こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
SamsungよりGalaxy Tab S10シリーズが発表されました!
今年は、Galaxy Tab S10 Ultra・Galaxy Tab S10+の2モデルが発売されます!
Galaxy Tab S10 Ultra・Galaxy Tab S10+は、MediaTek Dimensity 9300+ MT6989を搭載し、非常にハイパフォーマンス。さらに、ベイパーチャンバーはGalaxy Tab S9シリーズ比1.48倍と、効果的な冷却が可能。
ディスプレイはDynamic AMOLED 2Xスクリーンを採用し、120Hz駆動のスムースな映りと反射防止により、非常に美しい映像体験を実現できます。
また、Galaxy Tab Sシリーズといえば「Sペン」!今回も書き心地のいいBluetoothリモコン・ジェスチャー機能にも対応したSペンが標準付属し、スケッチやSamsung Notesを使ったメモにも活きます。
Galaxy AIにより、手書きメモしながらの音声録音の文字起こし・要約、AIスケッチ、PDF翻訳など、Sペンを使った機能が充実!大画面だからこそ非常にメモがしやすく、書き心地も抜群で仕事や勉強にも活かせます。
キーボードには専用のAIキーが搭載され、Geminiを簡単に分割画面で起動します。
さらに、動画視聴時には人の声の音量のみを大きくして聴きやすくできる「ダイアログブースト」の機能も搭載されるなど、あらゆる用途で使えます!
今回は、発表に先立ちましてサムスン電子ジャパン様より、Galaxy Tab S10+をお借りできましたので、気になる機能や特徴をレビューしていきます!
商品貸出 サムスン電子ジャパン株式会社
Galaxy Tab S10 Ultra・Galaxy Tab S10+がついに登場!大きな進化は?
今回日本で発売されるのは、14.6インチのGalaxy Tab S10 Ultraと、12.6インチのGalaxy Tab S10+の2機種となります。
特徴を詳しく見ていきましょう!
Galaxy Tab S10 Ultra・Galaxy Tab S10+の外観・色は?
Galaxy Tab S10シリーズの外観は、昨年のGalaxy Tab S9シリーズ・一昨年のGalaxy Tab S8シリーズと大きくは変わっていません。
今回お借り出来たのはGalaxy Tab S10+ですので、Galaxy Tab S10+で見ていきましょう。
ボディーのカラーは「ムーンストーングレー」です。
Galaxy Tab S8・S9シリーズは「グラファイト」となっていましたので、もう少しグレーなカラーになっています。
Galaxy Tab S10+の実機の色は上の写真のカラーが近いです(角度によって、光の反射で白めに見えることもあります)。
Galaxy Tab S10+とGalaxy Tab S10 Ultraのディスプレイの違いと美しさ
ディスプレイはGalaxy Tab S10+は12.4インチ、Galaxy Tab S10 Ultraは14.6インチとなっています。
ベゼルはGalaxy Tab S10 Ultraのほうが少し狭めです。
16:10のワイド画面で、Dynamic AMOLED 2Xスクリーンを採用しています。
120Hzのリフレッシュレート、HDR 10+を採用しています。
さらに、今回反射防止が強化されています。Galaxy Tab S9は4.5%の反射率だったところが、Galaxy Tab S10シリーズでは2%まで減少され、晴天下でもくっきり見えます。
Galaxy Tab S10+・Galaxy Tab S10 Ultraの薄さ・クアッドスピーカーの音質は?
ボディーはさらに、それぞれ0.1mmずつ薄型化を実現しています。
厚さはGalaxy Tab S10+は5.4mm、Galaxy Tab S10 Ultraは5.6mmです。
スピーカーはタブレットの両側面にクアッドスピーカーが搭載されています。
▼動画内で音質比較しています
音質は、やはりクアッドスピーカーなだけあって非常に良好。上の動画でも聴き比べられます。
背面には、Galaxy Tab S8・S9シリーズまでは「AKG」のロゴが刻印されていましたが、Galaxy Tab S10シリーズではなくなっています。
Galaxy Tab S10シリーズでは、映画・ドラマなどで人の声を明瞭に聴こえるようにブーストする「ダイアログブースト」機能も搭載されています。
大画面でNetflixやAmazonプライムビデオなどのドラマ・映画を見るのに最適ですね!
背面にはカメラと、Sペンのマグネット充電ポート
背面のカメラは、広角13MPと超広角8MPのデュアルカメラが搭載されています。
カメラの隣にはペンを装着できるマグネットが搭載されており、ペンをくっつけることで充電が可能です。
別売りのカバーと併用することで、背面側も全体をマグネットでおおわれSペンも離脱しにくくなります。
Book Cover Keyboardに加え、背面カバーとキーボードが一体になったBook Cover Keyboard Slimも発売されます。
今年はペン収納部分が取れる仕様となっているようです。
Galaxy Tab S10 Ultra・Galaxy Tab S10+のスペック
Galaxy Tab S10 Ultra・Galaxy Tab S10+のスペックの進化点をまとめます。
下表の蛍光ペンの箇所が、先代のGalaxy Tab S9シリーズからの進化ポイントです。
項目 | Galaxy Tab S10 Ultra | Galaxy Tab S10+ |
---|---|---|
大きさ | 208.6×326.4×5.4mm 718g | 185.4×285.4×5.6mm 571g |
メインディスプレイ | 14.6インチ (2960×1848) 120Hz Dynamic AMOLED 2X 反射防止 | 12.4インチ (2800×1752)120Hz Dynamic AMOLED 2X 反射防止 |
CPU | MediaTek Dimensity 9300+MT6989 | MediaTek Dimensity 9300+MT6989 |
メインカメラ | 13MP(広角) +8MP(超広角) | 13MP(広角) +8MP(超広角) |
フロントカメラ | 12MP(広角) +12MP(超広角) | 12MP(超広角) |
スピーカー | クアッドスピーカー | クアッドスピーカー |
バッテリー | 11,200mAh 超急速充電2.0 45W対応 | 10,090mAh 超急速充電2.0 45W対応 |
メモリ(RAM) | 16GB(1TBモデル)/12GB | 12GB |
ストレージ(ROM) ※国内版 | 256GB/512GB/1TB | 256GB/512GB |
防水防塵 | IP68 | IP68 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6E |
Sペン | 付属(IP68 Sペン, BT/マグネット充電対応) | 付属(IP68 Sペン, BT/マグネット充電対応) |
キーボード | ブックカバーキーボード(別売) | ブックカバーキーボード(別売) |
価格 | 1TB 299,750円 512GB 248,600円 256GB 219,120円 | 512GB 216,480円 256GB 187,440円 |
昨年のGalaxy Tab S9シリーズからの進化点としては、
- SoCにMediaTek Dimensity 9300+ MT6989を採用(性能アップ)、ベイパーチャンバーも1.48倍に面積拡大
- メモリ・ストレージの構成の追加
- Wi-Fi 7対応!(Galaxy Tab S10 Ultraのみ)
- 薄く・軽く
- 利用できるGalaxy AI機能が充実
の5つの点です。
MediaTek Dimensity 9300+ MT6989を採用!冷却性能もアップして、より快適に!
SoCにはMediaTek Dimensity 9300+ MT6989を採用しています。
公式には、CPUは17%、GPUは27.5%、NPUは13.5%の性能向上を図っており(Galaxy Tab S9との比較)、システム性能が向上しています。
また、ベイパーチャンバーはGalaxy Tab S9シリーズと比較して1.48倍に向上。
長時間のゲームでも、ベイパーチャンバーで高度な冷却を実現しています。
Antutuベンチマーク(v10.3.4)で測定したところ、1728222というスコアを記録しました。
デバイスタイプが異なるため、比較しにくいですが、Galaxy S24 Ultraに搭載しているSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyでは1817372というスコアであるため、同等程度のパワーを発揮していることがわかります。
GeekBench 6のスコアは、CPUがMulti-Core 7014、Single-Core 2169。
GPU OpenCLで12382でした。
ゲームも快適で、非常に便利に使えます!
Galaxy Tab S10シリーズを使ってわかる、便利な機能!
Galaxy Tab S10+を実際に使って感じる、便利な機能をご紹介しましょう。
タブレットでも使える「かこって検索」!数学の宿題も、解き方を教えてくれる!
Galaxy S24 UltraやGalaxy Z Fold6、Pixel 9シリーズなどでも使える、「かこって検索」!
スマホ画面上にある写真が「なんの商品だろう?」と思ったり、旅行先をサーチしたり、と、まるで囲むだけで簡単に検索できる便利な機能です。
私も、息子がとった昆虫の名前がわからないときなど、カメラを起動してかこって検索をしたりして役立てています。
この「かこって検索」ですが、実はGalaxy Tabシリーズでも使えるのです!
Galaxy Tab S10+・Galaxy Tab S10 Ultraでも標準搭載されていて、画面下のバーかホームボタンを長押しすれば簡単にかこって検索できます。
画面上の外国語を翻訳したり、ハミングして歌を検索したり、文字で打ち込まなくても簡単に検索できます。
さらに、Galaxy Tab S10シリーズでは、数学の宿題などをかこって検索しても、解き方を簡単に教えてくれます!
もちろん宿題は自分でやったほうがいいのは当たり前ですが、解き方がわからないときにすぐ教えてもらえるのは非常に強い味方です。
Gemini標準搭載!キーボードに「AI専用キー」が搭載され、簡単にGeminiが使えるように!
タブレットの下面側には、Book Cover Keyboard用の接点が刻まれています。
スマホでも続々搭載されているGoogleの生成AI「Gemini」が、Galaxy Tab S10シリーズでも標準搭載されています!
Galaxy Tab S10シリーズでは、別売りの専用キーボードに「AI専用キー」が搭載されています。
Geminiを使いたいときにボタンをひと押しすることで簡単にGeminiが画面右側に分割起動し、利用することができます。
Galaxy Tab S10シリーズでも、Pixel 9シリーズと同様Gemini拡張機能の利用も可能です。
Gmailやマップなどを横断的にAIで検索・要約など利用できます。
Samsung Notesは大画面だからこそ活きる!Galaxy AIで録音筆跡も、AIスケッチも使える!
Galaxy Tab Sシリーズを使う最大のメリットは、Samsung Notesでの手書きメモ・スケッチです。
Samsung Notesの手書きメモは、大画面搭載のGalaxy Tab S10だからこそ活きると思うのです!
大きいキャンバスに書けるので、Galaxy Tabでのメモは非常に便利。
隣にGalaxy S24 UltraやGalaxy Z Fold6などGalaxyスマホを置いておけば、スマホ側にパレットを置いて使うことも可能です。
大画面だけじゃない、Galaxy TabでSペンを使うメリット
さらに、Galaxy Tab S10シリーズに付属しているSペンは持ち手は太め、ペン先はGalaxy SシリーズのSペンのように細い筆のような書き心地のものが付属しています。
驚くほど書き心地がいいのです!
筆のような書き心地のSペンは、画面との摩擦抵抗が少ないことから手首も疲れません。
さらに、録音しながら手書きメモをする場合も、筆跡の音がほとんどしない・録音されないので、録音データを再生する際も非常に聴きとりやすいのがポイントです。
▼実際に録音しながら書いたあと、録音音声での「コツコツ音」を動画でも紹介しています(再生ボタンで該当箇所から再生されます)
録音した音声はGalaxy AIで文字起こしも可能。Galaxy S24発売時よりだいぶ文字起こしの精度も向上しました。話者識別も可能です。
また、要約や翻訳もできます。
Galaxy Tab S10シリーズに搭載されるGalaxy AI機能(Samsung Notesアプリ)
Galaxy Z Fold6などに搭載されているGalaxy AIの機能はすべて搭載されている他、さらに機能追加が予定されています。
- ノートアシスト:自動フォーマット・要約・スペル訂正・翻訳 (Galaxy S24 Ultraから搭載)
- レコーディングアシスト機能:録音音声の文字起こし・要約・翻訳(Galaxy Z Fold6から搭載)
※ボイスレコーダーアプリではS24から搭載 - PDF翻訳:ファイルアプリからPDFをSamsung Notesで開くと、文書を上書きするような表示で翻訳(Fold6から搭載)
- AIスケッチ:手書きでのスケッチをAIで生成(Galaxy Z Fold6から搭載)
- 手書きアシスト:手書き文字の誤字訂正・文章整列(以前のGalaxyから対応)
- スマートセレクト:ブラウザなど他アプリの画面上のキャプチャをSamsung Notesに保存可能(以前のGalaxyから対応)
- 数学アシスト:手書きの数式をテキストに変換し、自動的に解まで計算される。関数をグラフに示すことも可能(発売時非搭載・アップデートで対応予定)
上記の機能はアップデートにより、Galaxy S24シリーズ以前でも順次提供されています。
スケッチなどの用途でも便利ですが、筆者も、仕事中のメモ・録音しながらの議事録作成・取材先での録音しながらメモ、などは本当に便利に活用できています。
Galaxy Z Fold6と発売時の機能は同等ですが、より大きな画面で筆跡の音を拾うことなく録音しながらメモできる点はかなり便利だと思います。
同等機能を、Windowsでも使わせてほしいし、Galaxy Bookを日本でも売ってほしい…と思う最大の要因は、やはりSペンの書き心地とSamsung Notesの使い心地です。
これだけでも、Galaxy Tabを使う意義はあると思います。
意外と使える、「2番目の画面」でのWindows画面拡張!
Galaxy Tab S10シリーズでも使える、Galaxy Tabの便利な機能としては、「2番目の画面」という機能があります。
コントロールパネルから「2番目の画面」を選択し待機させ、Windows PCからワイヤレスディスプレイ接続(Windowsキー+「K」ボタン)をすると、Windows PCのサブ画面として使えます。
キーボードやマウスは、Windows機のものでも、Galaxy Tab S10シリーズ側のものでも使えます。
ワイヤレス接続のため反応がいいのはWindows機側なので、できればマウス・キーボードはWindows側を使って、Galaxy Tab S10シリーズ側は表示に徹したほうがいいと思います。
動画でも動作をご紹介していますが、結構使えます。
出先でも、1画面よりは2画面構成で出来たほうがやはり圧倒的に効率は上がります。そんな時に、「2番目の画面」機能は役立ちます。
1台でPCっぽく使いたいなら、Galaxy DeX
Galaxy Tab S10シリーズでも、PCモードの「Samsung DeX」は1台で対応します。
コントロールパネルからDeXのボタンをタップするか、設定でキーボードカバーを装着したらDeXが有効をする設定も可能です。
見た目はPCっぽく、より柔軟にウインドウの大きさを変更したり複数窓を並べたりが可能です。
Androidアプリを複数パラレルに使いたい方には有用です。
Microsoft OfficeアプリはWindows版のようにフル機能が使えるわけではないのは注意ですが、iPadとだいたい同等程度の機能をAndroidでも利用できます。
また、Galaxy Tab S10シリーズでも、動画編集アプリのLuma Fusionや、絵画アプリのClip Studio、メモアプリのGoodnotesもインストールされています(ライセンスは別途必要です)。
クリエイティブ用途でも、すぐ使い始めることが可能です。
Galaxy Tab S10 Ultra・Galaxy Tab S10+で、動画もゲームも、仕事も便利に使える!
Galaxy Tab S10 Ultra・Galaxy Tab S10+は、前年モデルよりマシンスペックも向上しサクサク動作できるとともに、ハイエンドGalaxy Tabならではのいい音質・いい画質でゲームや動画も楽しめます。
Galaxy Tab S10シリーズはSペンも付属!
筆のようななめらかな書き心地で、手首への負担も少なく筆跡の音もほとんどしないGalaxy Tab S10シリーズは、Samsung Notesを使った手書きメモやスケッチも非常に便利。
音声録音・AIによる書き起こしや、AIスケッチなどでも役立ちます。
また、「2番目の画面」を使えば、Windows PCのサブディスプレイとしても使えるのも非常に便利!
時にはサブPCとして、時にはサブディスプレイとして使えるのはかなり便利です。
Galaxy Tab S10 UltraとGalaxy Tab S10+では、大きさ以外のスペック上の違いはメモリ・ストレージの組み合わせ(Ultraのみ1TBモデルあり)と、Galaxy Tab S10 UltraのみWi-Fi 7に対応している点です。
持ち運びを見据えるならGalaxy Tab S10+がおススメ!
家でコンテンツを楽しむ場合や、動画編集などのクリエイター用途を大きな画面で使いたい方はGalaxy Tab S10 Ultraがいいかもしれません。
ぜひ、好みのGalaxy Tab S10シリーズを使って、仕事やプライベートに役立ててくださいね!
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