こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
auから始まり、ソフトバンク、ドコモと各社「ポイ活」「マネ活」とよりポイントをお得に貯められるプランを開始しています。
NTTドコモでは、2024年4月から「ahamoポイ活」を、2024年8月から「eximoポイ活」をスタートし、同年12月の特典改正や2025年2月から始まる「eximoポイ活 ファミリー特典」など、3社の中では最も使い勝手の良いお得なプランに仕上がっています。
では、「eximoポイ活」と「ahamoポイ活」のどちらがお得でしょうか?
また通常のeximo・ahamoと比べると、どちらのほうがおすすめでしょうか?
今回は、「eximoポイ活」「ahamoポイ活」を徹底比較しながら、より効率的な使い方を検証してみます。
「eximoポイ活」「ahamoポイ活」の違いと、充実した特典を比較
NTTドコモでは、「eximoポイ活」「ahamoポイ活」という2つのポイ活プランを提供しています。
両者の違いや特典を比較してみましょう。
eximoポイ活・ahamoポイ活ともに、dカード・d払いでのショッピングで最大10%還元!
「eximoポイ活」「ahamoポイ活」は、通常のeximo・ahamoのプランに加え、dカードやd払いでのショッピングをすると最大10%の還元を受けることができます。
プラン提供開始当初は、「eximoポイ活」はdカード所持必須でdカードのみ使用時に最大10%ポイント還元、「ahamoポイ活」はd払いのみ使用時に最大10%ポイント還元されていました。
2024年12月にプランの改訂が行われ、eximoポイ活・ahamoポイ活ともに条件がそろいました。
両者ともd払い・dカードの両方の決済でポイントがたまります。また、マネックス証券でのdカード積立でも、ポイントがたまります。
ahamoポイ活:110GB+5分通話無料。単身者・dカードにこだわらない人向け
ahamo自体はデータ量30GB+5分通話無料がセットになったプランです。
30GBを超える場合には、+80GB追加可能な「大盛りオプション」(+税込1,980円)を追加することで、最大110GBも利用できます。
ahamoでポイ活できる「ahamoポイ活」は、ポイ活オプション(+税込2,200円)を追加することで利用できます。
大盛りオプションの追加が加入の条件となるため、合計税込7,150円(税別6,500円)で利用することになります。
「ポイ活オプション」は税込2,200円と高めですが、その代わりにd払い・dカードでの決済で最大10%の期間・用途限定ポイントが増額還元されます。
現在は、期限未定の「最大10%還元キャンペーン」が開催されていますので、進呈上限の4,000ptまで使う場合にはdカード・d払いで合計税込4万円の買い物をすれば到達します。
dカードで支払った場合には100円につき1ポイント(還元率1%)の通常ポイントも別に貯まります。
「ahamoポイ活」では割引制度等はなく、単身者向きと言えます。
電話料金をdカードで払ってもボーナスパケット特典以外のポイント増額・割引特典は特にありません。dカードにこだわりたくない方向け、ともいえるでしょう。
eximoポイ活:家族でドコモ、dカードPLATINUMなど駆使して最大限ポイ活をしたい人向け
eximoポイ活は、ドコモのフルサービス「eximo」のポイ活エディションです。
通常の「eximo」は3段階の定額(1GB以下、3GB以下、無制限)となっていますが、「eximoポイ活」では「無制限」のみの定額制となっています。
eximoと同様に、家族割の「みんなドコモ割」、光回線セット割の「ドコモ光セット割」、dカードでケータイ料金を払うと割引になる「dカードお支払割」を適用すると、最安8,228円/月(税込)で利用することができます。
eximoより税込3,300円分高い設定とはなっていますが、その代わりにd払い・dカードでの決済で最大10%の期間・用途限定ポイントが増額還元されます。
現在は、期限未定の「最大10%還元キャンペーン」が開催されていますので、進呈上限の5,000ptまで使う場合にはdカード・d払いで合計税込5万円の買い物をすれば到達します。
dカードで支払った場合には100円につき1ポイント(還元率1%)の通常ポイントも別に貯まります。
「eximoポイ活」は、みんなドコモ割やドコモ光セット割を適用しないと安く運用できないため、家族でドコモを使う方向けです。また、ahamoに比べて特典も充実しています。
- dカードでケータイ料金やペア設定しているドコモ光を支払うと、最大20%還元の対象になる「dポイントクラブご優待」
- 家族で1回線以上eximoポイ活の方がいると、一括請求グループの回線数によってポイントがさらにもらえる「eximoポイ活 ファミリー特典」
- dカードお支払い割で、eximoポイ活自体も187円/月の割引
以上から、家族を巻き込んで、dカードでよりお得にポイ活をしたい方向けと言えます。
※各特典については、次の章で解説します。
「eximoポイ活」「ahamoポイ活」のポイント還元範囲に注意!
eximoポイ活の5,000ポイント還元・ahamoポイ活の4,000ポイント還元については、ポイント還元の範囲に注意です。
「eximoポイ活特典」「ahamoポイ活特典」の欄に〇があるものは、プラン特典の最大10%還元(期間・用途限定)の対象となります。
「通常たまるポイント」に〇のある利用は、さらに100円につき1ポイント(通常ポイント)の対象となります(カードの決済ポイントとなります)。
通常のショッピングや公共料金は、通常ポイントと10%特典の両方の対象となります。
ドコモのサービスについては、付与ポイントに注意が必要です。
一方、「d払い」での利用は、「携帯料金合算払い」での利用も含め、10%特典のみが対象となり、dカードの通常ポイントしては付与されません。
ネットのお店ではd払い側の決済ポイントとして200円につき1ポイント(還元率0.5%)の通常ポイントが、また街のお店ではdポイントクラブのランクに応じて「d払い特典」(最大2%還元)がたまります。
ドコモの携帯電話料金、ドコモ光等の利用料金は、次の節で説明する「dポイントクラブご優待」の対象となり、通常ポイント・10%特典の両方の対象外です。
「ドコモでんき」だけは10%特典の対象となります。
その他、「マネックス証券」でのdカード積立は、通常ポイントとしてはたまりませんが、プラン特典として1%分が付与されます。進呈上限は1,000ポイント/月(積立額10万円)までです。
なお、eximoポイ活の上限5,000ポイント、ahamoポイ活の上限4,000ポイントの中に1,000ポイントが内包されますので、多くお買い物する方にとってはあまり意味のない特典となるでしょう。
あまりカードで決済したくないけど、dカードで積立に使いたい、という方にお勧めです。
dカードPLATINUM・dカードGOLDでの支払いで、ケータイ・ドコモ光の料金は最大20%ボーナス!「dポイントクラブご優待」【eximoポイ活】
dカードPLATINUM・dカードGOLDでの支払いで携帯電話やドコモ光の料金に対するポイント還元が増額される、「dポイントクラブご優待」の制度があります。
対象は、dカードPLATINUM・dカードGOLDを登録しているdアカウントのケータイ回線の利用料金と、ペア設定しているドコモ光の利用料金です。
ahamo・irumo・ahamo光は対象外となります。ポイ活プランの場合は「eximoポイ活」が対象です(それ以外にもeximo・(U15)はじめてスマホプラン、ギガホ・ギガライト系プランは対象です)。
ポイ活プランに限定すると、以下のような還元率となります。
(税別1000円ごとの還元、光回線とペアの場合もスマホ回線・光回線は別々に算出されます)
カード券種 | eximoポイ活 | ahamoポイ活 |
---|---|---|
dカードPLATINUM | 【初年度】20%還元 【2年目以降】 20%(月20万円以上決済) 15%(月10万円~20万円決済) 10%(月10万円以下の決済) | 還元対象外 5GB増量 |
dカードGOLD | 10%還元 | 還元対象外 5GB増量 |
dカード | 1%還元 | 還元対象外 1GB増量 |
他のカードでの支払い | 1%還元+他カードの還元pt | 他カードの還元pt |
dカードPLATINUMは1年間だれでも20%還元となります。
2年目以降は、メイン利用で月20万円を維持できれば20%還元ですが、月10万円以下のライトな利用なら10%還元となります。
2年目以降にdカードPLATINUMを維持すべきか、dカードGOLDに格下げするべきかについては、あとの章で解説しています。
他のdカードPLATINUMの特典を魅力に思わないのであれば、dカードGOLDへの格下げも検討してもいいかもしれません。
ahamoポイ活については、dカードで支払っても通信料金で還元・割引増額とはなりません。
ボーナスパケットとして最大5GBの増量は受けられますが、すでに110GBを手にしている今5GBの増量にはあまり意味がないような気もします。
ahamoでは、無理にdカードにしなくてもいいでしょう。
家族でドコモだと、回線数に応じてさらにポイントプレゼント!「eximoポイ活 ファミリー特典」
家族で1回線以上eximoポイ活の方がいると、一括請求グループの回線数によってポイントがさらにもらえる「eximoポイ活 ファミリー特典」が、2025年2月4日より始まります。
ポイント特典:回線数に応じてポイントプレゼント
「eximoポイ活」の回線が一括請求回線の中にいれば、一括請求回線の代表者にポイントがさらに進呈されます。
対象プランは、eximo・eximoポイ活・irumo(0.5GBを除く)・ahamo・はじめてスマホプラン・U15はじめてスマホプランです。最大10回線までとなります。
例えば、家族でeximoポイ活・ahamo・U15はじめてスマホプランで、一括請求代表者がdカードPLATINUMを登録していたら、300ポイントx3=900ポイントが代表者に付与されます。
ファミ割グループのメンバー数ではなく、一括請求グループかつファミ割グループの会員である必要があります。
EC・エンタメ特典
本特典の適用対象で、eximo ポイ活プランをご契約中のドコモの契約回線で「Amazon プライム」および「Lemino プレミアム」をお申込みいただくと、各サービスの月額料金相当をサービスお申込みから最大6か月間割引されます。
dポイントのドコモ料金への充当で、さらにポイントがもらえる!料金充当特典
dポイントは、通常ポイントと期間・用途限定ポイントを含めて、ドコモのケータイ回線・光回線・ドコモでんきの毎月の支払に充当できます。
dポイントのドコモ料金への充当では、消費税課税前の「税別価格」に充当されます。
そのため、ショッピングなどで使うより、ドコモ料金へ充当したほうが消費税分(10%分)お得に使えることになります。
このドコモ料金への充当ですが、期間限定で充当するとさらにポイントが追加されます!
最高ランクの5つ星であれば、5%分のポイントが還元されます。
5000円分のポイントを充当すると、250円分さらに付与されるということになります。
なお、5つ星ランクへは、3ヶ月累計で通常ポイントを5,000ポイント貯めると昇格できます。
dカードPLATINUM・dカードGOLDのポイント最大20%・10%還元特典もランク判定の対象となりますので、eximoポイ活+ドコモ光をしている方であれば比較的昇格しやすいと思います。
ドコモのポイ活プランを最大限お得に使う戦略!
それでは、ドコモの「eximoポイ活」「ahamoポイ活」を最大限にお得に使う戦略を考えてみましょう。
2つのポイ活プランのどちらがいいか、またどのdカードを選べばいいか、料金充当特典を本当に使うべきか考えていきます。
▼動画でも詳しく解説しています。
「料金充当特典」は使うべき?
dポイントの用途・期間限定ポイントをドコモの料金支払いに使うと、最大5%還元される「料金充当特典」が期間限定で提供されています。
これは使うべきでしょうか?
dカードPLATINUMの20%還元では、料金を充当しない方がお得です。
「dカードPLATINUM」はスマホ料金・光回線料金に対して20%還元されます。
一方、料金充当をすると、請求金額が減額されるため、充当分は消費税分(10%)+充当特典(最大5%付与)=15%がお得となります。
つまり、dカードPLATINUMの「20%還元」が適用される場合は、料金充当しない方がお得です。
なお、dカードGOLDやdカードPLATINUMの2年目以降で「10%還元」の場合については、料金充当したほうが料金充当特典(最大5%付与)の分だけお得となります。
dカード以外で支払う場合についても、消費税(10%)分+充当特典(最大5%付与)の分だけ、料金充当したほうがお得です。
なお、料金充当特典を使うと、dポイント(通常ポイント)の還元額が少なくなります。
ポイント充当特典の「5つ星」の維持(3ヶ月で通常ポイント5000pt付与)が少し難しくなりますので、5つ星の維持についてはご注意ください。
上記のシミュレーションの例だと、
- dカードPLATINUM(20%還元時):通常ポイント1,400pt/月x3ヶ月=5,200pt【5つ星を維持】
- dカードGOLD(10%還元)・dカードPLATINUM(20%還元時):通常ポイント700pt/月x3ヶ月=2,100pt【4つ星】
となり、5つ星の維持についても20%還元時のdカードPLATINUMのほうがしやすいでしょう。
また、ドコモ光の料金支払いについても10%~20%還元の対象となるので、ドコモ光をセットで払うとよりお得です。
eximoポイ活 と ahamoポイ活、どちらのほうがおトク?
続いて、eximoポイ活とahamoポイ活で、どちらのほうがお得か考えていきましょう。
1回線の通信料のみで比較
まずは、1回線の通信料のみで比較していきます。
eximoポイ活は家族・光回線がいる場合の最大割引時(dカードPLATINUMで支払)、ahamoポイ活はdカードで支払ってもそんなに特典が多くないため、dカード以外で支払ったものとして計算します。
eximoポイ活 | ahamoポイ活 | |||
スマホ料金 | 基本 | 9,650円(税別) | 基本 | 2,700円(税別) |
ドコモ光セット割 | ▲1,000円(税別) | 大盛りオプション | 1,800円(税別) | |
みんなドコモ割(3回線以上) | ▲1,000円(税別) | ポイ活オプション | 2,000円(税別) | |
dカードお支払い割 | ▲170円(税別) | |||
小計 | 7,480円(税別) | 小計 | 6,500円(税別) | |
税込価格 | 8,228円 | 7,150円 |
料金充当しないと、上記のような価格となります。
還元ポイントをまとめると以下の通りです。
eximoポイ活 | ahamoポイ活 | |||
ポイント | dカードPLATINUM支払(20%) | 1,400pt(通常) | dカード以外で支払 | 71pt(1%還元の場合) |
ポイ活還元(月5万円決済) | 5,000pt(期間用途限定) +500pt(通常) | ポイ活還元(月4万円決済) | 4,000pt(期間用途限定) +200pt(d払い通常P) +400pt(カード決済分) | |
合計 | 6,900pt | 合計 | 4,671pt | |
スマホ料金ーポイントの実質価格 | 実質1,328円 | 実質2,479円 |
eximoポイ活のほうが実質価格がかなりお得になっています。
「dカードPLATINUMでの支払」でのスマホ料金20%還元がかなり効いている印象です。
家族の方は、さらにファミリー特典で300ポイントx回線数分のカウントされます。
通常のeximo・ahamoも含めて計算すると、下記のグラフの通りです。
月5万円の買い物をするのであれば、eximoポイ活がお得であることがわかります。
ただし、dカードPLATINUMの場合は年会費29,700円、一か月あたり2,475円です。
年会費を加算した場合でのグラフは以下の通りです。
年会費まで考慮すると、ahamoポイ活のほうがお得に運用できます。
光回線も一緒に支払うと
光回線もペア回線に設定して支払った場合を考えましょう。
eximoポイ活は「ドコモ光 10ギガ」で、ahamoポイ活は「ahamo光 10ギガ」を契約している場合は以下の通りです。
eximoポイ活 | ahamoポイ活 | |||
スマホ料金 | 基本 | 9,650円(税別) | 基本 | 2,700円(税別) |
ドコモ光セット割 | ▲1,000円(税別) | 大盛りオプション | 1,800円(税別) | |
みんなドコモ割(3回線以上) | ▲1,000円(税別) | ポイ活オプション | 2,000円(税別) | |
dカードお支払い割 | ▲170円(税別) | |||
小計 | 7,480円(税別) | 小計 | 6,500円(税別) | |
光回線 | ドコモ光 10ギガ | 5,800円(税別) | ahamo光 10ギガ | 5,100円(税別) |
税込価格 | 税別13,280円 | 税込14,608円 | 税別11,600円 | 税込12,760円 |
還元ポイントは、以下の通りです。
eximoポイ活 | ahamoポイ活 | |||
ポイント | dカードPLATINUM支払 | 2,600pt(通常) | dカード以外で支払 | 127pt(1%還元の場合) |
ポイ活還元(月5万円決済) | 5,000pt(期間用途限定) +500pt(カード決済分) | ポイ活還元(月4万円決済) | 4,000pt(期間用途限定) +200pt(d払い通常P) +400pt(カード決済分) | |
合計 | 8,100pt | 合計 | 4,727pt | |
スマホ料金ーポイントの実質価格 | 実質6,508円 | 実質8,033円 |
「ドコモ光」の月額も、dカードPLATINUMの20%還元の対象となるため、カードの年会費を考えなければeximoポイ活のほうが実質価格がさらにお得になっています。
なお、マイラー的な視点でいえば、マイルに還元できる「通常ポイント」が多いほうが嬉しいです。
eximoポイ活の通常ポイントは「3,200pt」(=JALマイル1,600マイル相当)、ahamoポイ活は1%還元の場合「527pt」となります。
(ちなみに、JAL国内線の特典航空券に交換できるのは8,000マイルから。最短5か月使えば、特典航空券で国内旅行に行けるという、非常にハイペースで貯められます!)
より多くのマイルが貯まるのは、dカードPLATINUMと併用したeximoポイ活ということになります。
dカードPLATINUMの年会費、一か月あたり2,475円をeximoポイ活のほうに足した場合のシミュレーションは、以下の通りです。
eximoポイ活とahamoポイ活では、実質1,400円程度の差があります。
マイルにも交換可能な「通常ポイント」がより多く貯まるのはeximoポイ活+dカードPLATINUMの方です。
マイルを気にしないのであればahamoポイ活のほうがトータルではお得です。
dカードPLATINUMとdカードGOLD、どっちのほうがおトク?2年目以降で切り替えるべき?【eximoポイ活】
dカードPLATINUMのドコモ料金支払特典(dポイントクラブご優待)では、1年目は全員20%還元ですが、2年目からは毎月の決済金額に従って還元額が変わります。
毎月20万円以上のショッピングができれば20%還元を維持できますが、毎月10万円以下では10%、10万円~20万円では15%となります。
年会費にも差がありますし、一律10%還元のdカードGOLDと比べると、どちらのほうがお得でしょうか?
eximoポイ活の回線料金のみで比較
eximoポイ活の回線料金(ドコモ光セット割・みんなドコモ割・dカードお支払い割の最大割引時)で比較してみます。
dカードPLATINUMの方では前月付与分のポイント充当なしで、dカードGOLDのほうは期間・用途限定ポイントの充当ありで(よりお得な手段を選択して)比較しています。
(グラフの「ahamo」「ahamoポイ活」は、dカード以外のカードで検証しています)
dカードPLATINUM(20%還元時)では、前の章と同じです。ドコモ料金の還元率が20%と高いです(1年目。2年目以降は月20万円以上の決済が必要)。
eximoポイ活の定価が高く設定されていますので、ポイント充当しなければポイント還元額も上がり、eximo(~1GB)より実質価格として安く運用できます。
dカードGOLDのほうでは、年会費も安いですがドコモ料金の還元率が10%に下がります。
ポイント還元分を引いた実質額では、dカードPLATINUMよりdカードGOLDのほうが、850円程度安くなります。
dカードPLATINUMの他の特典をあまり魅力に感じないのであれば、年会費の分dカードPLATINUMの方が割高です。
ただし、「10%還元キャンペーン」終了後のeximoポイ活の還元ポイント(上限5,000円分)は、dカードGOLDでは5%還元となるため、毎月10万円の決済が必要となります。
dカードGOLDでの年会費としての維持額は低くなりますが、ハードルは高いのかもしれません。
2年目以降月20万円のノルマのあるdカードPLATINUMか、10%還元キャンペーン終了後月10万円のノルマのあるdカードGOLDか…という違いですね。
eximoポイ活+ドコモ光での比較
eximoポイ活+ドコモ光でのポイント還元額を比較してみましょう。
dカードPLATINUMは、ドコモ光の回線料金分、dポイントクラブご優待の最大20%還元ポイントの金額が増えます。
そのため、年会費を足しても実質9,600円超となります。
dカードGOLDでも、ポイント還元額を引いた実質価格は実質9,225円です。
dカードPLATINUMでの価格との差は400円程度で、「eximoポイ活ファミリー特典」で2回線以上対象回線があれば、dカードPLATINUMのほうがお得になります。
単純に実質価格で見ると、dカードGOLD利用時のeximoポイ活より、ahamoポイ活のほうが安く抑えることができます。
マイラー的な視点でいえば、dポイント2ポイント(通常ポイント)につきJALマイル1マイルへの交換が可能です。
ポイ活還元時の通常ポイントも含めると、dカードPLATINUMは2,900ポイント(1,450マイル)、dカードGOLDは1,100ポイント(600マイル)への交換が可能です。
dカードGOLDのほうは、ポイント充当しなければ通常ポイント1,700ポイント(850マイル)までアップします。
「マイルをためる」という観点でいえば、20%還元時のdカードPLATINUMのほうが優位かもしれません。
カードの年会費の差は、1か月あたり1,658円。
マイルに交換できる「通常ポイント」での獲得数の差は、両者ともポイント充当しない場合で1,200ポイント(600マイル)ですので、2年目以降にdカードPLATINUMでの月20万円以上の買い物さえできれば、dカードPLATINUMでもいいのかもしれません。
※月20万円以上の決済が出来なければ、dカードPLATINUMでも2年目以降は最安10%還元にとどまってしまいます。
毎月の決済額については、このあとの節でも考察します。
「eximoポイ活」でdカードGOLD・PLATINUMを使わないとどうなる?
eximoポイ活でdカードGOLD・dカードPLATINUMを使わない場合、以下の通りです。
ドコモ回線の料金単体で比較
ドコモ回線の料金単体で比較すると、以下の通りです。
ポイ活プランの「10%還元キャンペーン」開催中の現在は、電話料金合算払い(10%)を使って簡単に最大月5万円の決済ができるため、eximoポイ活・ahamoポイ活ともに2,800円程度の価格で利用できます。
10%還元キャンペーン終了後は、電話料金合算払いの還元率が3%になります。
eximoポイ活では合計月16.7万円、ahamoポイ活では月13.4万円の決済が必要となりますが、電話料金合算払いでは最大で月10万円までしか利用できません。
月10万円を超える利用の場合、dカードを併用する必要が出てきます。
さらに、「eximoポイ活」の電話料金合算払い「3%還元」は期間限定となります。
dカードGOLD・dカードPLATINUMを使わない「eximoポイ活」での運用は、10%還元キャンペーン終了後は現実的ではなさそうです。
光回線の料金を加味したとき
光回線の料金を加味した場合は、上記の通りです。
ドコモ光とahamo光に700円の価格差があるため、その料金だけ差がつきます。
なお、ahamo光に変更すると、もし家族にeximo・irumoやギガホ等のプランをお持ちの方がいたら、その方の「ドコモ光セット割」は適用できなくなります。ドコモ光の利用をおすすめします。
家族全員ahamoに統一、もしくは他社のプランへの切り替えができそうであれば、ahamo光もおすすめです。
ポイ活還元特典の、「月5万円決済」(eximoポイ活)・「月4万円決済」(ahamoポイ活)をどう目指すか?
eximoポイ活は、dカード・d払いの決済で毎月5,000ポイントまで、ahamoポイ活は毎月4,000ポイントまで還元されます。
現在は「10%ポイント還元キャンペーン」実施中ですので、eximoポイ活では「毎月5万円まで」、ahamoポイ活では「毎月4万円まで」の決済で上限に達します。
最安で運用するには、この「毎月5万円」(eximoポイ活) または「毎月4万円」(ahamoポイ活)がノルマとなるわけです。
この毎月の決済をどうクリアしていけばいいでしょうか。
eximoポイ活:dカード(レギュラー・GOLD・PLATINUM)を使うとき
eximoポイ活は、前節までで「dカードGOLD・dカードPLATINUMの作成がポイ活として最もお得な最短ルート」であることはご理解いただいたのではないかと思います。
ポイント進呈率は、ドコモによると以下の通りです。
10%還元キャンペーン期間中は、dカード・d払いのどの方法でも10%ポイント還元されます。
月5万円まで決済ができればOKです。
10%還元キャンペーン終了後は、カード券種によって5,000ポイント到達までの利用額が異なります。
- dカード (3%):月16.7万円までの利用
- dカードGOLD(5%):月10万円までの利用
- dカードPLATINUM(10%):月5万円までの利用
この金額までを、dカード・d払いの両方で狙う必要があります。
dカードGOLDの月10万円までの利用ができれば、dカードの年間利用額特典(100万円で1万円分のクーポンプレゼント)に届きやすく、最もバランスは良さそうです。
dカードPLATINUMのほうが、「月5万円の決済」と比較的簡単な目標となります。
常に目標に追われたくない、という方は、dカードPLATINUMで気楽にチャレンジしてもいいのかもしれません。
ahamoポイ活:dカードを使わなくても、10%還元キャンペーン中は月4万円を狙える
ahamoポイ活の場合は、dカードGOLD・dカードPLATINUMで還元されるポイントが少ないため、dカードを支払カードに設定する必要はありません。
支払カードをdカードに紐づけない場合、d払い(電話料金合算払い)ではdカード以外のクレジットカードで支払うことができます。
d払い側のポイント(キャンペーン中は10%、終了後は3%)と、決済カードの還元の両方をダブルで受け取れます。
キャンペーン中は10%なので、電話料金合算払いで「d払い」を使えれば、比較的簡単に月4万円を達成することができます。
d払いは、Amazonやソニーストアでも使えますので、Amazonで生活必需品を購入するようにすれば比較的簡単に達成できそうです。
街中でのカード決済も対象にしたい場合には、回線の支払カードをdカード以外のままに設定した状態で、dカードを回線に登録だけしておきましょう。
街中でdカードを使って、もしくは「d払い(dカード)」決済すれば、その決済額もahamoポイ活の対象となります。
10%還元キャンペーン終了後は、「d払い(電話料金合算払い)」で月10万円、「dカード決済」で月3.3万円の支払いと併用すれば、上限の4,000ポイントに到達できます。
また、比較的年会費の安いdカードGOLDを作っても、ahamoポイ活では月8万円の決済で上限4,000ポイントに到達できます。
ahamoポイ活の場合、d払いとdカード決済をうまく併用することで、4,000ptに到達しやすそうです。
d払いを賢くお得に貯める方法
街のお店では、dカードでポイントランクに応じて「d払い特典」を受けられます。
ただし、「dカードでの支払い」に限っての還元となるため、ランクが高い方は「d払い特典」を狙ってd払い決済をしてもいいでしょう。
お店 | 条件 | 携帯料金支払い設定が 「dカード」のとき | 携帯料金支払い設定が 「dカード以外」のとき |
街のお店 | ポイントランクが 3つ星以上 | d払い(dカード) ※「d払い特典」の対象 | 【カード決済ポイントを優先】 d払い(携帯料金合算払い) 【d払い特典を優先】 d払い(dカード) |
2つ星以下 | クーポン適用店では 「d払い(dカード)」 それ以外は、dカードでカード決済 | d払い(携帯料金合算払い) | |
ネットのお店 | 金・土曜日 | d払い(dカード) ※Amazonでは「電話料金合算払い」のみ ※「毎週お得なd曜日」は、毎月エントリーが必要 | d払い(携帯料金合算払い) d払い(バーチャルカード) |
上記以外 | dカードでカード決済 |
ネットのお店では、エントリーし金・土に買い物すると+3%ポイント還元される「毎週お得なd曜日」が開催されています。
d払い(dカード払い)・d払い(電話料金合算払い)・dカード(d払い残高)・dポイント利用による支払いでも対象となります。進呈上限は、1か月に月10,000pt(期間・用途限定)です。
ただし、Amazonでのお買い物は電話料金合算払いまで利用可能です。
dカードPLATINUMを作るなら、「月5万円決済」にとどめる?「月20万円決済」を目指す?【eximoポイ活】
dカードPLATINUMを作るか、dカードGOLDを作るかの大きな壁となるのは、『2年目以降に月20万円決済を目指すか?』ということです。
月20万円も決済するのか?という点と、別のメインカードからdカードPLATINUMにメイン利用を映してまで月20万円を目指すべきか、という考えとで分かれるところもあると思いますが……。
とりあえず、dカードPLATINUMで「月20万円」を目指すべきかどうか、還元額という観点で考えてみましょう。
dカードPLATINUMの「年間利用額特典」で、カード決済の還元率は最大2.0%に
dカードGOLDでは、年間100万円達成で10,000円相当のクーポンがもらえます。
(200万円達成での特典もありましたが、2023年分を最後になくなりました)
dカードPLATINUMでは、年間100万円ごとに10,000円ずつクーポンが増えます。合計400万円までで40,000円のクーポンとなります。
つまり、年400万円までの決済であれば、最大2,0%の還元率となります。
月20万円を目指すのであれば、20万円x12か月=240万円。還元率アップを目指すのであれば、300万円達成を目指した方がいいのかもしれません。
クーポンは、上記のような使い道があります。
ソニーストアやドコモオンラインショップ等でも使えますが、「ふるさとチョイス」にてふるさと納税支払いの際に使用することも可能です。
ふるさと納税で4万円は、会社員の方であれば比較的達成する方も多いのではないかと思います。
マネックス証券のdカード積立特典
これからNISAを始める方にうれしいのは、「マネックス証券」でのdカード積立特典です。
dカードからNISA口座・NISA以外の課税口座ともに積立することができます。
最大3ヶ月のキャンペーン期間中は、積立額に関わらず10%還元されます。
その後も1年目はdカードPLATINUMで3.1%の還元率となりますが、2年目以降はカード決済額に応じて還元額が変わります。
月20万円以上の決済で、1年目と同じ還元率となります。
なお、マネックス証券でのdカード積立については、「月20万円決済」の対象額に含まれませんので、あくまでポイント増額の特典と考えるのがよいかと思います。
「月額20万円決済」の対象は?
dカードPLATINUMの「月20万円決済」は、ショッピングの対象が「ポイ活プランの最大10%還元」「dポイント通常ポイントの積算範囲」とはまた異なります。
大きなポイントは、ドコモの利用料金・d払い(携帯料金合算払いを含む)も対象となっていることです。
eximoポイ活+ドコモ光の利用代金(通常税込14,608円)も、20万円に含まれます。
のこりの18.6万円を達成すれば、ドコモ利用料金の20%還元に到達できます。
月20万円を狙うべき?決済額別の還元率を比較
dカードPLATINUMで20%還元を目指すべきか、利用額ごとに還元率を出してみました。
月5万円はポイ活ノルマとなるため通信料金を入れることができないのですが、
・月10万(通信料金ポイント還元率が15%にアップ)
・月20万(同・20%にアップ)、
・月16.7万円(年間利用者特典が2万円還元にアップ)
・月25万円(同・3万円還元にアップ)
の4つの段階では、通信料金分込みで達成することができます。
年間利用額特典も含めた還元率は、eximoポイ活+ドコモ光利用時には、月25万円達成までずっと3%を超える水準を維持することができます。
「5万円超利用分の還元率」の欄では、5万円でdカードの利用を打ち切ってほかのカードを利用した場合と、dカードPLATINUMを使い続けた場合での還元率を比較できます。
月15万円前後では一時的に還元率が2.5%以下まで落ち込みますが、月25万円達成で還元率3%を達成できます。
多くのカードと比べても、還元率はdカードPLATINUMのほうが高いと思われます。
「10万円超利用分の還元率」の欄では、同様に10万円でdカードの利用を打ち切ってほかのカードを利用した場合と、dカードPLATINUMを使い続けた場合での還元率を比較できます。
月15万円~20万円では一時的に還元率が2.0%以下まで落ち込みますが、月25万円達成で還元率2.5%を達成できます。
月20万円までは決済できない…という方は、月10万円で打ち切ってほかのお得なカードに切り替えるのも手です。
月25万円を狙えそうであれば、狙うと2.5%を達成できます。
月20万円は達成できないけど、月10万円は達成できそう、という方は、dカードGOLDに切り替えるのも手です。
dカードGOLDで月10万円達成時は、(上記の表では通信料金を含まない金額になりますが)還元率3.43%となります。
年会費も安めですので、dカードPLATINUMを2年目以降に20%還元までいかない方は、dカードGOLDへダウングレードするとお得でしょう。
まとめ:「eximoポイ活」と「ahamoポイ活」をお得に使う戦略!
それでは、NTTドコモの「eximoポイ活」と「ahamoポイ活」をお得に使う戦略をまとめます。
「eximoポイ活」をお得に使う戦略
- dカードPLATINUM or dカードGOLDと組み合わせて使う、家族で光回線も使えるユーザー向け
- dカードPLATINUMの通信料金20%還元(1年目と、2年目以降の月20万円決済)なら、dポイントの料金充当はしないべき
(それ以外なら料金充当すべき(料金充当特典あり・5つ星ランクの場合)) - dカードPLATINUM所持の場合、2年目以降も月25万円を目指すべき
(航空会社マイルをためる目的で、一部のめっちゃマイルたまるカードを持っている場合は除く)
※月20万円到達できない場合は、dカードGOLDのダウングレードも考える
eximoポイ活は、特に「dカードPLATINUM」を作れば非常にお得に感じます。
ただし、「dカードPLATINUM」は2年目以降の最大還元で「月20万円超の決済」が必要です。
年会費だけでなく、「月20万円超の決済」まで要求されるところが、カード発行のハードルを高くしているような気がします。
「ahamoポイ活」をお得に使う戦略
- 単身者ユーザー向け(もちろん家族で使ってもOK)
- 10%還元キャンペーン中は、dカードは作らなくても構わない(d払いで月4万円決済出来れば)
- 10%還元CP終了後は、ノーマルのdカード or dカードGOLDとの決済を併用しよう
(dカードを回線料金支払い設定にしない) - 無理…と思っても、ahamoポイ活⇒ahamo(30GB)へは戻りやすい
(eximoポイ活は、どうしてもdカードPLATINUM/GOLDの年会費が絡む)
「ahamoポイ活」のほうが条件が少ない分、条件達成も楽でハードルが低いです。
一方、「通常ポイントのためやすさ」という意味では「eximoポイ活」のほうが高く、マイルを貯めたい方には便利だと思います。
ぜひ、eximoポイ活とahamoポイ活を使って、お得にドコモ回線を使ってみてくださいね!
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