こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ファーウェイ様にご招待いただき、2025年4月7日から10日の三泊四日で、中国・深圳と郊外の東莞にある、ファーウェイ中国本社・ヨーロッパタウンの見学をすることできました!
現在日本ではスマートウォッチ、イヤホンや法人向け基地局などを中心に展開しているファーウェイですが、異次元の規模を持つオフィス・開発環境に脱帽せざるを得ないほどでした。
今回は、ファーウェイ中国本社・ヨーロッパタウン・ファーウェイフラッグシップストアの見学の様子を中心に、皆さまにご紹介したいと思います。
取材協力:HUAWEI
ファーウェイ中国本社、異次元の規模だった…

今回はファーウェイ中国本社の見学を中心にご紹介します。

羽田から約5時間、深圳空港に降り立ち、そこからバスで約1時間。
繁華街を超えて、ファーウェイタウンにやってきました。
▼動画でも紹介しています
深圳・ファーウェイ中国本社の周りは「ファーウェイタウン」!

道路の標識にもフォックスコンとともにファーウェイの文字。

この一帯はファーウェイのロゴや文字が目白押しで、ファーウェイの敷地の広さがうかがえます。

新入社員の寮なども密集していて、周りにお店もたくさんあるのでほとんどファーウェイ地区から出ずに過ごすことができるとのことです。

今回宿泊したホテルもファーウェイが運営しており、なんと高層25階建て!

部屋も非常に広く、規模がすごすぎます。

ファーウェイ中国本社は、緑色のガラス張り高層ビルです。

ロビーに入ると、芸術品の数々。これら、CEOが買い付けて展示しているのだとか!


今回、中国本社ではセミナーを受けていたのですが、昼食では社食に行きました。
社食とは言いますが、レストラン棟があり、中が非常に豪華。日本食を含む数店舗が入っていました。

通されたのはビュッフェスタイルのレストラン。
お寿司やお刺身も数多く並んでいて、非常においしかったです。


東莞には、スポーツを研究する「ヘルスラボ」!
深圳からバスで一時間行った東莞には、ヘルスケアラボの研究所があります。

ファーウェイには、東莞のほかに西安(シーアン)、ヘルシンキの3か所にラボがあります。

極限の環境でもリアルタイムでからだの計測ができるよう、山の上のような高所を再現した計測室があります。

ランニングなどスポーツの環境でも他社などの製品との精度比較も行っています。
胸の下あたりにつける高精度な心拍計と、HUAWEI WATCH GT 5 Proの精度比較の実験も行われていますが、かなり正確にトラッキングできていますね!


HUAWEI WATCH GT 5 Proとの精度比較
陸上のトラックや、ランニング、卓球、スイミング、ボルダリング、バスケ、射撃など、様々なスポーツを研究・精度向上を追求し続けています。



至近ファーウェイが力を入れているゴルフも。
同行していたプロゴルファーでYouTuberの菅原大地さんも、ラボのシミュレーションゴルフを体感していました。

ヨーロッパの街並みがまぶしい、ファーウェイ松山湖キャンパス
ファーウェイヘルスケアラボにほど近い、もう一つのファーウェイの拠点であります、東莞のファーウェイ松山キャンパスに移動しました。
ヨーロッパの街並みというのは聞いてはいましたが、想像を遥かに超えていました。
▼動画でも、ヨーロッパの街並みをご紹介しています
フランス国会図書館を再現した、ファーウェイの図書館

最初に案内されたのは、図書館。
フランス国会図書館を再現し、資材もフランスから持ってきたとのこと。

中の図書館の迫力がすごすぎます。
楕円形の形をした屋根もすごく、歴史に影響を与えた16の都市を刻み、その間を学問が結んでいます。


蔵書は中国語7万冊、外国語4万冊の合わせて11万冊。


日本の葛飾北斎の富嶽三十六景もありました。

デスクもフランスからテーブル、皮のマット、電灯など輸入してカスタマイズ。
PCも使えるように少し低くしているといいます。
視界に映る、すべての景色がヨーロッパ!

そして、図書館から見える街並みはトレーニングセンター。
新入社員研修や、海外赴任・帰国・昇進の際にもここにきて研修を行うそうです。

モンサンミッシェルのようなお城の手前には「日本橋」があります。

現代の東京・日本橋ではなく、江戸~明治初期まで使用されていた、中央がふくらんだ太鼓橋を模しています。

このお城の麓でお昼をいただき、図書館と日本橋をバックに休憩。
完全に中国とはまた違う異国にしか見えません。

別の地区では、川沿いにお城という、ハリーポッターのホグワーツ城のような構成の景色が非常に印象的。
湖畔にローマのコロッセオをイメージした広場があり、中心に立って手を叩いたり声を発するとめちゃくちゃこだまします。

お城をかたどったアイスも発売されていました。

オフィスエリアには、電車が3路線も!

さらに、松山キャンパスのオフィスエリアは電車も走っています。
無人運転もできる仕様になっており、通勤やキャンパス内の移動に使えます。

電車もファーウェイの充電技術を使っていて、2駅ごとに充電ができるとのこと。

4線あり、最長路線は一周37分かかるそうです!
地下駅もあれば、橋もあったりして、本格的すぎます。

オフィスエリアも、地区ごとに国・都市のモチーフが異なり、いろいろなヨーロッパを再現した街並みが広がっています。
電車に乗っていると個人的には世界一周した気分です。


就労環境がうらやましい…なんでもある!

レストランやコンビニもあちらこちらにあります。セブンイレブンや、ファミリーマートも!

また、終業後は社食も混みあうのですが、残業をしている方向けに、一定額分の夜食を会社が出してくれる制度もあり、あちらこちらに屋台のようなブースに軽食が置かれていました。


敷地内で社宅を分譲していて、勤続年数などの条件もありますが周辺地域よりかなり安く購入できるんだとか!
ジムなども充実していて、こちらも敷地内でほぼ過ごせるくらいです。

キャンパス内は電車か徒歩での移動で、車は専用の駐車場に止めるため、ほぼ車の姿を見ることはありません。
めちゃくちゃ就業環境いいですね!
私は以前、地方の製鉄所のエンジニアとして働いていたので、構内の広さとか企業城下町の住環境は似ているかな?とか一瞬思ったのですが、とにかく街並みがきれいすぎてこれだけでテンションが上がります。

毎日仕事したくなりますよね…土日は家族への開放もあるらしいです。
日本で未発売の製品もたくさん!深圳・ファーウェイフラッグシップストア
深圳の市街地にあるファーウェイフラッグシップストアの見学にも、行きました。

こちらは東莞ではなく、深圳の中心地ですが、かなり広い公園のような敷地に開放的なストアとなっています。

▼動画でもスマホなど詳しく解説しています
まるで、ディーラー!?入口のクルマが印象的

入口をくぐるとまず車がドーン!
シャオミも車を作っていますし、中国メーカーは各社乗り物にも非常に積極的です。

車の中は革張りだったり、コックピットが画面で並んでいたりと、高級感がすごいです。

実は、フラッグシップストアだけではなく、他のショッピングモールにあるファーウェイストアにも車が展示されていて、非常に力が入っていることがわかります。

スマホもたくさん発売中!3つ折りのHUAWEI Mate XTや2つ折りのHUAWEI Pura X、カメラ最強のHUAWEI Mate 70 Pro+まで!
日本では近年出ていないスマートフォンもたくさん並んでいます。
HUAWEI Pura X
Androidと決別した、最新のHarmony OS Nextを載せた話題のスマホHUAWEI Pura X。

背面がカラフルな典蔵版が2色、通常版も3色用意されています。
典蔵版のほうは、INFOBARっぽさもあり、肌触りも抜群。

二つ折りながら、開いたときの大きさが少し横長の16:10で、面白いですよね!


私MATTUのブログも表示させていますがこんな感じ、二分割でも使いやすそうです。

ほかのHUAWEIスマートフォンに写真を送るとき、送る側で手をかざしてグーにして、受け取る側で手をパーにすると写真を映せる、マジックのような映し方もできます。
なかなかに面白いです。
▼ハンドパワーを試したシーンは、動画でもご覧いただけます
3つ折りのHUAWEI Mate XT
話題の三つ折り「HUAWEI Mate XT」ももちろん展示がありました。

やっぱりたまりませんよね!!ロマンがすごい。

3つ折り10インチでも、1つだけ折って8インチ程度のサイズで使うこともできますし、カメラで自撮りもできます。
カメラも最強で絞りも搭載されていますし、めちゃくちゃ強くて応用力もありますよね。

日本人に取ってみると、Androidアプリを入れられない(※)、システム言語として日本語がまだないのはデメリットではありますが、めちゃくちゃそそられます。
(日本語入力はできるようです)
※深圳で発売されているファーウェイスマートフォンは大陸版で、グローバル版ではありません。
グローバル版はHarmony OS Nextではなく、AndroidベースのEMUI14.2が搭載されています。
HUAWEI Mate 70 Pro+

カメラも強いMate 70 Pro+も展示がありました。

望遠は光学4倍ズームが搭載されています。10倍ズームでも非常にきれいで、なかなか完成度が高そうです。

iPhoneやGalaxyより正確なカラーをセンサーで検知し記録できるデモも行われました。
目で見るカラーとHUAWEI Mate 70 Pro+に映っている色が同じすぎて、非常にびっくりしてしまいました。

正確な色味を検知するセンサーが搭載しており、私の手持ちのGalaxy S25 Ultraと比較することができました。
だいぶ色が違いますよね。
画面に映る色と、下のカラーの違いに驚きます。
HUAWEI Eyewear 2は日本未発売のフレームも!テレビやイヤホンまで!
私も愛用しているHUAWEI Eyewear2も、日本では発売されていないフレームもあって、非常に興味深いですね。
逆に、私が現在つけているHUAWEI Eyewear 2のボストン型フルリムについては、店頭には並んでいませんでした。
(中国版のHPにもないので、中国では発売されていないっぽい?)

ファーウェイはテレビも発売しています。
リモコンを銃に装着して遊べる、シューティングゲームを体験することができました。

もちろん、スマートウォッチやタブレット・PCなど、様々な製品が発売されていました。

自分の目で見てわかる、ファーウェイのすごさ

ということで、今回は、なかなか明かされることの少ない、ファーウェイの中国本社と、松山湖キャンパスの見学を中心にお届けしました。
また、日本で主に個人向けに展開しているのはスマートウォッチ・イヤホンなどのウェアラブルではありますが、とくにスマートウォッチのヘルスケア機能への投資がものすごいです。
私自身もHUAWEI WATCH GT 5 Proなど日常的に使っていますが、非常に使いやすいです。健康トラッキングの精度向上の裏側を垣間見れて、驚きの連続でした。
(技術的なお話もうかがっていますが、後日改めて公開します)

グローバル向けにもスマートフォンやクラウド、基地局など展開していますが、正直、スケールがすごすぎます。
研究開発拠点でこれだけの敷地、資金を投じて、テクノロジーを築きあげているのはすごいです。
ぜひ、今後も出てくるファーウェイの製品にも注目してみてください!




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