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Snapdragon 8 Gen 3 & Snapdragon X Elite 発表!Snapdragon Summit 2023に実際に参加して感じた、近未来のモバイル像[PR]

Snapdragon Summit全体の様子は、動画でも詳しく解説しています
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こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。

クアルコムの「Snapdragon Summit 2023」が、ハワイのマウイ島にて2023年10月24日(現地時間)から3日間の日程で開催されました。

毎年、フラッグシップのスマートフォン用チップSnapdragon 8シリーズの新モデルなど発表されていますが、今年はPC向けのSoC「Snapdragon X Elite」と、スマホ向けの「Snapdragon 8 Gen 3」という二つの大きな目玉が発表されています。

今回、私Snapdragon Insidersの日本代表として、実際にSnapdragon Summit 2023にご招待いただきました。
実際に、発表やデモを通じていろいろな体験を行う中で感じた、近未来のモバイル像をレポートしていきたいと思います。

提供:クアルコム

目次

パフォーマンスだけじゃない!AI、特に「オンデバイスAI」に最適化

今回、PC向けには「Snapdragon X Elite」、スマホ向けには「Snapdragon 8 Gen 3」が発表されたわけですが、非常に印象深いのは両者とも「AI」に重きを置いている、という点です。

パフォーマンスのさらなる進化は、圧巻

Snapdragonの進化としてもっとも皆さん気になるのが、パフォーマンス性能でしょう。
かなり進化しています!

PC向けの「Snapdragon X Elite」

PC向けのSnapdragon X Eliteが特に印象的だったのが、かなりの省電力&高パフォーマンスを実現しているという点です。

M2 Maxと比較したOryon CPUのシングルスレッドピークパフォーマンス
M2とのマルチスレッド比較でも2倍の性能!

クアルコムが開発したPC向け「Oryon CPU」(オライオンCPU)は、CPU性能ではAppleのM2 Maxを超え、消費電力も30%少ないことをアピールしています。
なによりも、筆者自身もWindowsユーザーですが、Apple Silicon M1登場時のインパクトを超える期待をWindowsで味わえる、このワクワク感がたまりません。

なお、Oryon CPUはPC向けだけでなく、スマートフォン向けのSnapdragonにも2024年に登場するモデルにて搭載する方針を発表しています。

GPU性能も、Intel Core i7-13800Hと比べ2倍、Ryzen 9-7940HSと比べ1.8倍の高パフォーマンス。
さらに、80%の省電力も実現しているのが非常にうれしいところです。

CPU・GPUともに、非常にパワフルな性能を実現しています。

スマートフォン向けの「Snapdragon 8 Gen 3」

スマートフォン向けには、Snapdragon 8 Gen 3が発表されています。

Kryo CPUの構成が変更されています。
Snapdragon 8 Gen 2のプライムコア1-高性能コア4-高効率コア3の組み合わせから、Snapdragon 8 Gen 3はプライムコア1-高性能コア5-高効率コア2の組み合わせに変化。
より性能を重視し、パフォーマンスは30%UP、電力効率は20%アップしています。

Adreno GPUも、さらに25%高性能・電力効率も上がっています。

会場で見ていてびっくりしたのは、グラフィックではレイトレーシングのさらなる進化です。
あらたにグローバル・イルミネーションに対応。光源からの直接光だけでなく、照り返しやオブジェクト同士で起こる光の反射などの複雑な効果も、非常にきれいに再現してくれます。

▼会場でのデモの映像は動画内に載せています

会場でのデモでは、正直息をのむほどきれいな違いで、Snapdragon 8 Gen 3の力を思い知らされました。

非常に印象的な「Built for AI」

今回の発表で非常に重きを置いていたのはPC向けの「Snapdragon X Elite」でしたが、その中でも「AI」に非常に重きを置いている印象を受けました。

AIは、特にChatGPTが急速に広まったように、生成AIを始め非常に注目されています。

この生成AIは、On-Deviceで、(クラウドではなく、デバイス上に閉じて動作できる)というのが最も注目に値します。

AIエンジンのHexagon NPUは、45TOPS(1秒間に45兆回も演算)と5年前の100倍に。
デバイス内で130億以上のパラメーターも走ります。

実際に生成AIを試す機会もありましたが、現時点では英語のみ、というものの、非常にレスポンスも速く好印象でした。

▼動画で実際にレポートしています

さすがに固有名詞を問うような質問には答えにくいですが、一般的な単語を用いた画像生成では非常に高速に動作します。

以前と比べると、15秒かかっていた処理が0.57秒で処理ができるようになった、とも発表しており、ストレスなくOn-device AIが動いているのは非常にうれしいところです。

スマホとAIでつなぐ、「見えないものも撮る」未来

スマホ向け「Snapdragon 8 Gen 3」でも、AI機能が大幅に強化されています。
Snapdragon Summit 2023での発表時にも、「Gen AI」というエフェクトがあったぐらいです

Gen 3を「Gen AI」と表現するほど、AIに注力しています

例えば、画像生成AI「Stable Diffusion」をスマホ上で動作できます。

Spotlightプレゼンテーションでのデモ上でも、画像生成は軒並み1秒を大幅に切り、0.5秒台。
非常に高速で処理できていました。

AI生成した画像とフロントカメラの自分を一緒に写真で撮る、といったデモも行われました。

撮影した動画内で余計なものが映りこんでしまった際にAIで消去可能なVideo Object Eraser機能は、他社では静止画・音声では実現していますが、Snapdragonでは動画で実現しています。

さらに、生成AIによって、特に画像はインパクトがあるので「フェイク」が氾濫することは非常に懸念点。
Snapdragon 8 Gen 3では、C2PAに対応し、ファイル情報に「生成AIで加工した」ことを付加できるようになっています。

クアルコム自身が生成AIと溶け込む未来の生活をきちんと道筋立てて作っているのは、非常に関心を覚えました。

スマホ向け「Snapdragon 8 Gen 3」の気になる進化のポイント【カメラ】

カメラ向けも大きく進化。
リアルタイムに映像を物ごとに識別するCognitive ISPは、昨年の8レイヤーから12レイヤーに進化。

さらに「Vloggers View」では、リアルタイムでメインカメラの映像にフロントカメラの自分の姿を合成(背景はうまく消して)動画撮影できます。

▼動画内で動いている様子を確認できます

実際にデモを見てみると、非常にすごくてうなってしまいました。

ソニーのLYTIAセンサーとは、深度情報を最適化する発表もなされています。
3D ToFセンサーをサポートすることで、深度測定の際3000倍以上の解像度を得られます。

Snapdragonに最適化されたDual Conversion Gainセンサーも、LYTIAブランドとしてSonyからリリースされます。

サムスンのISOCELL HP3とSnapdragon 8 Gen 3の組み合わせで、
・選択した被写体を、スマホを動かさずにリアルタイムで自動追跡
・ズーム時も4K解像度を維持、ズーム映像と全画面ビデオを同時に撮影可能

などといった、次世代のフラッグシップスマートフォンに載りそうな機能も続々と発表されています。

特にPC向けに注力!WindowsとSnapdragonの未来に、非常に期待したい

Snapdragon Summit 2023の中でも、PC向けSnapdragon X Eliteの発表に非常に時間を費やしており、非常に注力しているのがわかります。
Snapdragon Insiders向けの専用プログラムも一部用意されていましたが、その中には最新のベータ版テスタープログラムである「Windows Insider Program」の紹介もあり、MicrosoftとSnapdragonの協業にも非常に力が入っていることがうかがえました。

Windows Insider Programについて解説するMicrosoft MVPでSnapdragon InsidersメンバーのJeremy Sinclair氏(左)と、
Snapdragon Insiders Program担当のクアルコムGreg氏(右)

ARM準拠のWindowsデバイスとして今までインパクトがあったのは、2019年にQualcommとMicrosoftが共同した「Microsoft SQ1」を搭載したSurface Pro Xが上げられます。
(その後、Surface Pro X(SQ2モデル)や、SQ3を搭載したSurface Pro 9も発売)

筆者も2019年に初代のSurface Pro Xを購入し、いち早く試しましたが、現在は当時に比べARM64対応アプリも増えてきています。

MATTU SQUARE
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カギとなるMicrosoft 365(Microsoft Office)のアプリも現在ではARM64に最適化されていますし、この数年で少しずつ環境が整いつつあります。

動画編集ソフトDavinci ResolveのネイティブARM64バージョンも、Snapdragon Summitにて発表があり、2024年にリリースを予定しています。
Davinci Resolve自体も私も使っていまして、めちゃくちゃうれしいですね!
パワフルなパフォーマンスをしっかり活かせるアプリが揃ってくるのにも、非常に期待しています。

Windowsユーザーとしては、早くほしい、早く使ってみたいです…!!!
多数のメーカーでSnapdragon X Elite搭載のPCが製品化されることを願っています。

PC・スマホとイヤホン・車など、Snapdragonは身の回りの機器をシームレスにつなぐ!

PC向けのSnapdragon X Elite、スマホ向けのSnapdragon 8 Gen 3以外にも、いろいろな発表がありました。

家じゅうどこでも音楽を楽しめる!Snapdragon Sound「S7 Pro」はWi-FiとBluetoothのシームレスな切替に対応!

Snapdragon Soundでは、「Qualcomm S7 pro sound platform」「Qualcomm S7 sound platform」が発表されています。

一番の注目ポイントは、「Qualcomm XPAN」技術です。
従来はBluetooth通信でヘッドホン・イヤホンとスマホ・PCなどをつなぎ音楽を楽しむのが普通でした。
ただ、家で機器と離れた場合に、音楽が途切れてしまうのが欠点。

そんなときに、XPANではWi-FiとBluetoothをシームレスに切り替え、Wi-Fiでも楽しめるようになります。
Wi-FiとBluetoothはS7 ProチップのNPU(AI特化エンジン)によって自動的に切り替わるため、ユーザーは何も操作する必要がありません。

家じゅうどこでも、つなぎ替えなどいらずに同じイヤホンで音楽が楽しめます。

そのほか、Snapdragon Summitでは、Snapdragon Insiders向けにSnapdragon Soundの超低遅延を味わうデモも行われました。

Xperia 5 VとオーディオテクニカATH-TWX9を使ったデモ
クアルコムジャパンの福井さんが担当しました

AACコーデックとaptX Adaptiveでつながったイヤホンで、それぞれピアノのキーボードを押すと、遅延の違いは一目瞭然!
aptX Adaptiveの遅延の少なさが非常によくわかりました。

▼デモの様子は動画にて確認できます

https://youtube.com/watch?v=XrlUAczaw8o%3Fsi%3DYbjeUcyCn_S9Xh_O%26start%3D1225

1つのデバイスから複数のBluetoothイヤホンに向けて音声を送信する「Auracast」のデモも行われました。
スマホとBluetoothイヤホンは1対1での通信が普通ですが、Auracastでは1対20というような、ラジオや発表会の通訳などにも使えるような、1対多の通信が可能となります。

スマホとAR/XRグラスで広がる未来

現実を拡張するARをはじめ、XRの未来も訪れようとしています。
スマホとAR/XRで作り上げる未来も、Snapdragon Summit 2023で片鱗を見ることができました。

フィットネスでARを活用する未来

例えば、フィットネスでARグラスを使うのも有用です。
ARグラスの中ではコーチとのトレーニングの様子をリアルタイムで見ることができます。
さらに、スマホで全身を映しておけば、今どの筋肉を使っているのかグラス内でもリアルタイムで確認できます。
スマホが分析・フィードバックもしてくれるのです。

フィットネスでARグラスを使うとき(実際にこのような感じで見えます)

Meta Quest 3で、より迫力のあるVRコンテンツ・ゲームを

VRでは、Metaとの協業によるMeta Quest 3の紹介もされています。

Snapdragon XR2 Gen2の搭載により、GPUのパワーは2倍に、より高速でスムーズな経験ができます。
3Dオーディオの迫力も含め、より没入感が増すゲーミング体験が可能です。

Meta | Ray-Banのスマートグラス「Ray-Ban Metaスマートグラス」

Metaとの協業では、スマートグラスの「Ray-Ban Metaスマートグラス」についても紹介されました。
日本では取り扱いがありませんが、海外では299ドルから(4万円台)と、リーズナブルな価格で購入可能です。

Ray-Ban Metaスマートグラスも、Snapdragon AR1 Gen 1が搭載されています。
サングラスとして実際にグラス内に映像が映し出されるわけではないですが、12MPカメラが搭載されることで写真・動画も非常に高精細に撮影できます。

Ray-Ban Metaスマートグラスは、耳元に音質のいいスピーカー、マイクも搭載されています。
目元のカメラで撮影した動画をスマホで見返すと、かなり迫力のある動画+耳元で音声が聴こえて、まるでそこにいるような臨場感を味わえるのが印象的です。

▼Ray-Ban Meta スマートグラスで撮影した動画の作例

私も含めSnapdragon Insidersの参加者はRay-Ban Metaスマートグラスを実際にご提供いただいています。
レビュー記事はこちらから

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AI時代を見据えた、未来のクルマも!

会場では、クアルコムのSnapdragon Digital Chassis solutionを利用したBMW i7が展示されていました。

一面ディスプレイで張り巡らされていますが、運転席からジェスチャーでカーステレオをコントロールしたり、座席のリクライニング操作など車のコントロールもすべてシステム上で出来るようになっています。

後部座席には非常に大きな32:9のタッチスクリーン対応ウルトラワイドディスプレイが設置されています。
映画などはもちろん、HDMI接続で仕事用としても利用できるとのこと。

現代、車もいろいろな機器が搭載されて便利になっていますが、自動運転と相まってスマホやウォッチ・PCなど、各種機器とシームレスにつながって何も意識せずにドライブを楽しめるようになったら、非常にうれしいですよね!

これからのスマホは、ガジェットはどうなる?近未来のモバイル像が垣間見えた!

クアルコムのクリスティアーノ・アモンCEO(左)と、筆者MATTU(右)

今回、Snapdragon Summit 2023に参加する機会を頂き、はじめて海外の発表会を肌で体感しました。
Snapdragon X EliteやSnapdragon 8 Gen 3など、PCやスマホの頭脳をつかさどる大切なチップですが、今回特に大幅に「AI」のほうに進化の方向が明確に行っていました。
セキュリティーも担保した「オンデバイスAI」がつくる未来が、AndroidとWindows・イヤホン・車など、身の回りの様々なデバイスがシームレスにつながった未来が、垣間見えたような気がします。

クリスティアーノ・アモンCEOとSnapdragon Insidersのみんなで集合写真

また、今回は「Snapdragon Insiders」の日本代表として参加することができたのですが、世界中からSnapdragonを愛するSnapdragon Insiders 25名が集結し、国や言語の違いを超え、非常に刺激になりました。
Snapdragonやガジェットを愛する気持ちは、万国共通ですね!

非常に有意義なSnapdragon Summit 2023でした。

▼Snapdragon Summit全体の様子は、動画で詳しく解説しています

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