こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
OPPO Reno11 Aは、大人気OPPO Reno Aの最新2024年モデルです。
前作OPPO Reno7A・OPPO Reno9 Aから、似たフォルムは維持しながら中身はだいぶ進化しています。
大きめの6.7インチは、前作からさらに画面が大きくなりましたが、大きさはほぼそのまま。
軽くて薄く、大画面派にはぴったりです!
SoCはDimensity 7050を採用し、サクサク快適!
OPPO Reno11 Aの大きな特徴は、やはり急速充電対応です。
OPPO独自の急速充電技術67W SUPERVOOCだけでなく、55W PPS充電にも対応。
他のPC・タブレットやスマホとも充電器を変えることなく、PPS対応充電器で急速充電ができるのは非常に便利。
また、カメラは6400万画素の標準カメラを含む3眼構成で、2倍クロップズームにも対応したことから明るい環境であればきれいに撮影できます。
画面もかなりきれいで、撮影体験はかなり満足できます。
物理SIM2枚のDual SIMに引き続き対応しているのもポイント。eSIMとnano SIMでのDual SIMも利用でき、柔軟に2回線運用できます。
今回は、OPPO Reno11 Aを実際に使って感じた、スペック表に現れないメリット・デメリットをまとめていきます。
端末貸出:OPPO(オーガジャパン株式会社)
実際に使って感じた、OPPO Reno11 Aの魅力!
OPPO Reno11 Aの魅力をご紹介していきます!
インパクトのある、コーラルパープルの背面がまぶしい
OPPO Reno11 Aは、大きさとしては前作のOPPO Reno9 A・OPPO Reno7 Aとそこまで変わらないですが、デザインに少し重厚感が増した印象。
今回は、コーラルパープルをお借りしています。
コーラルパープルの背面は、実物はかなりキラキラしており、大理石を見ているような印象です。
側面はさらさらしたフラットな形状で、非常に高級感があります。
ダークグリーンのほうは、さらさらとした独特な気持ちよさを誇る独自の背面加工技術「OPPO Glow(オッポグロウ)」が施されており、重厚な深緑色。
ダークグリーンもかっこいいですよね。
大きさは維持しながらさらに大画面化!薄くて軽い6.7インチは絶妙!
4~7万円台のミドルレンジスマホは、6.1インチ程度の比較的コンパクトなスマホが多いです。
昨年のOPPO Reno9 Aは6.4インチと少し大きい画面が特徴でしたが、OPPO Reno11 Aはさらに大きくなりました。
OPPO Reno11 Aは6.7インチと、ハイエンドの大画面スマホ並みの大きいディスプレイを搭載しています。
より大きな画面が欲しい方にはおススメ。
大きい画面を搭載していると、重くなりそうな印象がありますが、OPPO Reno11 Aは異なります。
昨年のOPPO Reno9 A・OPPO Reno7 Aと比べてもボディーは縦2mm、横1mm程度しか大きくなっていません。
ベゼルが徹底的になくなっており、ミドルレンジスマホとしては脅威です。
ディスプレイは非常にきれいで、120Hzのリフレッシュレートにも対応しています。
写真撮影時にもディスプレイ表示がきれいで、実際の撮れ高よりもきれいに表示されるので、非常に撮影体験はいいと思います。
急速充電は、独自67W SUPERVOOCだけでなく、55W PPSにも対応!
いつの間にかバッテリーが少なくなっちゃってた!充電ケーブル挿してみたけど遅くて外出に間に合わない…ってことも結構ありますよね。
OPPO Reno11 Aは、最大で67Wの急速充電に対応しています。
OPPO独自の急速充電技術SUPERVOOCに対応し、別売りの充電器を使えば67W急速充電を味わえます。
個人的にうれしいのは、SUPERVOOCだけでなく、他社でも採用機種の多いPPS充電にも対応している点。
Galaxy S24 Ultraなどの他社スマホだけでなく、PCやタブレットなどでもPPS充電に対応しているデバイスが多いのが特徴的です。
PPS充電の場合、100%までずっと55Wが出続けているわけではありません。
充電器との相性にもよりますが、バッテリーが空に近い状態では55Wの速度が出るものの、50%程度では20W、70%程度では15Wと、だんだん出力が小さくなっていく点には注意していただければと思います。
より急速充電を極めたい方は、67W SUPERVOOCを。
他のPCなどの機器と共通化して使いたい方は、55W PPS充電器を利用するといいでしょう!
物理SIM2枚入るDual SIMと、eSIMも対応!microSDも対応(SIM2と排他)!
OPPO Reno11 Aは、OPPO Reno9 Aに引き続き物理SIMが2枚入るDual SIMに対応しています。
また、eSIMも対応しており、物理SIM+eSIMでのDual SIMも対応しています。
SIMスロットはSIM2とmicroSDが排他の仕様となっており、microSDも引き続き利用できます。
microSDを使いたい場合は、物理SIM+eSIMの運用であれば、2回線のDual SIMで利用できます。
物理SIM2枚での運用ができる点では、最近のスマホではASUS Zenfone 11 Ultra・ROG Phone 8かXiaomi 14 Ultraなど限られた機種しか対応していないため、とくに4万円台のOPPO Reno11 Aは非常に貴重と言えます。
OPPO Reno11 Aのサクサク快適な動作!性能を検証!
OPPO Reno11 Aのスペックと動作を見ていきます。
OPPO Reno11 Aのスペックを、歴代OPPO Reno Aシリーズと比較
まずは、OPPO Reno Aシリーズ同士で比較すると、以下の通りです。
項目 | OPPO Reno11 A | OPPO Reno9 A | OPPO Reno7 A | OPPO Reno5 A |
---|---|---|---|---|
大きさ | 162x75x7.6mm, 177g | 160x74x7.8mm, 183g | 159.7×73.4×7.6mm, 175g | 162x75x8.2mm, 182g |
ディスプレイ | 6.7インチ FHD+, 有機EL 120Hz | 6.4インチ FHD+, 有機EL 90Hz | 6.4インチ FHD+, 有機EL 90Hz | 6.5インチ FHD+, TFT 90Hz |
CPU | Dimensity 7050 | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 765G |
メモリ(RAM) | 8GB (+8GB拡張可能) | 8GB (+8GB拡張可能) | 6GB (+6GB拡張可能) | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB |
バッテリー | 5000mAh | 4500mAh | 4500mAh | 4000mAh |
生体認証 | 指紋(画面内)、顔 | 指紋(画面内)、顔 | 指紋(画面内)、顔 | 指紋(背面)、顔 |
カメラ | メイン64MP 超広角8MP マクロ2MP | メイン48MP 超広角8MP マクロ2MP | メイン48MP 超広角8MP マクロ2MP | メイン64MP 超広角8MP モノクロ2MP マクロ2MP |
おサイフケータイ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
イヤホンジャック | × | 〇 | 〇 | 〇 |
防水防塵 | IP65 | IP68 | IP68 | IP68 |
販路 | メーカー版 48,800円 楽天モバイル ワイモバイル | メーカー版 46,800円 楽天モバイル 53,900円 ワイモバイル 41,400円 | メーカー版 44,800円 au・UQ mobile 楽天モバイル ワイモバイル | メーカー版 43,800円 楽天モバイル ワイモバイル |
今回、CPUはDimensity 7050を採用しています。
また、ディスプレイは6.7インチに大画面化されており、バッテリーも5,000mAhと増量しています。
注意点としては、防水防塵がIP65となっている点、イヤホンジャックが非搭載となっている点でしょう。
他社ミドルレンジスマホとのスペック比較
項目 | OPPO Reno11 A | Pixel 8a | AQUOS sense8 | Xperia 10 VI |
画面 | 6.7インチ 120Hz 有機EL FHD+(1080×2412) | 6.1インチ 最大120Hz Actua Display FHD+(1080×2400) OLEDピーク2000nits | 6.1インチ 最大90Hz IGZO OLED FHD+(1080×2432) ピーク1300nits | 6.1インチ 60Hz FHD+(1080×2520) OLED |
大きさ | 162x75x7.6mm 177g | 152.1x 72.7×8.9mm 188g | 153x71x8.4mm 159g | 155×68×8.3mm 164g |
CPU | Dimensity 7050 | Google Tensor G3 | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 6 Gen 1 |
メモリ | 8GB(+8GB拡張可能) | 8GB | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB | 128GB | 128GB |
バッテリー | 5,000mAh 最大67W・PPS 55W急速充電 (ワイヤレス充電非対応) | 4,492mAh 18W急速充電 ワイヤレス充電 | 5,000mAh 18W急速充電 (ワイヤレス充電非対応) | 5,000mAh 急速充電対応 (ワイヤレス充電非対応) |
カメラ | 標準64MP(1/2”)、 超広角8MP、マクロ2MP インカメラ32MP | 標準64MP(1/1.73”)、 超広角13MP インカメラ 13MP | 標準50MP(1/1.55”)、 超広角8MP インカメラ8MP | 標準48MP(1/2”)、 超広角8MP インカメラ 8MP |
防水防塵 | IP65 | IP67 | IP68 | IP68 |
FeliCa | 〇(おサイフケータイ対応) | 〇(おサイフケータイ対応) | 〇(おサイフケータイ対応) | 〇(おサイフケータイ対応) |
microSD | 〇(SIM2と排他) | × | 〇 | 〇 |
イヤホンジャック | × | × | 〇 | 〇 |
スピーカー | モノラル | ステレオ | モノラル | ステレオ |
Dual SIM | nano SIM x 2 +eSIM (SIM2 or eSIMで選択) | nano SIM x 1 +eSIM (Dual eSIM対応) | nano SIM x 1 +eSIM | nano SIM x 1 +eSIM |
メーカー価格 | 48,800円 | 72,600円 | 52,800円 | 69,300円 |
メーカー価格としては、OPPO Reno11 Aが最も安い点にも注目です。
オーディオ周りについては弱めですが、急速充電は圧倒的。
機能面でのバランスはよい印象です。
OPPO Reno11 A AnTuTuベンチマーク測定結果
OPPO Reno11 AのAnTuTuベンチマーク測定結果は以下の通りでした。
60万点台をマークしており、Xperia 10 VIやAQUOS sense8よりスコアは上です。
ハイエンド同等のSoCを持つPixel 8aのほうがもう少しスコアは高めですが、普段使いであれば十分快適。
OPPO Reno9 Aでは45万点でしたので、1.3倍の向上を確認できます。
OPPO Reno11 Aの動作は快適?
OPPO Reno11 Aの動作は快適でしょうか?
実際にOPPO Reno7 Aと比較してみました。(動画再生で該当箇所から再生します)
X(Twitter)を動作させてみると、快適に動作できます。
画面が大きいのもあって、スクロールに必要な送り量が少し多めな印象があります。
初期設定での文字は大きめで、非常に文字も見やすいです。
ブラウザアプリでのスクロールなども非常に快適で、普段使いにはぴったりです。
カメラアプリの起動も、OPPO Reno7 Aよりだいぶ速くなった印象です。
OPPO Reno11 Aのカメラは、どれだけ進化した?OPPO Reno7 Aと比較
OPPO Reno11 Aのカメラは、どれだけ進化したでしょうか?
OPPO Reno7 Aと比較してみます。
なお、OPPO Reno7 AとOPPO Reno9 Aのカメラ比較については、OPPO Reno9 Aのレビューをご覧ください。
基本的には、ハードはほぼ同じで、シーンによって少しだけ色合いが変わっている程度です。
OPPO Reno11 Aのカメラスペック
OPPO Reno11 Aのカメラは、デザインとしても今回印象的です。
3眼カメラは、広角は6400万画素、超広角は800万画素、マクロ200万画素の構成となっています。
また、インカメラは3200万画素と高めになっているのも特徴的です。
インカメラの解像感アップ!
インカメラで撮影してみると、OPPO Reno11 Aは、このようにより細かくくっきりと撮影できます。
インカメラでも動画撮影は4Kで安定して撮影でき、自撮りにも便利そう。
OPPO Reno11 Aの作例比較【風景】
1倍同士で比較すると、OPPO Reno11 Aは、空の色合いが変わったほか、高精細になった印象もあります。
ただ、OPPO Reno11 Aは少し暗めに映る印象もあります。
望遠性能を確かめるため、6倍ズームの中央を切り取ってみます。
明るさに差があるため、OPPO Reno11 Aのほうが少しぼやんとしているようにも見えますが、荒いのはOPPO Reno7 Aの方です。
わかりやすく、別のシーンを。
6倍で大きな看板を撮影してみました。やはり、OPPO Reno11 Aのほうが、標準状態では暗めに撮れます。
この写真の中央部を部分拡大し、OPPO Reno11 AはOPPO Reno7 Aの明るさに合わせるために40%ほどアップしてみました。
こうやって見ると、「Grand」などの文字のくっきりさはOPPO Reno11 Aのほうが上なのがわかります。
背景の縦縞も、OPPO Reno11 Aのほうがくっきりしている印象です。
ちなみに、同じ6倍を同じ価格帯のPixel 8a・AQUOS sense8・Xperia 10 VIで比較すると、以下の通りです。
(同じ明るさになるように、明るさのみ事後調節しています)
背景の縦縞までくっきり映し出せているのは、OPPO Reno11 AとPixel 8aの2機種のみで、AQUOS sense8とXperia 10 VIはぼやっとしてしまっています。
「Gra」の文字のくっきり感についても見てみると、Pixel 8aよりOPPO Reno11 Aのほうがくっきりしている印象です。
望遠を重視するのであれば本来ハイエンドモデルの望遠レンズのついたモデルを選ぶべきだと思いますが、たまに望遠でも撮りたい、というシーンであれば、明るい場所ではOPPO Reno11 Aはかなりクオリティ高いと思います。
外では、1倍でもOPPO Reno11 Aはかなりきれいに撮れています。
おじさんの服の模様や、おじさんの後ろの建物の模様まで結構きれいに映し出しており、細かいところまで非常にきれいです。
OPPO Reno11 Aの作例比較【室内】
続いては、室内での作例比較です。
三角の光っているものは空の模様のディスプレイです。
室内では、少し荒めにも見えます。
OPPO Reno7 Aと2倍で比較してみると、やはり画質が改善しているのがわかります。
先ほどと同様に、OPPO Reno11 AとPixel 8a・AQUOS sense8・Xperia 10 VIで6倍で比較してみます。
(明るさのみ調節しています)
OPPO Reno11 Aは、室内のような少し暗めの環境では荒めに出やすく、Pixel 8aやXperia 10 VIのほうがくっきりめに映っているのがわかります。
OPPO Reno11 Aの作例比較【料理】
上の例だと、OPPO Reno11 AよりOPPO Reno7 Aのほうが色合いが豊かに、そして少しだけ解像度高めに撮れている印象があります。
最新4機種でかき氷を撮り比べてみました。色合いに結構差があるのがわかります。
Pixel 8aは毎度解像感は高めなのに食事の色合いが残念。Xperia 10 VIはシーンによってすごく色がこってりしています。
OPPO Reno11 Aは、色合いのバランスがいいですね!
動画より、写真メインの人におすすめ
今回、OPPO Reno11 Aは動画撮影では4K動画撮影にも対応していますが、アウトカメラ(メインカメラ)では手振れ補正が外れてしまいます。
作例は動画をご覧ください(再生ボタンで該当箇所から再生します)
手振れ補正のマークをタップすると自動的にFHD 60fpsに切り替わり、4Kでは手振れ補正されず手のブレを拾ってしまいます。
インカメラではこのような挙動はなく、少し不思議。
4Kの画質自体はきれいで、FHDは暗め、手振れは補正されつつ若干粗めな感じにも見えます。
OPPO Reno11 Aを選ぶ際は、動画撮影よりは写真を撮る人におすすめしたいです(OPPO Reno Aシリーズ全体に言えることでもあるのですが)
AI消しゴム機能や、自動モザイク機能は便利!
OPPO Reno11 Aは、今回独自のAI消しゴム機能や自動モザイク機能を搭載しています。
実際に処理している様子は、下の動画をご覧ください。
消したい被写体を囲むと、自動で人物や物体を検知し消去してくれます。
エフェクトもなかなか先進的で、かっこいいです。
モザイク機能も、手動でモザイク処理するのとは別に、AIで自動でモザイク場所を推定する機能が備わっています。
このように、AIで自動推定し、モザイクをかけたくないところはタップで簡単に解除することも可能です。
SNSへの共有の際も、ここまで簡単にモザイクがかかられるようになったら便利ですね!
OPPO Reno11 Aを実際に使って感じたポイントまとめ!
OPPO Reno11 Aを実際に使って感じたメリット・デメリットをまとめます。
- 画面大きめの6.7インチだけど、178gの軽め・薄めボディが使いやすい。
前モデルと大きさがほぼ変わっていないのもGood! - 画面の発色はなかなかにきれい。撮影時も撮影データ以上にきれいに見える!
- 急速充電に対応。他社でも対応している55W PPS充電にも、OPPO独自の67W充電にも対応!
- 物理SIM 2枚でDual SIM運用 or eSIMを利用したDual SIMも可能。microSDも使える!
- カメラは屋外写真が得意!望遠でも同じ価格帯に比べ映りがよい!
一方、屋内での撮影は少し荒め、動画よりは写真のほうが得意 - モノラルスピーカーのみ搭載。3.5mmイヤホンジャックは非対応に。
OPPO Reno11 Aは、(本体の大きさ変わらず)大画面化、急速充電対応、快適動作、そしておサイフケータイ(FeliCa)もしっかり対応するなど、普段使いには最適な進化を遂げています。
他社ミドルレンジのAndroidスマホに比べると価格が安く、コストパフォーマンスが高いのもポイントだと思います。かゆいところに手が届いている印象です。
ぜひ、OPPO Reno11 Aを使ってみてくださいね!
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