こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ASUS Zenfone 12 Ultraがついに登場しました。
Snapdragon 8 Eliteを搭載し、最新のAI機能をふんだんに搭載!ドキュメントやWebページを要約したり、録音データの文字起こし、かこって検索、Geminiなど便利な機能を利用できます。
スペックも抜群で、動作性能は非常に高めです。
カメラは、メインカメラに6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー4.0に進化して搭載!±5°に広がり、より手振れに強いカメラに進化しています。
被写体に追尾するAIトラッキング機能はインカメラでも利用でき、非常に便利です。
今回は、ASUS Zenfone 12 Ultraを発売前に先行でお借りできましたので、実際に2週間使って感じた魅力をレビューしていきます。
商品貸出:ASUS JAPAN株式会社

ASUS Zenfone 12 Ultraを使って感じた魅力!
Zenfone 12 Ultraの外観
Zenfone 12 Ultraの外観は、少し丸みのある暖かいフォルムです。

背面のデザインはPCの「Zenbook SORA」のように中央に「ASUS Zenfone」と書かれています。

Zenfone 11 UltraとZenfone 12 Ultraを比較すると、大きさはほぼ同等ですが、ライトの位置が少し変わり、カメラバンプの大きさが多少変わっています。
Zenfone 11 Ultraまでは、背面がライトカラーでも側面が黒という構成が、最近のZenfoneらしい色合いかなとも思いましたが、Zenfone 12 Ultraはよりカラーに統一感が出てきています。

お借りしたのはセージグリーン。
淡い緑色で、なかなか好みです。

台湾のASUS Storeにて、サクラホワイトとエボニーブラックも観てきました。


サクラホワイトは結構素敵で、側面はシルバー、背面はほとんどホワイトではありますがほんのりとサクラっぽさも感じるカラーリングです。


エボニーブラックは、しっかりと黒色。漆黒な感じがかっこいいですね。


eSIM搭載!物理Dual SIMでも、物理SIM+eSIMとしても使える!

今回のASUS Zenfone 12 Ultraでは、SIMスロットは下面にデュアルで搭載されています。
SIM2枚を挿入して物理SIM+物理SIMのDual SIMを使うことが可能です。

さらに、設定画面には、物理SIMとeSIMの切り替え設定があります。
SIM2とeSIMを切り替えることで、物理SIM+eSIMでのDual SIMで運用することも可能です。
eSIMも日本国内でかなり浸透してきたので、eSIMが使えるのは非常にありがたいですよね!

なお、USBポートはROG Phone 9と共通化され下面左側によっています。
側面は、右側面に音量ボタン・電源ボタンが配置されています。

Snapdragon 8 Elite搭載!パワフルな動作性能がすごい!
ASUS Zenfone 12 Ultraは、Snapdragon 8 Eliteが搭載されています。
最新のフラッグシップSoCを搭載しており、動作性能も抜群です。

AnTuTuベンチマークでは、266万点と非常に高得点をマークしています。
ベンチマークを回した後は結構筐体が熱くなりました。より長時間ゲームを楽しみたい方は、ROG Phone 9シリーズにしたほうが、外付けのAeroActive Cooler Xも使えて安心して快適に使えるかもしれません。
通常利用の動作も非常に快適で、もたつきなどは当然全く感じません。


AI機能が非常に充実!AIドキュメント要約・記事の要約など、新機能も!
ASUS Zenfone 12 Ultraでは、Snapdragon 8 EliteのオンデバイスAIの実力とASUSのカスタマイズで、非常にAIが充実しています。

たくさんのAI機能がありますが、その中でもうれしいのが新しい「AIドキュメント要約」「AI記事の要約」です。
AIドキュメント要約
AIドキュメント要約は、対応するドキュメントを選択すると「要約」ボタンが出てきます。
タップすると、数秒で要約を作成してくれる機能です。

今回は、このASUS Zenfone 12 Ultraのスライド形式の製品資料を要約させてみました。
word文書形式ではないですが、しっかり要約できています。内容も正しく、要点も抑えてあるのが非常に好印象です。
AI記事の要約
AI記事の要約は、ブラウザアプリで該当記事を表示させて、共有ボタンを押すと「AI記事の要約」ボタンが出てきます。
選択すると、数秒で要約を生成してくれる機能です。

この機能では、以前のROG Phone 9のレビュー記事を要約させてみています。
こちらも、しっかり要約できていますね!
長い記事でもこのように簡潔に要約できるので、非常に便利そうです。コピーしたり、ほかの人に共有することも可能です。
AI文字起こし

音声レコーダーではボイスレコーダー機能として録音する際に、リアルタイム文字起こしができます。
また、録音完了後には、話者の識別ができるようになりました。
話者は3人+その他で識別し、絞り込み表示もできるようになります。

AIの各機能は、クラウドベースを使うか、端末上でローカルに使うかを変更できます。
ローカルのみで利用することも可能です。

LINEも含めて自動通話録音できる!
ASUS Zenfone 12 Ultraでは、純正の通話アプリと、SNSのLINE・WhatsApp・WeChatにて、自動通話録音ができます。
ビジネスなどでも欠かせない自動通話録音機能ですが、日本人の多くが使っているLINEでも使えるのは非常に便利です。

録音したデータはボイスレコーダーアプリにて文字起こし等も可能で、非常に便利です。

また、通話翻訳もできます。
通話中に外国の方と話す際、翻訳機能を使って母語同士で会話できます。


音質もこだわりを!空間オーディオ機能「Dirac Virtuo」にも対応

Zenfone 12 Ultraは3.5mmのイヤホンジャックを搭載し、イヤホンでは有線・ワイヤレスともにハイレゾを楽しむことができます。
Dirac Virtuoに対応し、すべてのヘッドホンで空間オーディオを楽しむことができます。
スピーカー音質としては普通な感じで、どちらかというとイヤホンを重視する方におすすめです。

手振れに強い広角カメラ!Zenfone 12 Ultraはさらに進化!
Zenfone 12 Ultraは、カメラも非常に進化しています。
広角カメラは6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーが4.0に進化!

ASUS Zenfone 12 Ultraは、広角・超広角・望遠の3眼構成です。
超広角は13MP・望遠は32MPの3倍ズームで、広角は50MPのSony LYTIA 700が搭載されています。
広角レンズはロスレス2倍ズームにも対応しています。
さらに、広角カメラは6軸のジンバルモジュールを搭載。
光学式手振れ補正の角度が3度から5度に広がり、先代モデル比で66%向上しています。
下の動画でも、手振れの精度を検証していますが、画面中央にスタビライザーガイドを表示させた場合も、中央の球が円の中に収まりやすい印象を受けます。
実際に走ってみていますが、かなり手振れは効いている印象です。
一方、一番強い手振れ補正モードのHyperSteadyは4K動画では撮影できず、FHD以下での録画のみとなります。
また、4Kにしてしまうと、望遠カメラでの録画ができないのは前作同等です。ここが改善されるとよりいいな、と思います。

インカメラも明るく高画質!新機能「AIトラッキング」はインカメラでも対応!

Zenfone 12 Ultraのインカメラは、32MPでRGBWの画素配列となり、明るく高画質です。
また、被写体を認識して画面の中心に配置した動画を撮影できる「AIトラッキング」モードも今回搭載されています。

AIトラッキングモードと似た機能は、Sony Xperia 1 VIIでも搭載されているのですが、インカメラでも撮影できるのが魅力です。
実際にインカメラで撮影した動画は以下の通りです。
一方、アウトカメラの場合は、全身が映らないといけないという制約があります。
Zenfone 12 UltraのAIトラッキングモードは、インカメラのほうがとりやすいのかもしれません。

Zenfone 12 Ultraの写真作例
昼間の風景






比較的きれいに撮影できています!
望遠域はざらつきのある場面もありますが、3倍以下はなかなかいい感じです。




夜景




広角カメラでは結構きれいな写真を撮影できます。
超広角は少し色味が変わるかな?と思うのと、望遠は荒くなりがちです。

食事




Zenfone 12 Ultraの食事のシーンは、他社に比べると忠実な感じではあります。
シーンによってはもう少し鮮やかな感じが欲しい場合もありますが(赤が弱いような気がします)、繊細な撮影は可能です。

動画の作例
夜景動画の作例も撮影しております。
レビュー動画内で紹介しています。

Zenfone 12 Ultraの独自の進化が面白い!機能が充実、便利に使える!
ASUS Zenfone 12 Ultraをレビューしました。
ASUSは特に機能の充実を重点にしている印象で、ドキュメント要約・記事の要約など、AIの進化が便利です。
自動通話録音・文字起こしなど、ユーザーのほしい機能も搭載してくれているのがいいですね。
また、Windowsとの連携で、アプリをPC画面上に表示・操作できますし、エッジツールなど多彩な機能を利用できます。
もちろん、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応、Zenfone 12 UltraではeSIMにも対応するなど、使い勝手としては非常に強いと思います。
価格は15万円程度で、競合他社と比べるとカメラについては少し弱めな印象もあります。
手振れ補正が使えるジンバルスタビライザー機能は便利ですが、特に望遠域は少し弱めです。
ゲームに関しても、動作性能としては非常にいいですが、長時間プレイしたい場合はROG Phone 9を選んだほうがいいかもしれません。
ASUSらしい進化を遂げていると感じています。
ぜひ、Zenfone 12 Ultraを使ってみてくださいね!


コメント