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【購入レビュー】ROG Flow Z13(2025)をじっくり使って感じた、Strix Halo iGPUの威力と電源・バッテリーの注意点!買うならどの構成がおススメ?

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こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

AMDの「Strix Halo」Ryzen AI Max+395・Ryzen AI Max 390の搭載された、フルモデルチェンジされたASUS ROG Flow Z13 GZ302EAを、今回最高構成を購入してみました。

以前、一度Ryzen AI Max 390搭載モデル(最小構成)をお借りしてレビューもしています。
今回は、最高構成のRyzen AI Max+ 395・メモリ64GBモデルを購入し、実際にじっくり使ってみました。
じっくり使って分かる、動作性能の違いや、電源・バッテリー周りの注意点など、外で持ち運んで使う場合の運用の仕方が見えてきます。

今回は、ROG Flow Z13を使って分かった実際のメリット・デメリットを、動作・性能・電源・バッテリー周りを中心にレポートします。

※本稿は、YouTube Live生放送でのレビュー内容に一部加筆・修正したものとなります。
(一部の画像にYouTube Liveでのスクリーンショットを使用しています)

目次

漆黒で大人の色気満載。フルモデルチェンジした、ROG Flow Z13が非常に素敵!

ROG Flow Z13は、2022年に2in1タブレットPCとして登場し、2025年モデルのGZ302EAでフルモデルチェンジを果たしています。

ROG Flow Z13のフォルム自体はどのモデルも同じですので、外観等の詳しいレビューは先行レビュー記事をご覧ください!
Ryzen AI MAX+ 395とRyzen AI Max 390のパフォーマンスの詳しい比較は、次の章にて解説しています。

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こだわりの詰まった、ROG Flow Z13 GZ302EAの漆黒ボディ!

日本では3つの構成がラインナップされていますが、どのモデルも「AMD Ryzen AI Max」のシール以外は同様です。

背面は旧モデルにはあったアクセントカラーの赤がなくなり、黒で統一され「漆黒」が強調されています。
中央には内部の基盤が見えるシースルーウインドウが大型化され、様々なライトパターンでウインドウ内を照らし出すことができます。

上面には「REPUBLIC OF GAMERS」の刻印と、背面の吸気口から吸引したエアーの排気口が配置されています。

側面には、アルミ削り出しデザインと、画面側には細かいスリットも施され、より一層大人の色気も感じられるデザインです。

側面は、右側面側に電源ボタン・音量上下ボタン・コマンドセンターキーと、下側にUSB Type-A・3.5mmイヤホン端子が装備されています。
左側面側に、USB Type-C(USB 4・PD100W・40Gbps転送対応)が2ポート、HDMI 2.1、AC200W専用端子、microSDポートが装備され、左右側面の下側と画面側に合計4つのスピーカーが搭載されています。

キーボードなしでもタッチ・ペン対応で使えるROG Nebula Displayを採用しています。
TFT液晶ではありますが非常にきれいな配色で、先行レビューでも示した通り輝度も明るく直射日光下でも見やすいです。

キーボードも七色に光る!シースルーウインドウや周辺機器との光の同期も可能

キーボードは着脱可能で、日本語JISキーボードはEnterキー周りのみすこし特殊なレイアウトをしています。

発売前に2週間、発売後には購入したROG Flow Z13を1週間ほど、合計3週間以上使っていますが、適度なキーボードの硬さとストロークの深さ、キーピッチなども比較的広いこともあり、使いやすい印象を受けています。

キーボードも七色に光る!

また、キーボードもLEDライトが埋め込まれており、背面のシースルーウインドウと同期して7色に光ります。
同期を切ってそれぞれに光らせることも、光らせないように設定しておくことも可能です。

キーボードの背面にもROG特有の印字がなされており、閉じていてもかっこいい装飾です。

また、Armory CrateアプリではPhilips Hueなど周辺機器と同期してライトをコントロールできる機能もついています。
こだわりたい方には非常に刺さる機能でしょう。

XG Mobileも2025年に改良!専用ポートがなくなりUSB Type-Cでの接続に

XG Mobileの2025年モデルも、今年2025年モデルから改良されています。

まだ日本を含め世界で発売されていないのですが、CES2025での発表によれば、XG Mobile専用ポートでの接続ではなくなり、USB Type-Cでの接続に変わります。

最高Thunderbolt 5に対応するほか、USB4・Thunderbolt 4での接続にも対応します。
(最高性能に対応するにはThunderbolt 5での接続がいいでしょう)

ROG Flow Z13はUSB4・40Gbpsでの接続が可能ですので、おそらくXG Mobile 2025年モデルへも接続できると考えられます。
また、今までXG MobileはROG FlowシリーズとROG Allyシリーズが対応していましたが、それ以外でもThunderbolt4・USB4以上の接続をサポートするWindows 11 24H2以降の実行モデルであれば、利用できることになります。

XG Mobile自体も小型化されていますので、いざというときにも持ち運びしやすいのかもしれません。

ROG Flow Z13 GZ302EAは、どの構成を選ぶべき?パフォーマンスを比較

ROG Flow Z13は、3つの構成があります。どの構成を選ぶべきでしょうか?

ROG Flow Z13 GZ302EAのスペック構成

項目ASUS ROG Flow Z13 (2025) GZ302
型番GZ302EA-AI916C64GGZ302EA-AI916CGZ302EA-AI912C
大きさ300x204x12.9~14.9mm, 約1.20kg
画面13.4インチ ROG Nebula Display(TFT グレア),2.5K(2560×1600, 16:10) 180Hzリフレッシュレート、Dolby Vision HDR対応
タッチパネル搭載・ASUS Pen対応
CPUAMD Ryzen AI MAX+ 395AMD Ryzen AI MAX 390
メモリ64GB LPDDR5X-800032GB LPDDR5X-8000
ストレージ1TB PCIe® 4.0 NVMe™ M.2 SSD (2230)
グラフィックRadeonグラフィックス
NPUCPU内蔵(AMD XDNA NPU:最大50TOPS)
バッテリー容量70Wh(付属AC;200W、Type-Cポート;100W)
カメラインカメラ 503万画素 赤外線(IR)カメラ内蔵 Windows Hello 顔認証対応/背面 1,312万画素
オーディオクワッドスピーカー内蔵(0.8Wx4)・ヘッドフォンハイレゾ対応・3Dアレイマイク内蔵
通信Wi-Fi 7対応(Triple band)2×2
Bluetooth 5.4
ポートUSB Type-C (USB4・PD(最大40Gbps)・DisplayPort) x2、microSD(UHS-II)x1 USB Type-A(Gen2、最大10Gbps)x1、HDMI 2.1×1, 3.5mmオーディオ端子x1
価格469,800円(税込)
(Amazon 1%還元)
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Amazon: 408,909円(+1%還元)
楽天市場: 404,820円(最安+10%還元)
ビックカメラ: 408,910円(+10%還元)
379,800円(税込)
Amazon: 361,672円(+1%還元)
価格は2025/3/11時点

CPUとメモリの組み合わせで差があり、最高スペックはRyzen AI Max+ 395 – 64GBモデル(GZ302EA-AI916C64G)です。

真ん中のGZ302EA-AI916Cは家電量販店でも取り扱いがあるためか、価格も定価より少し安く推移しており、楽天ビックなどでは、404,820円+10%ポイントバックで、実質368,019円で購入可能です。
ビックカメラでも、3/8時点で価格が値下がりし、408,910円(+10%還元)=実質368,019円で購入可能。

最小構成のGZ302EA-AI912C(3/11時点でAmazon361,672円)と6,400円差と、かなり安く購入できるので、GZ302EA-AI916Cがお得ですね!

Ryzen AI Max+ 395とRyzen AI Max 390は、パフォーマンスがどれだけ違う?ベンチマークを比較

Ryzen AI Max+ 395のモデルとRyzen AI Max 390のモデルでは、定価で最大9万円の価格差があります。
特にゲーミング用途・クリエイター用途で使いたい場合、最高スペックにすべきか、価格を抑えるかで迷いますよね……。

今回、先行レビューでお借りしたモデルがRyzen AI Max 390、購入したモデルがRyzen AI Max+ 395なので、比較してみました。
各種ベンチマークで確認してみましょう。

CPUのパフォーマンス(Cinebench 2024/R23)

CPUのパフォーマンスとして、Cinebenchの結果をご紹介します。

Ryzen AI Max+395搭載モデル・64GBメモリのROG Flow Z13 GZ302EA-AI916C64Gでは、Cinebench 2024のマルチは1604、シングルは114となりました。

CPU性能はコンパクトなモバイルノートとしてはめちゃくちゃよく、昨年レビューしたROG Strix G16に迫る勢いです。
Ryzen AI Max+ 395とRyzen AI Max 390を比較すると、シングルのスコアはほぼ同じですが、マルチのスコアでは20%程度スコアが高いのがわかります。

ちなみに、Ryzen AI 9 HX 370と比べても1.5倍のスコアを記録しています。

Cinebench R23でのスコアでも、Ryzen AI Max+ 395のモデルではマルチ29080、シングル1997となりました。
Ryzen AI Max 390のモデルよりも23%程度スコアが高く、非常にパフォーマンスが高いです。

GPUのパフォーマンス(Geekbench 6・PassMark)

続いては、GeekBench 6にて、GPUのパフォーマンスを確認してみましょう。

Ryzen AI Max+ 395モデルでは、CPUのスコアは20783と、Ryzen AI Max 390モデルの8%向上程度にとどまっていますが、こちらもかなりパフォーマンスはよいです。

GPUのスコアは、Ryzen AI Max+395は95548。
昨年レビューしたROG Strix G16はGeForce RTX4060 Laptop GPUを搭載していますが、Ryzen AI Max 395+モデルのROG Flow Z13では専用GPUを持たないiGPUですがこれに匹敵しており、パフォーマンスの高さがうかがえます。

Ryzen AI Max 390モデルに比べると、15%程度の向上となっています。

PassMarkでは、GPU・GPU・メモリ・ディスクを統合的にスコアを測定できます。

Turboモード同士で比較してみると、Ryzen AI Max+ 395モデルは、CPU性能は20%高く、Diskもかなりスコアが高いです。
一方、2D・3Dグラフィックは同等か少しスコアが低い結果となっています。

PCMark 10

PCMark 10では、Essentials(ビデオ会議・アプリ起動・Webブラウザ)、Productivity(Word・Excel)、Digital Content Creation(画像編集・動画編集・レンダリング)、ゲームと、用途に応じてスコアを算出します。

ROG Flow Z13では、やはり高いスコアを誇っています。
iGPU搭載モデルとして、コンパクトなモバイルゲーミングPCとしては非常に高い数値を示しています。これはすごい。

GamingではRyzen AI Max+ 395とRyzen AI Max 390で多少差が出ていますが、それ以外の3つの項目では同等です。
Digital Content Creationではもう少し差が出るかな?と思いましたが、予想以上に同等の数値を示していました。

ゲームのベンチマークでは、どれだけ違いがある?(モンハンワイルズ・ファイナルファンタジーXV)

ROG Flow Z13はゲーミングPCですので、ゲーム用途で検討している方が多いと思います。
ただ、ゲームのベンチマークでは注意が必要です。

ファイナルファンタジーXV

ファイナルファンタジーXVでのスコアは、1920×1080の標準品質ではRyzen AI Max+ 395が11519(とても快適)、Ryzen AI Max 390が11040となりました。
なお、1920×1080の高品質でもRyzen AI Max+ 395が8109(快適)、Ryzen AI Max 390が7611(快適)と、Ryzen AI Max+ 395のほうがスコアが高いものの500程度のスコアの差となっています。

モンハンワイルズ

モンハンワイルズでの測定では、解像度1920×1200、グラフィックプリセット「高」での測定です。
Ryzen AI Max+ 395では、スコア17319、平均101.37FPSとなりました。

Ryzen AI Max 390では、スコア16998、平均99.49FPSとなりました。
スコアとしてはRyzen AI Max+ 395のほうが上回ってはいますが、かなり肉薄している印象です。

定価として最大9万円の差はあるのですが、グラフィック性能としてはかなり近しいんですよね。
定価で検討すると、価格の安いRyzen AI Max 390搭載モデルでも十分快適だと思います。
(とはいえ、真ん中モデルのGZ302EA-AI916Cは、楽天ビックなどではポイント還元分も加味すると404,820円+10%ポイントバックで、Ryzen AI Max 390モデルよりも安価に実質368,019円で購入可能。それを選択するといいのかもしれません)

200WのACアダプターは大きい…PDでも使える?フルパワーで回しても、バッテリーは持つ?

外出時の悩みとなるのが、バッテリーの問題です。

ROG Flow Z13は200WのACアダプターがついていますが、意外と大きいんですよね。
これを持ち運ぶとバッグもかさばるので、できればPD100Wに対応しているならPDにおまかせしたいです。

出先ではライトな利用になるならいいのですが、ゲームや動画編集・書き出しなどのクリエイター用途な利用の場合は、問題ないでしょうか?
実際に検証してみました。

動画の書き出し時間をテスト

Davinci Resolve Studioにて、今回はGalaxy S25 Ultraの先行レビュー動画(4K:38分16秒)でテストしてみました。
書き出した動画は、以下の動画です。

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