こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
熱海の海沿いに建つ「ホテルニューアカオ」。昭和レトロな雰囲気と、海に迫り出すような独特のロケーションで知られるホテルです。
2026年、ホテルニューアカオでは客室やレストラン、キッズフロアなどを段階的に改装。今回は報道関係者向けの内覧会に参加し、リニューアルした館内や新施設を見学してきました。
半年前に改装前の様子を中心に紹介しましたが、半年間営業しながらのリニューアルを進めてきました。改装後の新しいホテルニューアカオの様子をレポートします。
取材協力:ホテルニューアカオ

2026年、館内を段階的にリニューアル

ホテルニューアカオでは、歴史ある建物や意匠を大切にしながら、現在の宿泊ニーズに合わせて施設を更新しています。

今回の改装は2026年4月の客室改修から始まり、6月にはメインダイニング錦の波打ち際にテラス席が誕生。
7月にはオーシャン・ウイング12階にキッズフロアがオープンし、10月にはフレンチレストラン「ボヌール」と「サロン・ド・錦鱗」がリニューアルしました。
営業を続けながら少しずつ更新していくのは、ホテルに愛着を持つ宿泊客の思い出や、ニューアカオらしい雰囲気を大切にするためでもあるそうです。
今回の内覧会では、単に古い設備を新しくするだけでなく、ホテルで過ごす時間そのものをより快適にする改装だと感じました。
海を眺めながら食事を楽しめる「ボヌール」
ホライゾン・ウイングのフレンチレストラン「ボヌール」は、10月にリニューアルしました。

店内は大きな窓に囲まれ、相模灘を一望できます。海辺のリゾートらしさを感じさせながら、クラシカルで落ち着いた雰囲気に仕上げられているのが印象的です。

床や天井、照明、椅子などを更新し、柱にはゴールドの塗装を施すなど、細部まで手が加えられています。窓の外の景色だけでなく、食事を楽しむ空間そのものも、より上質な時間を過ごせるよう整えられました。
リニューアル記念コースは、静岡の食材や地域とのつながりも
内覧会では、リニューアルを記念した特別コースについても紹介がありました。

料理長によると、コースには静岡の食材を取り入れ、料理を盛り付ける器にも熱海の木材を活用。森林保全のために間伐された木を器として生かしたそうです。

魚料理では、甘鯛を48時間熟成させてうま味を引き出し、生の仕立てと表面を炙った仕立てを一皿で楽しめるよう工夫。野菜を使った一皿では、身だけでなく皮や葉も生かし、食材を余すことなく使うことにもこだわっています。

料理を味わうだけでなく、地元の食材や生産者、地域とのつながりを感じられるコースになっていました。
「キッズカーニバル」がテーマのキッズフロア
ファミリーでの滞在をより楽しめるよう、オーシャン・ウイング12階にはキッズフロアが誕生しました。

フロア全体のテーマは「キッズカーニバル」。カラフルな内装で、エレベーターホールから客室まで、子どもがわくわくできる空間になっています。


フロア内には、全天候型のキッズパークを設置。子どもの年齢に合わせた遊具エリアに分け、安全面にも配慮しています。昭和レトロな雰囲気を取り入れたエリアに加えて、子どもが描いた絵を映し出すデジタルコンテンツもあり、昔ながらのホテルの魅力と現代的な遊びが組み合わされています。




キッズパークに隣接する客室も、ファミリー向けのコンセプトルームにリニューアル。内覧した「キッズルームプレミア」は最大7名で宿泊でき、3世代での旅行やグループでの滞在にも対応します。




子ども用の洗面台やベビーバス、子ども用チェアなども用意されており、小さな子どもと一緒の旅行でうれしい設備がそろっています。ホテルの中で遊び、部屋でくつろぎ、また遊びに出かけるという過ごし方がしやすいフロアです。


12階共用のトイレも子ども仕様で、子供が使いやすい設計になって慰安す。


和室の一部を洋室へ。客室の使いやすさも見直し
客室は、現在の宿泊ニーズに合わせた改修が進められています。

内覧会で見学した客室の一つは、もともと8畳の和室だった部屋をベッドのある洋室へと改装したもの。ベッドを設置しつつ、空間を広く感じられるよう家具の配置や収納の見せ方も工夫されています。

改修は一度にすべての客室を変えるのではなく、フロアごとに段階的に進めていく計画とのこと。和室をすべてなくすのではなく、10畳の和室などは残す予定です。畳で過ごしたい人にも選択肢があるのはうれしいポイントです。
また、枕元のコンセントなど、今では当たり前になった使い勝手も見直しているそうです。歴史ある客室の雰囲気を生かしながら、滞在中の細かな不便を減らしていく改装といえます。
「サロン・ド・錦鱗」は華やかさを生かしてリニューアル

オーシャン・ウイング15階にある「サロン・ド・錦鱗」は、ディスコイベントや宴会などに使われる会場です。

シャンデリアや華やかな柱、大きな窓から見える相模灘と熱海の街並みが印象的な空間。今回の改装では、会場の雰囲気を生かしながら、音響設備や絨毯、天井などを更新しました。


内覧会当日は、会場でディスコイベントも開催されていました。宿泊施設でありながら、こうした華やかなイベントを楽しめるのも、ホテルニューアカオらしい魅力の一つです。






2027年春には4つ目の大浴場「潮彩」が開業予定
内覧会では、工事中の新しい大浴場も特別に見学できました。

新しい大浴場は、ローマのテルマエを思わせる空間を目指して整備中。ホテルでは既存の3か所の温浴施設に加え、4つ目の大浴場として2027年春の開業を予定しています。サウナや水風呂も備える計画です。

名称は「潮彩(しおさい)」。かつて営業していた大浴場の名前を受け継ぎつつ、「彩」の字を加えた名前になると紹介されました。見学時点では工事中で、完成イメージも変更となる可能性があるとのこと。実際にどのような浴場になるのか、開業が楽しみです。

また2027年春には、ホライゾン・ウイング屋上から熱海城など熱海の観光施設へ向かうアクセスルートも整備される予定です。

昭和レトロを残しながら、今の旅に合わせて進化

今回の内覧会で見たホテルニューアカオの改装は、昔の面影を一新するというより、ホテルが持つ個性を生かしながら、滞在の楽しみや使いやすさを広げていくものだと感じました。
海のすぐそばで食事を楽しめるテラス、ファミリー向けのキッズフロア、使いやすさを見直す客室、そして開業を控える新しい大浴場。施設ごとに異なる改装ですが、共通しているのは、ニューアカオらしさを守りつつ、幅広い人が過ごしやすいホテルへと更新していることです。
2027年春には大浴場や屋上からのアクセスルートも整備される予定。これからも段階的に変化していくホテルニューアカオに、ぜひ注目してみてください。



