こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
コンパクトな縦折りスマホGalaxy Z Flipシリーズも、新製品の「Galaxy Z Flip7」が登場しています。
Galaxy Z Fold7と同様に少し薄くなっただけでなく、カバー画面が大きくなり、ついにカメラを飲み込みました!
大きくなったカバー画面でよりアプリも見やすく、カバー画面でGeminiも使えるので、とじたまま使うのにも便利。
自撮りもより使いやすくなりました。
SNSに没頭したいときや大画面で確認したいときは、大きなメイン画面でも確認できます。
カバー画面もメイン画面も、同じ幅で使うことができることもあり、非常に快適に行き来しながら操作できます。
今回は、Galaxy Z Flip7を一週間先行でお借りできましたので、実際に使って感じたポイントをレビューしていきます。
商品貸出:Samsung Japan

コンパクトで使いやすいGalaxy Z Flip7が、より大画面でつかいやすくなった!
Galaxy Z Flip7は、スマホのサイズも少し大きくなり、カバー画面も大型化して使いやすくなりました!
Galaxy Z Flip7は、薄く大きく!
Galaxy Z Flip7は、縦折り型のフォルダブルスマートフォンです。
ドラマ効果もあって、非常に人気があります。

今回のGalaxy Z Flip7は、第一印象はやはり「カバー画面が大きくなった!」でしょう。
Galaxy Z Flip5・Flip6と、カバー画面にはフォルダーの形をした3.4インチが採用されていましたが、今回Galaxy Z Flip7では4.1インチとかなり大きくなっています。
画面のなかにカメラをも飲み込む、非常にインパクトのあるディスプレイになりました。

ベゼルもかなり攻めていて、カバー画面では1.25mmとこれまでで最も狭くなっています。

また、メイン画面も6.9インチと大型化しました。
Galaxy Z Flip7は、大きさも少し大きくなり、代わりに厚さ6.5mmと薄くなっています。

折りたたんだ時の厚さは13.7mmと、Galaxy Z Flip6の14.9mmより少し薄くコンパクトになっています。

印象的なカバー画面、Geminiも、Now Briefも使えて、よりなんでもできるように!
Galaxy Z Flip7のカバー画面の大型化によって、よりいろいろ便利に使えるようになりました。

Geminiは閉じた状態でカバー画面で利用可能になっています。
また、カバー画面についているメインカメラを使った、視覚情報と合わせたGemini Liveを利用可能です。
「パーティがあるんだけど、この2つの服、どっちを着ていったほうがいい?」と、服の詳細について言葉で説明しなくても、カメラの情報を使ってGemini Liveでは判別できるようになりました。

また、Samsung Notesやカレンダーなどのサムスン製純正アプリとも連携されますので、非常に便利にGemini Liveを利用可能です。

また、Now Briefもロック画面上に表示されるようになっています。
Galaxy Z Flip7を開かずに、天気や交通情報・この後の予定など、カバー画面のまま必要な情報をすぐに判断できます。
Now Briefは、Galaxy Z Flip7にこそ活きる機能なのかもしれません。

カバー画面でアプリは使える?文字入力は快適?

Galaxyスマートフォン独自のアプリストア「Galaxy Store」に「Good Lock」という準公式カスタマイズアプリがあります。
このなかのMultiStarをインストールして、好きなアプリをチェックすれば、そのアプリをカバー画面で操作できます。


任意のアプリを入れられる!
カバー画面は大型化しており、カメラ部分も画面の一部になっています。
カバー画面にアプリ表示中は、下部に表示エリアのアイコンが表示され、全画面表示・カメラ部を除いた部分の表示、縦長の表示を切り替えることができます。

アプリによっては画面下部にボタンが配置される場合がありますが、カメラ部にかかる場合もあります。
表示を切り替えながら使ってみるといいでしょう。

メイン画面でGboardなど他社文字入力アプリを設定していても、カバー画面での文字入力はSamsungキーボードのみとなります。
通知もカバー画面で確認!LINEは既読をつけずにメッセージを確認できる

今までのGalaxy Z Flipシリーズと同様、通知もカバー画面でちゃんと確認できます。
指紋などでロック解除したら、左側へフリックすると通知一覧が表示されます。

LINEは便利な機能>ラボの「カバー画面で表示する」に設定しなければ、既読をつけずに複数のメッセージを確認することが可能です(MultiStarのほうでLINEを入れている場合も、上記写真左側の既読をつけずにメッセージ確認可能)。
返信候補もその下に表示され、返信をすれば既読になりますが、シーンによって既読をつけずにとりあえず確認しておきたい場合にはカバー画面での確認が便利です。


カメラで自撮りがより便利に!カメラ倍率を切り替えると、カメラの周りをエフェクト表示!
Galaxy Z Flip7はカバー画面側にメインカメラがついているため、メインカメラで自撮り撮影する際も簡単に撮影ができます。

電源ボタンを2度押しするとカメラアプリが表示されますので、手のひらをかざすだけですぐに撮影できます。

また、カメラの倍率を変えたいときには、利き手によって倍率ボタンの位置を左右に変更することもできます。

倍率を変えると、カメラの周りにエフェクトで教えてくれます。
切り替えたタイミングのみエフェクトが出てくるので(複数人で自撮りする際にもわかりやすいので、ずっとついていてくれてもいいとは思うのですが)、エフェクトがかかったほうのカメラを見つめれば、カメラ目線で写真を撮れます。

晴天下で写真を撮りたいときも、2600ニトの明るいディスプレイで画面の見やすさもばっちりです。
Samsung DeXにも対応!PCを持ち運ばずに、外出先でもPCを使える!?

Galaxy Z Flip7は、Samsung DeXに対応しています。

こんなにコンパクトにたためるスマートフォンなのに、外部ディスプレイやXREAL One Proなどを挿せば、ディスプレイ上でPCモードを利用できます。
ちなみに、閉じた状態でもSamsung DeXは利用可能ですが、カバー画面ではタッチパッドは利用できないようです。
Bluetoothキーボード・マウスなどをお持ちであれば、閉じた状態でも省スペースで使えます!

Samsung DeXは21:9のウルトラワイドディスプレイにも対応しており、Galaxy Z Fold7などでは21:9のウルトラワイドモニターでも使えますが、Galaxy Z Flip7の場合は16:9までの対応となります。

Galaxy Z Flip7の動作やカメラは快適?
Galaxy Z Flip7の動作や、カメラは快適でしょうか?チェックしていきましょう。
Galaxy Z Flip7のスペックまとめ
項目 | Galaxy Z Flip7 | Galaxy Z Flip6 | Galaxy Z Flip5 |
---|---|---|---|
大きさ | 166.6×75.2×6.5mm (折りたたみ時13.7mm) 188g | 165×71.9×6.9mm (折りたたみ時14.9mm) 187g | 165×71.9×6.9mm (折りたたみ時15.1mm) 187g |
メイン画面 | 6.9インチ FHD+ Dynamic AMOLED 2X 2600ニト 120Hz | 6.7インチ FHD+(2640×1080) Dynamic AMOLED 2X 120Hz | 6.7インチ FHD+(2640×1080) Dynamic AMOLED 120Hz |
カバー画面 | 4.1インチ Super AMOLED (ベゼル1.25mm) 120Hz、2600ニト | 3.4インチ Super AMOLED 720×748 | 3.4インチ Super AMOLED 720×748 |
CPU | Exynos 2500 | Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy |
メモリ(RAM) | 12GB | 12GB | 8GB |
ストレージ(ROM) | 256GB/512GB | 256GB/512GB | 256GB/512GB |
メインカメラ | 50MP+12MP | 50MP+12MP | 12MP+12MP |
フロントカメラ | 10MP | 10MP | 10MP |
バッテリー | 4,300mAh 超急速充電対応 ワイヤレス充電 | 4,000mAh 超急速充電25W対応 ワイヤレス充電 | 3,700mAh 超急速充電25W対応 ワイヤレス充電 |
歴代、Galaxy Z Flipシリーズは、Foldシリーズと同様にSnapdragon 8シリーズを採用していました。
今回のGalaxy Z Flip7では、Exynos 2500を採用しています。
動作は快適?ベンチマーク測定結果
AnTuTuベンチマークとGeekBenchの測定結果を示します。

AnTuTuベンチマークでは何回か試しましたが、150万点には届かない程度になっています。
※発売前の評価機のため、発売版とスコアに差がある可能性があります
GeekBench 6のベンチマークでは、GPUのスコアがGalaxy Z Fold7の16876を超えています。
アプリの相性によっては、快適にゲームを楽しめそうです。

Galaxy Z Flip7のカメラ構成

Galaxy Z Flip7のカメラは、カバー画面側にメインカメラ50MP、超広角カメラ12MPがついています。
メイン画面側にフロントカメラ12MPもついています。
カメラの隣に画面がついているため、自撮りも簡単に取れるのが特徴的です。
Galaxy Z Flip7のカメラ作例
Galaxy Z Flip7のカメラ作例もいくつかご紹介します。
風景






望遠カメラは搭載していないため、望遠域では50MPの広角カメラをデジタルズームされています。
AI等による補正も相まって、結構映りはいいです。



自撮り


室内






食事






夜景・暗めの場所



Galaxy Z Flip7を使って感じたポイント
Galaxy Z Flip7を使って感じたポイントをまとめると、
- カバー画面が大きくなり、より便利に使えるようになった!
- Gemini LiveやNow Briefなど、カバー画面だけで完結するAI機能が増えた!
- 自撮りもメインカメラで、簡単にきれいに!
- 本体がより薄くなり、開いた時のメイン画面も操作しやすくなった!
- Samsung DeXにも対応!外部ディスプレイやXREAL One Proとのセットで、PCを持ち運ばずにPCモードを使える!
他のスマホと異なり、縦折り型のGalaxy Z Flip7はカバー画面が特徴的です。
カバー画面自体も大きくなっただけでなく、以前のモデルでは操作するたびに開く必要があったのが、Galaxy Z Flip7はGemini LiveやNow Briefなど、カバー画面だけでも完結できるように工夫できているのが非常にいい感じです。
また、カバー画面で自撮りが簡単に撮れたり、通知だけでなくアプリも画面が大きくなって見やすくなったりと、よりFlipデバイスの恩恵を受けられます。
ぜひ、縦折り型Galaxy Z Flip7の上記のポイントを魅力に感じる方は、ぜひ使ってみてください!


