こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ソニーは、新型ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」を発表し、2023年9月1日より発売されます。
7月25日よりソニーストアなどで予約受付を開始しています。
私もWF-1000XM4のヘビーユーザーですが、WF-1000XM4は高音質ながら、大きさや重さなどで少し弱点を感じていました。
WF-1000XM5では、このM4の弱点を見事につぶしつつ、装着感と高音質を両立しています。
個人的には、WF-1000XM5を一度耳につけて音楽を味わうと、なかなか耳から離したくなくなるぐらい、付け心地も音質もすごい印象を受けています。
今回、WF-1000XM5のお披露目会にご招待いただき、また先行してお借りする機会がありました。
先代のWF-1000XM4とも比べながら、WF-1000XM5をレビューしていきたいと思います。
商品貸出:ソニーマーケティング株式会社
▼動画でも解説しています
小型化したWF-1000XM5、ちょうどいい軽さ!
WF-1000XM5は、WF-1000XM4と比べかなり小型化されています。
耳にフィットする、小型なWF-1000XM5
WF-1000XM5は、片耳約5.9gと、非常に小型化されています。
また、LinkBuds Sのフォルムにも似た、すっきりとしたデザインになっています。
WF-1000XM4と異なる凹凸のないデザインは、風ノイズの低減にも寄与されているとのこと。
凹凸はないですがワンポイントがしっかりついていて、素敵な印象です。
WF-1000XM4は、片耳約7.3gと結構大きく、音質はよいのですが結構耳への負担が多い印象を受けていました。
つけていると重心が耳の外にありそうな(実際はそうではないのでしょうが)印象があり、耳から落ちたことはないのですが落ちそうだな…と不安に感じていました。
WF-1000XM5は耳に装着しても非常に着け心地が良く、安定している印象を受けます。
WF-1000XM5は耳の中に納まっている感じがすごくて、ちゃんと耳で支えて音を届けている感じがします。
2時間ぐらいつけっぱなしで聴いてみても、問題ないですね!
ケースも小型化。より丸みを帯びたデザインに。今回もワイヤレス充電対応!
ケースもより小型化されています。
中の本体に合わせて、より丸みを帯びたデザインに変更されています。
握ってみてもより手になじむのが印象的です。
ケース自体は、今回もワイヤレス充電に対応しています。
ワイヤレス充電対応の充電台に置いておくことで、簡単に充電することが可能です。
ケース体積としては15%ダウンですが、ケースの重さは39g(M4は41g)とあまり変わりません。
ただ、フォルムが変わったことで手で持ちやすい印象を受けます。
軽量化でも、バッテリーの持ちは変わらず!
WF-1000XM5は、イヤホン単体ではノイズキャンセリングONで8時間、OFFで12時間の電池持ちです。
ケース内の充電を併用すると、ノイズキャンセリングONで24時間、OFFで36時間の電池持ちとなります。
電池が少なくなっても、3分の充電で60分再生可能な急速充電に対応しています。
M4は5分の充電で60分再生可能、とのことでしたので、急速充電の充電速度もより向上しています。
実際にノイズキャンセリングONの状態で2時間半ほど聴いたところでは、左70%、右68%となっていました。
左右のギャップも少なく、安定して聴けていました。
WF-1000XM5のイヤホン、高音質性能はさらに向上?使い勝手は?
WF-1000XM5のイヤホンは、小型になっても高性能は健在です。
むしろ、増しています!!
統合プロセッサーV2と高音質ノイズキャンセリングプロセッサQN2e搭載!世界最高のノイズキャンセリング!*
WF-1000XM5は、搭載されている統合プロセッサーがV2に進化!
さらに、高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2eも搭載され、ハイレベルなノイズキャンセリング処理、音質信号処理を可能にしています。
片耳に3つずつのノイズキャンセリングマイクも搭載されており、ソニーの製品ページでも「圧倒的ノイズキャンセリング性能を実現」と記載されています。
WF-1000XM4と比べても20%のノイズ低減を実現しています。より音楽に没頭できる環境が整った感じ。
アンビエントサウンドモードも、きちんと搭載しています。
*世界最高:2023年4月10日時点、ソニー調べによる、左右独立型ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン市場において。JEITA基準に則る
ドライバーユニットも8.4mmの口径サイズで進化!
ドライバーユニットはソニー独自開発8.4mmの「ダイナミックドライバーX」。
ドーム部とエッジ部に異なる素材を組み合わせた振動板構造。エッジは低音域を、ドーム部が高音域を、というふうに音域によって担当が分かれます。
実際に聞き比べてみると、WF-1000XM5はWF-1000XM4に比べて、
・低音域がしっかりしていて、非常に聴きごたえがある
・高音域がさらに透明感ある、立体感がすごい
と、機器の音声ボリュームを合わせて聴いてみても、聴きごたえがさらに上がった感じがします。
お披露目ライブでも、ジャズピアニストの山中千尋さんが「曲間の静寂を見事に表現できている」と言われていましたが、確かにまさにその通り。
ライブ音源を聞いてみても、例えば曲の終わりの「バシッと」感が非常に心地いいんです。
まるでその会場にいるかのように。これが曲間の静寂につながっているのではないかなぁと思います。
正直、何時間でも聴いていられます…!
▼当日の山中千尋さんのライブについても、公開許可をいただきまして少し紹介しています(再生ボタンで再生できます)
通話品質もソニー完全ワイヤレス史上最高!*
ワイヤレスイヤホンを装着して通話やテレビ会議をすることも多いと思います。
通話品質も、さらに向上しています。
イヤホンは凹凸をなくすことで、風ノイズ低減に寄与しています。
また、AI技術により周囲の環境ノイズを低減し、マイク通話音声をクリアに抽出します。
骨伝導センサーも採用し、なかなかクリアに聴こえます。
*2023年7月25日、ソニー調べ
マルチポイント機能で、2台の機器に同時接続!
OSを選ばずに2台の機器に同時接続できます。
同時再生はできないですが、例えばPCで音楽を聴いていてスマホに着信があった場合は、スマホの着信に自動切替できます。
今回、WF-1000XM5ではHeadphonesアプリ上で接続機器の管理が可能です。
「+」ボタンから、新しい機器の追加も簡単にできます。
また、AndroidでGoogleアカウントにログインした状態では、接続したことのあるデバイスを認識してくれます。
一度そのGoogleアカウントで接続しておくと、接続したことのない他のAndroidデバイスでも、ヘッドセットがアクティブになった状態で「接続しますか?」のポップアップが表示されます。
ワンタップでペアリング・接続できるので、非常に便利です。
接続の安定性がかなり向上している感じがする
イヤホンをケースから取り出して耳に装着したとき、左右のイヤホンの接続機器への接続が非常にスムーズになった気がします。
WF-1000XM4では、以前のモデルに比べるとだいぶ安定してきてはいたものの、接続後の再生・立ち上がりの時にふらつきがある(といえば、ユーザーの方は少し感覚わかるのではないでしょうか…)感じがありました。
WF-1000XM5で接続、ケースへ戻す・耳へ装着を繰り返しやってみても、ばちっと接続されます。
耳に入れるとすぐに両耳からふらつきなく再生されるのが非常にいいです。
私が現在使っているWF-1000XM4では、最近左耳のバッテリー消費が激しかったり、満充電できない、という現象に悩まされていました。
WF-1000XM5でもある程度長期間使ってみないとわからないところかもしれないですが、接続環境等も安定しているように感じるので、このあたりも改善されていると期待したいです。
小型になって、より使いやすくなった感じ!
WF-1000XM5は、音質がきわまっただけではなく、イヤホン自体も小型化され非常に取り回しが良くなった印象です。
手軽に聴いて、長時間つけていてもストレスが軽減。
さらに高音質が極まっています。
装着感と高音質で、かなり使いやすくなった印象です。
一言でいえば、「耳がよろこんでいる」!
ホントそういった感じで、臨場感のある音楽を長時間聴き続けられる喜びに、久しぶりに触れた気がしました。
気になる方、ぜひ買ってみていただければと思います。