こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
非常に人気なAQUOS senseシリーズの最新モデル、AQUOS sense8が発売されました。
AQUOS sense7の見た目からはあまり変わらないですが、中身がガラッと変わっています。
側面の指紋センサーは、ついに電源ボタンと統合し非常に使いやすく。
チップセットはSnapdragon 6 Gen 1に進化し、サクサク動作にゲーム性能も大幅向上。
カメラは4K撮影も可能になり、同じ4~6万円台のスマホの中ではかなりいい写真・動画を撮影できるようになりました。
AQUOS sense7からの進化や、Pixel 7a・Xperia 10 Vなど競合機種と比べてどれがおススメか?
実際に使って感じたポイントを比較していきます。
AQUOS sense8の外観、使いやすいデザイン・フォルム
AQUOS sense8は、plusのモデルがなくなり1種類となっています。
SIMフリー・NTTドコモ・au・UQ mobile・楽天モバイルで発売されます。
引き続き、カメラのデザインが印象的なAQUOS sense8
AQUOS sense8の見た目は、AQUOS sense7と引き続き背面上側の中央部に大きくカメラレンズがついています。
AQUOS R7/R8 proにも似た、カメラを強調する見た目に驚きます。
強調されたカメラ自体は、AQUOS Rシリーズよりは小さいですが、カメラに力を入れているAQUOS senseシリーズの気合を感じます。
ディスプレイはフラットですが、背面のエッジは若干の丸みを帯びています。
握りにくさは全くなく、非常に握り心地がいいです。
下側には、3.5mmイヤホン端子とスピーカーがついています。
今回も、AQUOS sense8はモノラルスピーカー搭載と、この点は少し残念ですが、ゲーム自体はヘビーでなければ結構快適にプレイできます。
何よりも、AQUOS sense8は軽いです。
スペック・性能的に最大のライバルはPixel 7aになると思いますが、重さのストレスが全くないのがAQUOS sense8のメリットになると思います。
Pixel 7aは193gと、AQUOS sense8より結構重いです。
歓迎すべき、指紋センサーと電源ボタンの統合!Payトリガーにも引き続き対応!
AQUOS sense7では、指紋センサーは側面の電源ボタンの下に独立して配置されていました。
AQUOS sense8ではついに、指紋センサーと電源ボタンが統合されています。
画面をつける際も、使い終わって画面を消灯する際も、同じボタンでON/OFFできるので、非常に便利です。
「Payトリガー」も、引き続き対応しています。
ロック画面化ホーム画面の状態で、指紋センサーを長押しすると、予め指定しているアプリを起動できます。
PayPayなどの決済アプリを設定しておけば、レジ前でもたつくことなくすぐに支払い画面が使えます。
Payトリガーフォルダーという機能もあり、ポイント機能のアプリも入れておけば、すぐ切り替えることも可能です。
Payトリガーも不自由なくできるようになったため、非常に使いやすくなった気がします。
「マスクをしたまま顔認証」にも引き続き対応!
AQUOS sense8では、このご時世にうれしい「マスクをしたままでも顔認証」に対応しています。
マスクをしたままでも簡単に顔認証ができるので、外出先でも非常に便利。
ディスプレイは90Hz駆動!疑似的に最大180Hzのなめらか表示にも対応!
AQUOS sense8は、6.1インチのIGZO OLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。
今回、AQUOS senseシリーズとして初めて90Hz駆動となります。
また、黒画面の挿入により疑似的に180Hzの表示も可能となっています。
ディスプレイも新素材を利用し、ブルーライトを約50%低減しながら画質の影響なくきれいに見えることができます。
目の負担が軽減され、非常に見やすい画面となります。
実際に写真や動画を見てみても、非常にきれいな映像を楽しめます。
常時有効、というのがわからないぐらいですね。
AQUOS sense8で注目したい、カメラとサクサク動作!
AQUOS sense8とAQUOS sense7で、見た目以上に中身が格段に進化しています。
どう進化しているのか、見ていきましょう。
AQUOS sense8のスペック
AQUOS sense8のスペックは以下の通り。
項目 | AQUOS sense8 (ドコモ・au・UQ・楽天) | AQUOS sense7 (ドコモ・au・UQ・楽天) |
---|---|---|
サイズ | 71x153x8.4mm, 159g | 70x152x8.0mm, 158g |
画面 | 6.1インチ、IGZO OLED | 6.1インチ、IGZO OLED |
CPU | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 5G |
メモリ(RAM) | 6GB | 6GB |
ストレージ(ROM) | 128GB | 128GB |
バッテリー | 5,000mAh | 4,570mAh |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 6は非対応) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 6は非対応) |
カメラ | 50MP(1/1.55インチ) +8MP(超広角) | 50MP(1/1.55インチ) +8MP(超広角) |
CPUとしては、AQUOS sense7シリーズは同じSnapdragon 695 5Gを搭載していましたが、AQUOS sense8ではSnapdragon 6 Gen 1が搭載されています。
非常に快適な動作になっています。
画面サイズは同じ6.1インチ・IGZO OLEDの非常にきれいな画面。
下の動画では、実際にX(Twitter)やブラウザのスクロール、ゲームプレイしていますが、非常に快適にプレイできます。
(再生ボタンで、該当箇所から再生されます)
ベンチマーク測定結果
Antutuベンチマークの測定結果は以下の通りです。
同じ価格帯の競合スマホと比べると、以下の通りです。
項目 | AQUOS sense8 | AQUOS sense7 | Xperia 10 V | OPPO Reno9 A | Pixel 7a |
---|---|---|---|---|---|
CPUスコア | 166898 | 155644 | 156020 | 149311 | 217788 |
GPUスコア | 109500 | 84471 | 84765 | 102010 | 195931 |
MEMスコア | 106336 | 96578 | 94815 | 95447 | 166624 |
UXスコア | 130713 | 101275 | 107150 | 105772 | 149522 |
トータルスコア | 513447 | 437968 | 442750 | 452540 | 729865 |
チップ | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 | Snapdragon 695 | Snapdragon 695 | Google Tensor G2 |
メモリ | 6GB | 6GB | 6GB | 8GB | 8GB |
定価(メーカー) | 56,980円 | 51,500円 | 67,100円 | 41,800円 | 69,300円 |
定価(キャリア) | au 59,800円 UQ 59,800円 d 62,150円 楽天 63,800円 | au 59,500円 UQ 59,500円 d 54,230円 楽天 49,980円 | au 69,550円 UQ 69,550円 d 79,860円 SB 79,920円 楽天 72,800円 | Y! 41,400円 楽天 53,900円 | au 63,890円 d 75,350円 SB 79,920円 |
全体的にスコアアップされており、51万点を突破しています。
使ってみても非常になめらかな動作をしていて、非常に使い勝手がいいです。
カメラの動作は快適!4K動画撮影も可能!
AQUOS senseシリーズは、歴代ワンテンポ遅れてシャッターが切れるような動作が気になっていましたが、AQUOS sense7からAQUOS R7と同等の高速レスポンスできるカメラアプリに変わりました。
AQUOS sense8でもこの快適さは健在で、AIシーン認識時の表示が若干変わっているところ以外はAQUOS sense7とほぼ同等です。
さらに、今回AQUOS sense8ではSnapdragon 6 Gen 1が搭載されたことで、4K動画撮影も可能になっています。
きれいな動画を撮影可能です。
カメラは、光学式手振れ補正(OIS)搭載!よりブレに強い!
AQUOS sense8の標準カメラは、AQUOS sense7と同様に1/1.55インチのセンサーが搭載されています。
AQUOS sense6s以前と比べるとセンサーが大型化され、非常に映りがきれいです。
さらに、今回ついにAQUOS sense8には光学式手振れ補正(OIS)が搭載されています。
OISへの対応は、Pixel 7a・Galaxy A54 5G・Xperia 10 Vには搭載されています。
OPPO Reno9 Aには非搭載ですが、定価が1ランク上のOPPO Reno10 Pro 5Gも搭載されています。
競合他社が光学式手振れ補正に対応している中で、AQUOS sense7でもカメラがかなり強化されきれいに撮れる中での、唯一ともいえる欠点がOIS非搭載でした。
光学2倍相当のズームに対応!
AQUOS sense8の標準レンズは5,030万画素が搭載され、2倍にズームする場合には中央部をクロップすることで2倍の望遠写真となります。
1倍で撮影すれば高精細に、2倍で撮影すればズームでもきれいに撮影できます。
2倍で観覧車付近を撮影し、それを部分拡大していますが、観覧車の骨組みや手前側の木々・ピカチュウの画像の粗さなど、AQUOS sense8のほうがきれいに撮影できていますよね!
写真の作例比較
写真を比較していきましょう。
外の風景
空の青さや、ビルの反射など、少し違いはありますね。
AQUOS sense8はPixel 7aのような鮮やか目に撮れていますね。
建物や木々の映りも、違いを感じます。
曇天の場合に結構感じるのですが、AQUOS sense8は雲の模様まで忠実に再現されているのに驚きます。
AQUOS sense8の写真は、ほかのスマホに比べると少し暗めに見えますが、空も非常にきれいですし、細部も細かく再現されているように見えます。
屋内
屋内で比較してみます。外の風景も見える場所だと、外の明るさに引っ張られて屋内が暗くなる、といったこともありがちですが、AQUOS sense8ではかなりバランスよく撮影できています。
屋内の植物も比較してみます。
夜景
東京駅のレンガの柄までしっかりとれているのはPixel 7aのみです。
Xperia 10 Vはもう少し頑張ってほしいかな……。AQUOS sense8は、拡大しなければかなりきれいに映っていますね!
食事
最後に、食事です。
ごはんのつぶつぶ一つ一つがちゃんとはっきり撮影できているのは、AQUOS sense8の良さが活きていますね。
Pixel 7aも同様にきれいに撮れているのですが、少し寒色よりな色合いなため、よりおいしそうな色合いなのはAQUOS sense8だと思います。
さんまの焼け具合など、カメラによってだいぶ変わるのが印象的ですよね。
AQUOS sense8の色合いはなかなか見事だと思います。
動画の作例比較
動画については、レビュー動画内で比較しています。
再生ボタンタップで、該当箇所から再生できます。
AQUOS sense8の昼間の動画では、かなりきれいに撮影できていますが、2倍になると手振れ補正が少し甘めな印象です。
Pixel 7aのほうが、とくに夜景も非常に映りがよく、マイク音声もクリアで総合的には満足できそう。
ただ、AQUOS sense7と比べると、AQUOS sense8は大幅に改善されているのがわかります。昼間1倍で撮影すると非常にいい感じで撮れそうです。
AQUOS sense8、かなりすごいぞ!満足度高い!
AQUOS sense8は、AQUOS sense7と見た目はあまり変わらないようにも見えますが、着実に進化しています。
CPUがSnapdragon 6 Gen 1搭載、カメラの映りもかなり向上しており、使っていて非常に満足度が高いです。
買い替えご検討中の方も、今年はAQUOS sense8をぜひ選んでみてください!
かなり快適に使えると思います!
実際にAQUOS sense8を使って感じたメリット・デメリットまとめ
AQUOS sense8を実際に使って感じたメリット・デメリットをまとめます。
黄色のラインは先代のAQUOS sense7からの改善点、青色のラインは競合のGoogle Pixel 7aとの差異です。
- ちょうどいい大きさと、絶妙な軽さ!
- 側面電源ボタンと指紋センサーが統合!Payトリガーが非常に使いやすい!
- きれいな画面!写真も動画も見ごたえあり!
- 光学式手振れ補正(OIS)搭載 & クロップ2倍ズーム対応できれいなカメラ!
暖色寄りで、より細部まで撮影できる! - Snapdragon 6 Gen 1搭載!快適動作、4K動作撮影可能に!
- DP Altモード(DisplayPort出力)対応!ミドルレンジのサポートはうれしい!
- AQUOSならではの、余裕の電池持ち!
- 超広角・夜景動画はあと一歩…
それ以外のシーンも、5~6万円程度の価格帯としては、全体的にはいい感じ! - モノラルスピーカー搭載(ステレオではない)
- ワイヤレス充電非対応
AQUOS sense8とPixel 7aでは多少の機能差はありますが、搭載されている機能については大きく不満と思える点はないのがいいところです!
Pixel 7aのほうが1.2万円ほど高いですが、使いたい機能にあわせて選ぶといいと思います。
AQUOS sense8の価格
▼動画でもレビューしています!