こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
4万円台の「OPPO Reno13 A」とともに、久々に登場した約8万円のミドルハイ「OPPO Reno14 5G」。
オパールホワイトの人魚の尾びれのような「マーメイドデザイン」が非常にきれいですし、硬派なあなたにはシンプルながらカメラ部分が幻想的に反射するルミナスグリーンがおススメです。
Dimensity 8350搭載で動作性能もよく、IP69の防水防塵、6,000mAhのバッテリーに最大80Wの急速充電と、満足できます。
特筆すべきはカメラです。
広角50MP・超広角8MPに加え、望遠は3.5倍の光学ズーム・OISい対応した50MPを搭載しています。
7~8万円台スマホとしては3.5倍の50MP望遠というのは貴重!撮れ味も非常によく、機能とカメラを両立したい方にはおススメです。
今回は、OPPO Reno14 5Gを1週間ほどお借りしましたので、実際に使って感じたポイントをレビューしていきます。
商品貸出 OPPO

OPPO Reno14 5Gは、買い!?実際に使って感じたポイント
OPPO Reno14 5Gを実際に使ってみました。率直にレビューしていきます。
背面の「マーメイドデザイン」が美しい…

OPPO Reno14 5Gは、6.6インチサイズのスマートフォンとなります。
同時に発表したミドルレンジ「OPPO Reno13 A」よりは少しだけ小さいですが、非常に使い勝手はいいです。

非常にきれいなのは、オパールホワイト背面の「マーメイドデザイン」です。
背面はマットですが柔らかい光沢をたたえたベルベットガラス加工で、シルクのような手触り。非常に据えb術しています。
OPPO Reno 14 5G、めっちゃ背面綺麗だ!
— MATTU (@sunmattu) June 19, 2025
ほんと人魚みたい! pic.twitter.com/knza8XtIe7
12層構造からなる繊細かつ精巧なテクスチャは、最も細かいところでは20μmの高精度で、鮮やかな光と影を表現しています。
スマホの角度によって、マーメイドの色合いが変わるのも非常に素敵です。
筆者の妻に見せたら「素敵!」と興味津々でした。
もう一色、ルミナスグリーンもあります。
特殊な加工技術により、カメラ周囲が光を柔らかく反射する幻想的なデザイン。
シンプルなデザインの中にもOPPOらしさがあり、非常にそそられます。

OPPOは背面のこだわりがすごいです。
ただただゴージャスな見た目をした安っぽい背面ではなく、実際に触ってみるとわかるのですがこだわりぬいたデザインを追求しています。

ディスプレイの発色も、非常にきれい!
ディスプレイは6.6インチの有機ELディスプレイを搭載しています。

ベゼルも他社の8万円スマホより薄く、ディスプレイの色合いもいいです。
撮影した写真をスマホで見てみても、撮れ味以上にきれいに見えますし、ゲームなど動きのある映像もきれいに表示してくれます。


バッテリーは最大レベルの6,000mAh搭載!最大80Wの急速充電にも対応
OPPO Reno14 5Gは、6,000mAhのバッテリーを搭載しています。
他に採用例があるのはあまりこの価格帯では多くなく、POCO F7 Proと同等です。
5,000mAh付近までのメーカーも多い中、6,000mAhはうれしいところです。

また、OPPO独自のSUPERVOOC急速充電では80W、PPS充電では33Wの充電に対応しています。
前作のOPPO Reno10 Pro 5Gでは80W SUPERVOOCには対応していたものの、多くの充電器でサポートしているPPSでの対応がなかったので、OPPO Reno14 5Gの33W PPSはうれしいです。

なお、OPPO純正の充電器ではないのですが、Ankerの充電器(Anker Prime Charging Station (8-in-1 240w))を接続すると、SUPERVOOC表示になりました!
OPPO Reno14 5Gのスペックを他社と比べると…
7~8万円台のスマホをスペック比較すると、下記の通りです。

CPUにはDimensity 8350を採用しています。
同等のCPUはarrows Alphaでも(Dimensity 8350 Extremeですが)採用されております。
スペックとしては、OPPO Reno14 5Gはバッテリー容量が大きいこと、望遠カメラが強化されておりカメラの撮れ味がいいのがポイントでしょう。
予算8万円まででカメラにこだわる+AIも便利に使いたいなら、OPPO Reno14 5Gです!

OPPO Reno14 5Gのパフォーマンスは?ベンチマーク測定結果
AnTuTuベンチマーク測定結果は、以下の通りです。

AnTuTu V10の測定では、137万点台となりました。8万円のスマホとしては標準程度です。
スマホ | SoC/メモリ | 価格 | AnTuTuスコア |
---|---|---|---|
OPPO Reno14 5G | Dimensity 8350 /12GB | 79,800円 | 1378914 |
arrows Alpha | Dimensity 8350 Extreme /12GB | 8万円台 | 1386512 |
POCO F7 Pro | Snapdragon 8 Gen 3 /12GB | 69,980円 | 2024454 |
Pixel 9a | Google Tensor G4 /8GB | 79,900円 | 1092779 |
Galaxy S24 FE | Samsung Exynos 2400e /8GB | 79,800円 | 1599658 |
カメラやAI性能とのバランスを考えると、なかなかいいと思います。



スピーカー音質は?
OPPO Reno14 5Gはステレオスピーカーも搭載しています。
実際に音楽を流してみました。(動画再生で、スピーカー音質テストのところから再生されます)

【カメラ】8万円スマホには珍しい、望遠が非常に強化されたカメラ!

OPPO Reno14 5Gのカメラは、広角50MP(LYT-600(1/1.9″))、超広角8MPに加え、望遠は光学3.5倍の50MPを搭載しています。
広角もセンサーサイズにしては撮れ味がかなり良く、光学3.5倍という望遠カメラの力の入りっぷりも非常に素敵です。
カメラにこだわりたい方は、OPPO Reno13 AよりOPPO Reno14 5Gのほうが満足できると思います。
晴天下








望遠3.5倍のカメラがなかなかよく、10倍を超えるズームでも意外と劣化が少なくきれいに撮影できています。
(AI等による補正も性能がよさそうです)



室内




3・4枚目の写真は、部屋の中を暗くして撮影してみています。
OPPO Reno14 5GとOPPO Reno13 Aで、かなり撮れ味・テイストが異なっており、OPPO Reno14 5Gのほうがよりきれいに撮れているのがわかります。

夜景








夜景では、光量が少ないこともあるのか3.5倍でも望遠レンズには切り替わらず、広角カメラでの撮影となっています。
10倍の作例では望遠カメラに切り替わりました。


同じところから神奈川県庁を撮影してみています。
壁面のレンガの模様など、OPPO Reno14 5Gはしっかりとれているのに対し、OPPO Reno13 Aはかなりつぶれてしまっています。
OPPO Reno14 5Gも、LYT-600でセンサーサイズは1/1.93″と決して大きくはないのですが、結構映りは頑張っている印象です。
食事



OPPO Reno14 5Gの動画作例
OPPO Reno14 5Gの動画の作例は、レビュー動画内で解説しています。
(再生ボタンで、動画作例のところから再生します)

「OPPO AI」で使える機能が強い!Pixel・Galaxyと肩を並べる!
OPPO Reno14 5Gは「OPPO AI」を利用できます。
7~8万円台のスマホとして、Pixel 9a・Galaxy S24 FEとも同等の機能を使えます。
主要AI機能をPixel・Galaxyと比較してみると…
主要AI機能をAIとして優位なPixel・Galaxyと比較してみました。
OPPO Reno14 5Gと同価格帯のGalaxy S24 FE・Google Pixel 9aと比較してみています。

OPPO Reno14 5Gは、Pixel 9aとも非常に肩を並べられるようなAI機能をたくさん利用できます。
Googleの「かこって検索」「Gemini」「Gemini Live」などももちろん利用可能です!
なお、OPPO AIは端末内で演算するオンデバイスAIではなく、クラウドベースのAIとなります。
GalaxyやPixelは、クラウド処理が含まれる機能もありますが、オンデバイスAIをメインに据えているため、オンデバイスかクラウドかで少し異なります。
▼YouTubeでも、実際にAI機能をたくさん解説しています!
【画像編集】AI消しゴムで、不要なものをさっぱり消せる!
AI消しゴムの機能では、映り込んでしまったほかの通行人や建物など、要らないものはきれいさっぱり消せます。

GalaxyでもAI消しゴムはオンデバイスできれいに消せますが、OPPO Reno13 Aもクラウド処理ながら非常にきれいな仕上がりです。
Pixelも消しゴムマジックの機能は同様なのですが、ちょっと仕上がりはあと一歩なんですよね。
かなりきれいに消せるのは驚かされます。
【画像生成】AI Studioで、自分や友人を変身させよう!
※OPPO Reno13 Aでの生成を掲載しています。OPPO Reno14 5Gでも同じく利用可能です。

AI Studioでは、自分の写真をアップロードすることで簡単に変身することができ、海外旅行やタイムスリップしたような世界観を味わうこともできます。

どことなく面影が残っていて、面白いです。

筆者の顔で女性に合成してみたら、私の妹のような顔になりました。面白いです…!
【AI再構成】画角や色味を自動的に調整できる!
撮影した写真の画角が少し微妙な場合や色を自動的に修正したい場合には、「AI再構成」を利用することもできます。

AI再構成では、画角を大きさごとに自動で切り分けたり、色の調整も好みなものに選ぶことも可能です。
これはOPPO Reno14 5Gに搭載されており、OPPO Reno13 Aではお借りした時点では利用できませんでした。

【文章生成】AIライターで、書きたいことを自動生成!「詳細化」で字数稼ぎも安心

「AIライター」の機能では、書きたいことを端的に入力して、テイストを選択すれば、いい感じに自動生成してくれます。
これが短いな、と感じたら、「詳細化」を選んでみましょう。

どんどん話題を膨らましてくれるので、長めに書かなければならない場面でも簡単に文章を生成できます。
最後に人間がチェックをする必要はあるとは思いますが、かなりいい感じでまとまってくれています。
【テキスト】AIで要約してくれたり、読み上げてくれる機能も!

その他、ブラウザにてAIサマリーをすると、表示しているページをAIで要約してくれる機能もあります。
また、音読してくれる機能もあり、かなり機能は多岐にわたります。


総評:OPPO Reno14 5G、カメラ・AI・スペックのバランスが絶妙にいい!

OPPO Reno14 5Gを使って感じたのは、7万円台のミドルハイとしては非常にバランスのいいスマホに仕上がっています。
他社では、動作に振り切ってカメラが微妙なスマホも多く見かけますが、OPPO Reno14 5Gはカメラも細かさと望遠の強さもあり、同価格帯のスマホよりきれいに撮れる印象があります。
AI機能も、OPPO Reno13 Aよりさらに使える機能も増えていますし、充電は33W PPSにも対応しバッテリーも6,000mAhの大容量!
電話もOPPO製の緑の電話アプリが搭載されており、自動通話録音にも対応します(録音時、相手に「録音している」胸のアナウンスは流れます)。
これだけバランスのいいOPPO Reno14 5Gですが、デメリットはやはりおサイフケータイ(FeliCa)が搭載されていないことでしょう。
ただし、Pixel WatchやGalaxy WatchでもSuica・PASMO・iD・QUICPay対応のものは増えていますし、PASMOでは定期券も使えます。十分に代用が効くでしょう。
OPPO Reno14 5G、かなり8万円の競合スマホとも張り合えるスマホに仕上がっています。
ぜひ使ってみてくださいね!





