こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ASUSから、Wi-Fi 7 対応新型ゲーミングルーター「TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)」が国内発売されます。
Wi-Fi 7とトライバンド対応(2.4GHz・5GHz・6GHz)に対応し、定価34,920円を実現しています。
有線接続はすべてのポートが2.5GHzで構成され、速さを求める場面では役立ちます。
Wi-Fi環境では、複数の帯域で接続できるWi-Fi 7の「マルチリンクオペレーション」も利用できます。
ゲーミングに特化した3つの機能も提供されます。
ポートによるアクセス制限が起きないよう、選択したゲームプロファイルに応じてポートを開放するOpen NAT。
アプリで有効化してゲーム中のスマホを優先しPing・レイテンシーを減少させるモバイルゲームモード。
専用ポートへの有線接続でゲーミングパケットの処理を優先するゲーミングポート。
このようなうれしい機能で、ゲーマーにもうれしい勝てるルーターに仕上がっています。
ASUSらしい、IoT向け・子ども向けなど、複数のネットワークを作成できます。
また、VPN接続と通常接続を同時に並列させることも可能。非常に多機能なルーターに仕上がっています。
今回は、ASUS TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)をメーカー様より商品提供いただき、実際に使って速度測定しています。
使い勝手をチェックしながら、買いか?見ていきましょう。
商品提供 ASUS JAPAN
トライバンド対応ゲーミングルーター「TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)」は買い?実際に使って感じたポイント
それでは、TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)を見ていきましょう。
TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)の外観

TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)は、ASUS TUF Gamingブランドのゲーミングルーターです。
今までのTUF Gamingルーターを継承した、外付けアンテナが6本ついたモデルとなっています。

ルーター内には左右に空洞があり、意外にもコンパクトに見えるのがおしゃれです。
正面手前側にステータスを確認できるランプが配置されています。
付属品としては、電源ケーブルとLANケーブル1本が付属されています。
LANケーブルにはカテゴリーが明記されていませんでしたが、後の章での速度測定でも、付属のLANケーブルを使ってしっかり速度が出ています。
搭載ポートは、4つとも2.5Gbps対応!

ポート類は裏側に集約されています。
WANが1つ、LANが3つ搭載されていますが、すべてのポートが2.5Gbpsとなっています。
10ギガ光回線を契約している方も、WANは10Gbpsポートではないのですが、多くのご家庭で2Gbps程度までの実測速度が一般的です。
(後ろの章で速度測定も出していますが、10Gbps WANポート対応のルーターでの測定でも、ルーター近辺での測定で2.5Gbpsを超えたことはありません)
コスパとのバランスも良く、ルーターの価格を抑えながらも最大限に活用できるのは非常に便利でしょう。

ゲーム機とPC、など、速さにこだわりたい機器が複数あっても、LANもすべてのポートが2.5Gbps接続なので安心して接続できます。
また、ポートのうち一つはゲーミングポートとなっています。
ゲーミングポートに接続した機器は、ゲーミングパケットが優先的に処理され、さらに快適にゲームを楽しめます。
USBポートも搭載されています。
USBをセカンダリーWANに設定することもでき、光回線が障害発生した場合にもスマホのUSBテザリングでバックアップができます。
Wi-Fi 7はトライバンド対応!複数の帯域を同時接続できるMLOにも対応!
TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)は、Wi-Fi 7のトライバンドに対応しています。
2.4Gbps:688 Mbps、5GHz:2882 Mbps、6GHz:5764 Mbpsで、合計9400Mbpsに対応しています。

320MHz通信に対応したWi-Fi 7に対応しており、非常に快適に通信ができます。
また、1つのデバイスで複数の帯域に同時に接続できる、マルチリンクオペレーション(MLO)にも対応。
さらなる高速化につなげられます。
ゲームでも勝てる!うれしい3つのゲームモード
TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)は、3つのゲームモードに対応しています。
3ステップポート転送
環境によっては、接続ポートのアクセス制限(NAT)により、ゲームに接続ができない・ホストとしてプレイできないなどの状況が発生することがあります。

Open NATでは、事前設定されたゲームプロファイルに応じてポートを開放できます。
ゲームを選択し、デバイスを選択することでポート制限など関係なく楽しめます!

モバイルゲームモード

モバイルゲームモードでは、スマホのASUS Routerアプリから「モバイルゲームモード」を有効化させることにより、そのスマホを最優先にしてゲームを楽しむことができます。
Ping値やレイテンシーが減り、ゲームが非常に快適です。

実際にモバイルゲームモードをOFF/ONしてみると、上記のようになりました。
(ルーター脇ではなく、少し離れた部屋で測定してみています)
Ping自体は、もともと9ms程度ということもあり、モバイルゲームモード以前に回線自体が快適、といえるのかもしれません。
このように、モバイルゲームに適するかどうかの診断も含めて、ASUS Routerアプリで使えるので、非常に便利です。
ゲーミングポート
有線接続でゲームを楽しみたい方におすすめなのが、ゲーミングポートです。
ゲーミングポートに接続するだけで、ゲーミングパケット処理が優先されます。速く安定した接続が可能です。

通常のネット接続とVPN接続を同時に使える「VPNフュージョン」
リモート会議などでVPN接続を使うときも、安心です。
VPN Fusionという機能が搭載されており、通常のインターネット接続とVPN接続を同時に使うことができます。
他のユーザーがVPN接続をしていても、自分は通常のインターネット接続ができるので、問題なくゲームも可能。

なお、VPN専用のSSIDに接続することで、煩わしいVPN設定を個々のデバイスで行わずに接続できます。
Windows上などで、VPNの設定をするの、結構手間なんですよね……。
VPN専用SSIDを設定できるのは非常に便利です。

子どもやスマートホームデバイスなど、独自のSSIDを設定可能!
VPNに限らず、例えば子ども向けのネットワークや、5GHz帯・6GHz帯に対応していないスマートホームデバイス向けのIoTネットワークなど、ネットワーク設定を簡単に行えます。
非常に便利です。

ルーターの操作等につきましては、先日レビューしましたROG Strix GS-BE7200とだいたい同じ操作ができます。
下の動画でも解説していますので、ぜひご覧ください!
(一部の機能搭載可否はあるため、完全に同じではない点ご注意ください)
TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)の速度はどれだけ快適?10G光回線で、戸建て・マンションでテスト!
「TUF Gaming BE9400(TUF-BE9400)」を使ってみると、速度はどれだけ快適でしょうか?
10G光回線でテストしてみます。
マンションの場合
測定部屋の間取り図としては、以下の通りとなっています。

少し広めの4LDKの部屋で、ルーター脇のキッチン、LD1か所ずつと、その他の部屋は書く1か所ずつ測定しています。
全て、扉はすべて締め切って、速度測定しています。
ルーター直近では下り2038Mbps、上り2148Mbpsと非常に速い速度が出ていました。
(今まで10Gbps対応ルーターも含め、最高速度を記録しました)
速度自体は水物なので、どちらかといえば回線の影響のほうが大きいですが、2.5GbpsWANを搭載したルーターでの使用も問題ないですね!

ルーター脇の根元の速度によって各部屋も速度が変わるので、ルーター脇の速度からの低下率を()内のパーセントの数値で示しています。
今回は6GHz帯で自動接続されたので、そのまま測定しました。
速度の低下率としては、同じ6GHz帯での測定だったDeco XE200と同じ部屋同士(LDK)では同程度、扉を隔てた先の和室では少し速度が落ちました。

反対側の部屋でも、かなり順調な速度を見せています。
6GHz帯は障害物に弱い傾向にあるものの、近くの部屋では非常に速い速度を示しています。
B室・C室のように少し遠い・壁などまたぐ障害物の多い部屋でも、実測では5GHz帯よりは速い結果となりました。
一戸建ての場合
一戸建てでも測定してみました。
2階の左側A室にルーターを設置し、A室の対角線反対側とB室・C室、1Fも2か所で測定をしています。

今回も回線はBB.excite光 10Gを使用しており、根元の速度は下り1304.4 Mbps、上り1480.1 Mbpsでした。
こちらも、時間帯や状況によって波はあるものの、ほぼ通常通りの高速といっていいでしょう。
A室対角線反対側のポイントやB室では意外と速度が出なかったのですが、C室では意外と速度を維持していて(B室とそんなに変わりなかった)、健闘している印象があります。
1階のリビングはこの家でルーターから一番遠い場所にありますが、他のルーターに比べて速度が出ているのは評価できます。
今回は5GHz帯に絞って設定し速度を計測していますが、他社ルーター(いずれも5GHz帯)と比較しても遠い場所でもある程度速度が出ているのが、なかなかいいなと思います。
マンションでの測定結果とも合わせると、意外と障害物の影響は受けつつも、遠くの部屋まで速度が出ている印象です。
BB.excite光 10Gは、業界最安水準の月額4,730円で、10ギガ光回線を楽しめます!
しかも、工事費や手数料などは一切かかりません!
接続方式も、MAP-EとDS Liteを選べるため、好きな接続方式で快適にゲームも楽しめます!
さらに、このリンクからの申し込みで、初月の月額無料で使えます!ぜひお試しください!

TUF Gaming BE9400 (TUF-BE9400)は、Wi-Fi 7・トライバンド対応で、コスパ良し!

今回は、ASUSから発売されるTUF Gaming BE9400 (TUF-BE9400)をレビューしました。
Wi-Fi 7に対応し、トライバンドでMLOにも対応しているため、かなり使い勝手はよいです。
10G光回線をお持ちの方にも、かなりおススメです。
実際には、WANだけでも10Gbpsポートだったら…という気がしなくもないのですが、実際10G光回線の多くは2Gbps前後ぐらいまでの速度であることが多いです。
10Gポートのフルスペックルーターを高価格で買うより、コスパの面でバランスの取れたルーターに仕上がっている分、満足しやすいかと思います。
また、有線3ポートとも2.5Gbps対応、6GHz帯も含めトライバンドでMLOに対応、など、日常的な使い勝手としても非常に便利です。
Ai Meshも対応しているので、速度の弱い部屋の近くにもう一つASUSルーターを配置してメッシュWi-Fiも構築できます。
ゲーミングルーターとして、ゲーミングを優先するモードも多数用意されているのも非常に便利。
ぜひ、10G光回線のお供に、TUF Gaming BE9400を使ってみてくださいね!


