こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
Xperia 10 VIは、価格抑えめのXperiaスマートフォンです。
サイズとしては昨年のXperia 10 Vと同様の細長い大きさで、非常に持ち心地がよいです。
今年のXperia 10 VIは、カメラは2眼構成に変化している他は見た目に大きな変化がなさそうにも見えますが、結構変化しています。
カメラはXperia 1 VIと同じ新しいカメラアプリを採用。望遠レンズが省略されましたが、広角レンズのクロップズームは非常に撮れ味がよく、高精細に撮影できます。
また、Xperia 10 VIでも色味を変えられる「ルック」機能やぼけ機能など充実。
動画を簡単に編集できるVideo Creatorアプリも搭載され、ショート動画も簡単に撮影できます。
スピーカーはステレオスピーカーを継続採用しつつ、音質は大幅に向上しています。
操作性も、Xperia 1 VIと同様に通知ドロワーが使いやすく変更、サイドセンスでもコントロールパネルを利用できるようになるなど、着実な進化が図られています。
画面が21:9だからこそ、マルチウインドウやポップアップウインドウなどの多彩な機能を利用でき、より便利な印象です。
今回は、Xperia 10 VIを購入し、ファーストインプレッションをレビューしていきます。
ソニーストア | NTTドコモ | au | UQ mobile | ソフトバンク | |
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MNP | 69,300円 (2年後返却時 52,300円) | 74,140円 (実質54,340円) | 52,800円 (▲22,000) (実質17,790円) | 52,800円 (▲22,000) | 63,696円 (▲22,000) (実質9,840円) |
新規 | 63,800円 (▲11,000) (実質28,790円) | 63,800円 (▲11,000) | 85,680円 (実質31,824円) | ||
機種変更 | 69,300円 (▲5,500) (実質39,790円) | 74,800円 | 85,680円 (実質31,824円) | ||
購入ページ | ソニーストア [7/5発売] | NTTドコモ [7/5発売] | au Online Shop [7/5発売] | UQ mobile [7/5発売] | ソフトバンク [7/5発売] |
Xperia 10 VIを使って感じる、Xperia 10 Vとの違い
では、Xperia 10 VIを実際に購入してみましたので、Xperia 10 Vとの違いや使いやすさなどを見ていきましょう。
軽くて持ちやすい!やっぱり、コンパクトXperiaは最高
今回のXperia 10 VIは、SIMフリーモデルを購入しています。
NTTドコモ・au・UQ mobile・ソフトバンクでも発売されておりますが、今回SIMフリーモデルはXperiaとして初めてキャリア版と同日発売となりました。
非常に手になじむボディで、横幅は68mm。
片手持ちで使うには、Xperia 10 VIの大きさはベストです。
厚さは8.3mm、重さは164gと、軽いため、長時間持っていて苦になりません。
側面はフラットですが、角は丸みを持っており、非常に持ちやすいです。
Xperia 10 VとXperia 10 VIを比べると、ほとんど大きさ・重さは同じです。
Xperiaの6インチスマホは、ホントいい大きさで好きです。
物理SIM・MicroSDも入れやすい、両面仕様のSIMトレイはSIMピンいらず!
Xperia 10 VIのSIMトレイは、Xperia 10 Vと同様に両面仕様です。
SIMカード自体は物理SIM1枚と、裏側にmicroSDをセットすることができます。
microSDもしっかり併用して使いたい方には、非常に便利!
SIMカード自体は物理SIM1枚のみ入れられますが、eSIMもセットできます。
Dual SIMで、2回線の待受けが可能ですので、複数回線持ちには安心!
また、SIM・microSDの挿入にはSIMピンがいりません。
SIMやmicroSDを挿し直す際に、SIMピンやクリップを探す必要がないのも非常に大きいです。
ステレオスピーカーの音質が大幅改善!3.5mmイヤホンジャックも継続搭載
Xperia 10 Vより、スピーカーはステレオが搭載されていますが、Xperia 10 Vのステレオスピーカーはお世辞にもいい音質とは言えませんでした。
Xperia 10 VIでは、スピーカー音質が大幅に改善されています!
下記の動画にて、スピーカー音質を比較しています。
一応、Xperia 10 VIに搭載されているスピーカーはXperia 10 Vと同じ「フロントステレオスピーカー」となっていますが、Xperia 10 Vに比べダイナミックレンジが広がっています。
かなり音の広がりを感じるのと、低音域も含め全音域でしっかり音も鳴っており、映画のような動画を楽しむ際にも迫力を感じます。
3.5mmイヤホンジャックも継続して搭載しており、LDACやDSEE Ultimateにもしっかり対応。
ハイレゾ音源も、そうでない音源もハイレゾ相当の高音質にアップグレードし、繊細な高音質で楽しめます。
縦長21:9ディスプレイだからこそ、2画面操作も簡単!サイドセンスは、ポップアップウインドウも対応!
Xperia 10 VIは、縦長の21:9のディスプレイです。
Xperia 1 VIでは19.5:9にアスペクト比が変更されましたが、Xperia 10 VIは変更が見送られています。
Xperiaスマートフォンの特徴の一つに「サイドセンス」という機能があります。
サイドセンスをONにしておくことでスマホの画面端にしるしが付き、それをタップ・フリックすることでアプリやマルチウインドウを簡単に呼び出せるものです。
ポップアップウインドウも選択できます。
今回のサイドセンスでは、サイドセンスバーをダブルタップする機能はなくなりました。
かわりに、バーを画面内側にスワイプすることで、上記のドロワーと同等のダッシュボードを表示することができます。
ドロワーのほかに、画面の画質やヘッドホン音質の設定ウィジェットも表示されます。
バーを上にフリックすると、Xperia 1 Vまではダブルタップで表示していたアプリランチャーが出てきます。
AIにより最適なアプリを自動表示してくれますし、よく使うアプリをずっと出しておきたい場合には設定からアプリを指定しておくこともできます。
ポップアップウインドウで表示するアプリや、マルチウインドウで分割表示をすることも可能です。
サイドセンスは細かく設定変更できます。バーを画面左側に表示したり、バーの長さを変えることもできます。
アプリランチャーやマルチウインドウのアプリ一覧に必ず出しておきたいアプリ・組み合わせがあれば指定も可能です。
デフォルトでは上記のように、3方向のフリックのメニューが指定されておりますが、自由に変更することができます。
よく使う機能を指定しておくと便利だと思います!
ステータスバーの通知ドロワー、デザイン変更で非常に使いやすくなった!
Xperia 10 VIでは、ステータスバーの通知ドロワーがデザイン変更されています。
Xperia 1 VIをステータスバーを下に押し下げると、まず表示されるのは画面の明るさ調整のバーと、8つのショートカットボタンです。
ボタンが2倍に増えたので、1度に使える機能が増えて非常に便利です。
もう1回下に押し下げると、さらにボタンが表示されています。
Xperia 1 VIでは一度に16個、Xperia 1 Vまでは一度に8個のボタンが表示されており、使いたい機能にアクセスしやすくなっているのがわかります。
もちろん、ボタンの並び替えも簡単にできますので、自分の使いたい機能を並べ替えることも可能です。
ドロワーの変更が、Xperia 1 VIでの作業を劇的に使いやすくしているように感じます。
Xperia 10 VIの動作は快適?
Xperia 10 VIの動作はどれだけ快適でしょうか?スペックなどまとめていきます。
Xperia 10 VIのスペックまとめ
Xperia 10 VIのスペックをまとめると、以下の通りです。
スペック | Xperia 10 VI | Xperia 10 V | Xperia 10 IV |
---|---|---|---|
CPU | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 695 5G |
メモリ(RAM) | 6GB | 6GB | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB | 128GB | 128GB |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL Full HD+ | 6.1インチ 有機EL Full HD+ | 6.0インチ 有機EL Full HD+ |
大きさ | 68x155x8.3mm 164g | 68x155x8.3mm 159g | 67×153x8.3mm 161g |
メインカメラ | 標準 48MP ※クロップズーム2倍対応 超広角 8MP | 標準 48MP(記録12MP) 望遠 8MP 超広角 8MP | 標準 12MP 望遠 8MP 超広角 8MP |
5G対応 | 5G | 5G Sub 6 | 5G Sub 6 |
スピーカー | フロントステレオスピーカー | フロントステレオスピーカー | フロントスピーカー (モノラル) |
SIM | nano SIM+ eSIM | nano SIM+ eSIM | nano SIM+ eSIM (ドコモ版のみ eSIM非対応) |
電池 | 5000mAh | 5000mAh | 5000mAh |
ラジオ | × | 〇(ドコモ・au・SB版) ×(XQ-DC44) | 〇(ドコモ・au・SB版) ×(XQ-CC44) |
Xperia 10 VIでは、SoCがついにSnapdragon 6 Gen 1に変わりました。
スペック上の変更点としては、その他にはカメラの望遠レンズの有無などがおおきいですが、大きくは変わっていない印象です。
Xperia 10 VIの動作は快適?Antutuベンチマーク測定結果
Xperia 10 VIのAntutuベンチマーク測定結果は、以下の通りです。
Xperia 10 VIのベンチマークとしては、同じSnapdragon 6 Gen 1を搭載しているAQUOS sense8と同程度のスコアとなっています。
昨年のXperia 10 Vと比べると、1割以上の性能アップとなっています。
実際にセットアップして触ってみると、結構快適です。
ブラウザ・X(Twitter)などでも快適で、普段使いには問題ないと思います。
もたつきはありませんが、60Hz駆動なのもあり少し「ぬめっとした」動作な感じがします。
Xperia 10 Vでは、時と場合によってロック解除時やアプリ起動時にもっさりすることも多かったです。
Xperia 10 VIではもっさり感は抑えられているようにも感じます。
Xperia 10 VIのカメラはきれい?カメラの使い心地は
Xperia 10 VIのカメラは、2つのポイントで変更されています。
Xperia 10 VIは、望遠レンズない2眼構成に!クロップズームで2倍ズームもきれい
Xperia 10 VIのカメラは、4800万画素の広角レンズと1200万画素の超広角レンズの2眼構成となっています。
Xperia 10 Vまで採用されていた望遠レンズがなくなり、広角レンズの中央部をクロップするクロップズームによって2倍ズームもきれいに撮影できます。
Xperia 10 Vまでの望遠レンズは、広角レンズと結構色味も異なり、明るさも結構変動が激しく使いにくいことが多かったです。
Xperia 10 VIでは、1倍の広角レンズと同じものを使うことから、色味も変わりにくく、撮れ味もいいのが大きいです。
屋外で撮影した6倍ズーム(Xperia 10 VIでは最大倍率)同士で比較するとこのような感じです。
屋外の光量の多い環境では、2倍望遠ズームを搭載しているXperia 10 Vのほうがくっきりとれています。
屋内で撮影比較してみると、広角レンズを使って撮影するXperia 10 VIのほうがきれいに撮れます。
Xperia 10 VIから、カメラアプリが変更に!
Xperia 10 VIから、カメラアプリが変更になりました。
Xperia 1 VIではPhoto Pro・Video Proなどが廃止になって新カメラアプリに変わったことが非常に話題になりましたが、Xperia 10 VIでも同様のカメラアプリになりました。
Xperia 1 VIとカメラスペックは異なることから、機能については一部省略等もありますが、機能的には様々盛り込まれています。
従来のカメラアプリでもあった「ぼけ」撮影はモードとして外出しされ、その他にもナイト撮影やXperia 1 VIでも利用可能な「ルック」機能も利用可能。
ルックでは、写真の色味をシーンに応じて好みに変更できます。
一方で、写真モードでの設定画面では、ズーム構図アシストはなくなりました。
SIMフリーモデルでは「カメラ操作音」をOFFにすることにより、シャッター音が鳴らなくなります。
Xperia 10 Vまでもカメラアプリのレスポンスが悪いのが毎度ストレスに感じていましたが、Xperia 10 VIでは結構改善しています。
たまにアプリの立ち上がりで時間がかかることはありますが、ようやく実用レベルになったように思います。
カメラアプリでのレスポンスや新カメラアプリの機能については、動画内でも詳しく解説しています。
動画撮影は、Xperia 10 VIでは4K動画撮影もできるようになりました。
Xperia 10 VではフルHDまでの対応でした。
Xperia 10 VIのカメラ作例
作例をいくつかご紹介します。
Video Creatorアプリが、Xperia 10 VIでもついに搭載!
ミドルレンジのXperia 10 VIでも、Video Creatorアプリがついに使えるようになります。
簡単に編集して、サクッと上げられるVideo Creatorアプリはなかなか便利です。
InstagramやTikTokなどのショート動画を編集するのに非常に便利!
Xperia 10 VIの使い心地は、Xperia 10 Vから進化!
Xperia 10 VIの開封レビューとして、Xperia 10 Vと比較しながら進化点をレビューしました。
Xperia 10 VIは、Xperia 10 Vから見た目はカメラ部分を除くと変わっていないものの、変わらず持ちやすい・使いやすいフォルムで便利です。
さらに、通知ドロワー・パネルスタイルのデザインやサイドセンスのデザインが大きく変更され、非常に使いやすくなっているのは特徴的です。
カメラアプリも変更され、カメラは2眼構成に変更されています。
望遠レンズが省略されましたが、クロップズームできれいに撮影でき、倍率によるムラもかなり抑えられています。
4K動画も撮影でき、またVideo Creatorでの編集もカンタンです。InstagramやTikTokへのアップも簡単にできます。
Xperia 10 VIのカメラ体験は、かなり進化しているように感じます。
全体的に、Xperia 10 VIの使い心地は向上しているのが、今回は非常にうれしいです。
Pixel 8aやAQUOS sense8、OPPO Reno11 Aと比べると、使い勝手はどうでしょうか?
また後日レビューしたいと思います。
ソニーストア | NTTドコモ | au | UQ mobile | ソフトバンク | |
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MNP | 69,300円 (2年後返却時 52,300円) | 74,140円 (実質54,340円) | 52,800円 (▲22,000) (実質17,790円) | 52,800円 (▲22,000) | 63,696円 (▲22,000) (実質9,840円) |
新規 | 63,800円 (▲11,000) (実質28,790円) | 63,800円 (▲11,000) | 85,680円 (実質31,824円) | ||
機種変更 | 69,300円 (▲5,500) (実質39,790円) | 74,800円 | 85,680円 (実質31,824円) | ||
購入ページ | ソニーストア [7/5発売] | NTTドコモ [7/5発売] | au Online Shop [7/5発売] | UQ mobile [7/5発売] | ソフトバンク [7/5発売] |
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