間使える仕組みがあるのは非常にうれしいことです。
今回は、Pixel 9aでは128GBに加え、256GBの容量も国内版でラインナップされています。
長期間使いたい方は、128GBだと早めにいっぱいになる可能性もあるので、できれば256GBを購入しておいた方がいいと思います。
Google Pixel 9aのカメラ、Pixel 8aから進化している?
Google Pixel 9aのカメラは、Pixel 8aから進化しているでしょうか?
Google Pixel 9aのカメラ構成

Google Pixel 9aのカメラ構成は、広角48MP、超広角13MP、フロントカメラは13MPとなります。
Pixel 8aではPixel 7aとカメラ構成は変わりませんでしたが、Pixel 9aでは広角カメラが変わっています。
とくに、Pixel 9aの広角カメラのセンサーサイズは1/2型と、Pixel 8aの1/1.73型よりも小さくなっています。
また、Pixel 9aでは広角カメラによるマクロ撮影が可能となりました。
作例【昼間の風景】
Google Pixel 9aのカメラ作例を、Pixel 8aと比較してみます。


昼間の風景では、細かい緑色・朱色の発色等に若干の違いはありますが、鮮明さなど映りは同等です。


赤系若干薄めに見えるような感じはします。
ナチュラル、といったほうがいいのかもしれません。


望遠性能も観ていきましょう。


風景などの精細さは、Pixel 8aのほうが細かさが表現できているような印象があります。


望遠カメラは搭載されず、広角カメラでのデジタルズームとなるため、望遠ズームはどうしても荒くなります。
が、Pixel 9aのほうが全体的に粗いような印象もあります。
最大8倍までズームできます。
作例【室内】


室内でも、きれいに撮れます。
上記は向こう側に窓がありますが、室内側の船も、窓の外もバランスよくきれいに撮影できます。
続いて、結構暗い環境で少し手前端からライトが照らされた、2枚の着物の写真です。




鮮明さは、ほぼ同等でそこまで変わらない印象を受けます。
撮って出しの明るさとしては、Pixel 9aのほうが少し明るいですね(色調の違いによるのかもしれません)。
作例【食事】


食事のシーンは、Google Pixelは歴代難所ではあるのですが……。
Pixelの全体の傾向として、青っぽく撮れてしまう、という点がありました。
その中でも、Pixel 8aはPixel 7aと比べて青みが抑えられていてちょっと喜んでいたのですが……。
Pixel 9aではその青みが復活してしまいました。


ただし、Pixel 9aのほうがピントは合いやすくなったかな?とも思います。
Pixel 9aは、マクロフォーカスにも対応!
Google Pixel 9aは、マクロフォーカスにも対応しました。


同じ場所から同じように花のめしべ・おしべのあたりを取ってみても、広角カメラできれいに撮影可能です。
Pixel 8aでは同じ位置でもぼけてしまうので、マクロをたくさん撮りたい方にはおススメです。
動画作例
動画作例としては、室内の比較的暗いところと、外での風景・望遠性能を比較しています。
Pixel 9aを使って感じた、Pixel 8aとの違い・メリット・デメリット
Google Pixel 9aを1週間ほど使って感じた、Pixel 8aとの違いをまとめると以下の通りです。

Pixel 9aは、順当な進化を見せており、特に動作性能としては向上しているのがわかります。
他社が行っていたPixel 9aの分解動画ではベイパーチャンバーの搭載も判明しており、重い負荷を長く使いたい場合にも、限度はありますがある程度発熱は抑えられていそうです。
(肌感覚として、熱さは感じますが…)
また、Pixel 9aは、画面もかなり明るくなり、使いやすいのも魅力です。
ストレージに256GBのモデルも登場しているため、よりたくさん写真・動画を撮影する方にとっても心強い味方となるでしょう。
ただし、Pixel 8aのほうが持ちやすく、カメラについてもシーンによってはPixel 8aのほうが鮮明な写真が撮れる印象です。
Pixel 9aが少し高め、Pixel 8aのほうが安いもあり、個人的にはPixel 8aでも十分快適に使えそうだと感じます。
Pixel 9と比べてみると、Pixel 9aでも十分満足できる性能を誇っていると思います。
ぜひ、Google Pixelを使ってみてくださいね!
他社スマートフォンとの比較は、また後日お届けする予定です。
Pixel 9a 価格
Pixel 9a 128GB 【2025/4/23現在】 | NTTドコモ | au | ソフトバンク | Googleストア |
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MNP | 68,860円 (▲11,000) (実質29,260円) | 40,400円 (▲39,600) (実質1,200円) | 79,920円 (実質2,400円) ※スマホ乗り換え.com でさらに10,000pt還元 | 79,900円 |
新規 | 79,860円 (実質40,260円) | 69,000円 (▲11,000) (実質29,800円) | 79,920円 (実質2,400円) | |
機種変更 | 76,560円 (▲3,300※) (実質36,960円) | 63,500円 (▲16,500※) (実質24,300円) | 79,920円 (実質48,000円) | |
キャンペーン | ahamoユーザーは 256GB購入で 10,000pt還元 (5/31まで) ※機種変更は eximoポイ活契約時 3,300円引 | ※機種変更割引 16,500円に増額 (5/31まで限定, マネ活+対象) | ・事前抽選で 5,000円~15,000円 PayPayポイント 必ずもらえる (終了日未定) ・スマホ乗り換え.com にて独自補償OP加入で 10,000円CB | ・15,000円還元 ・下取還元増額 |
購入先 | ドコモオンライン ショップ ahamo公式サイト | au Online Shop | ソフトバンク公式 スマホ乗り換え.com | Googleストア |

Pixel 8aの価格とレビュー
※:ポイ活プランでの契約で割引 (ドコモ:eximoポイ活・ au: マネ活プラン+)

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