こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
HUAWEI WATCH FIT 4 シリーズがついに発表されました!
スクエア(四角)型のFITシリーズにも、ついに待望のProモデル「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」が登場しました!
超薄型ボディで軽く、耐久性も抜群です。
HUAWEI WATCH FIT 4 Proには、進化した「HUAWEI TruSense」が搭載され、より総合的に健康をトラッキングできます。医療認証も取得した心電図機能も使え、情緒測定もできます。
気圧計を新搭載、GPSも改良され、アウトドアスポーツ機能も充実。ゴルフも新対応。
そして、電池も長持ち。
今回は発表に先立ちまして、ファーウェイ中国本社にて実機を体験するとともに、ファーウェイ・ジャパン様より実機をご提供いただき、2週間ほど使って感じたポイントをレビューしていきます。
商品提供:華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)

ついにProモデルが登場!「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」のデザイン
HUAWEI WATCH FIT 4シリーズは、ノーマルの「HUAWEI WATCH FIT 4」とProモデルの「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」の2種類がラインナップされています。
円形モデルの「HUAWEI WATCH GT 5」シリーズにも、ノーマルとProの2種類がありますが、円形の「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」に対応する四角型が「HUAWEI WATCH FIT 4 Pro」です。
個人的にも、発売後半年間「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」をずっと使い続けて気に入っていたこともあり、HUAWEI WATCH FITシリーズにもProモデルが出るのは非常にうれしいです。
HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、より薄型・軽量でスタイリッシュ!

HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、厚さ9.3mmと、歴代のFITシリーズで最も薄いです。

FIT 3は9.9mm、FIT 4は9.5mmで、さらに薄さを追求しています。
重さも、ベルトなしの本体のみで32g。
サファイヤガラスやチタン合金のベゼル、航空機グレードのアルミニウムを採用しており耐久性も追求しながら、軽くて非常に付け心地がよいです。

HUAWEI WATCH FIT 4 Proのベゼルは、角ばった形状をしています。
ノーマルモデルのHUAWEI WATCH FIT 4はもう少し丸みを帯びており、この角ばった感じが妙にかっこよさを演出しています。


クラウンは右上部についており、今回ご提供いただいているブラックの場合は赤いクラウンが非常に印象的です。
「グリーン」はベゼルがグレーでクラウンはグリーンの配色となっています。
「ブルー」は、ベゼルとクラウンがライトブルーの配色です。

バンドも、ブラックとブルーはフルオロエラストマーストラップを採用していますが、3Dで立体的なウェーブを形成しています。
付け心地は非常によく、軽くて付けているのを忘れるほどです。

グリーンのほうは、立体的なウーブンベルトが採用されています。
通気性・速乾性にも優れており、つけやすそうです。

画面がめちゃくちゃ明るい!晴天下でもかなり見やすい!


画面自体は、GTシリーズが円形、FITシリーズが四角形という差はありますが、一度に表示できる情報はそこまで違いがなさそうです。
GTシリーズはディスプレイの中央に表示されることが多く、FITは四隅も使うことができるため、トータルでは機能ボタンの配置はFITのほうが多いです。

HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、明るさが3000ニトと非常に明るいです。
先代のFIT3が1500ニト、GT5 Proが1200ニトでしたので、とくにFIT 4 Proは晴天下で非常に見やすいのが特徴的です。


充電端子は、無接点のワイヤレスマグネット式に!

HUAWEI WATCH FIT 4シリーズでは、充電端子が接点のないワイヤレスマグネット式に変更されました。
FIT 3まではHUAWEI Bandシリーズと共用の端子を採用していたため、大きな変更となります。

充電台はシルバーのもので、HUAWEI WATCH GT 5 Proなどと形状は似ているのですが微妙に異なります。
FIT 4 Pro付属のもの(シルバー)でGT 5 Proを充電することは可能ですが、逆にGT 5 Pro付属のもの(ホワイト)でFIT 4 Proを充電することはできません。


バッテリー0から満充電までの充電スピードとしては、実測ではHUAWEI WATCH FIT 4 Proのほうが若干速いですが、ほぼ同等のようです。

健康も、スポーツも、HUAWEI WATCH FIT 4 Proで便利に正確にログ!
HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、健康も、運動も両方ともさらに進化。
より便利に、正確にログを取れます。
HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、最新のHUAWEI TruSense搭載!24時間正確にモニタリング!

HUAWEI WATCHは、昨年2024年より健康トラッキング機能が一新されており、睡眠・心拍数・血中酸素濃度・血圧・ストレス・情緒などさまざまな指標をまとめる「HUAWEI TruSense」が展開されています。


HUAWEI WATCH FIT 4 Proには、この新しい「HUAWEI TruSense」が搭載されています。
現在、HUAWEI TruSenseはHUAWEI WATCH GT 5 Proや、HUAWEI WATCH D2ウェアラブル血圧計に搭載されており、HUAWEI WATCH FIT 4 Proで3機種目となります。

超精密高温遮断ガラス技術の採用で、遮光技術も大幅に向上。赤外線は2%以下に、可視光線の透過率は0%と、
光路設計を新しくすることで、光源モジュールからの信号分布を均一に皮膚の血管分布を正しく得られるようになり、多次元のアルゴリズムモデルとの組み合わせで、より正確な測定結果が得られます。

ノーマルのHUAWEI WATCH FIT 4にはTruSenseではない従来型のセンサーが搭載されていますが、背面のセンサーを比較すると、このようにセンサーが大幅に刷新されていることがわかります。
HUAWEI TruSenseは、血中酸素濃度レベルや心拍数・呼吸数を24時間正確にモニタリングでき、精度も業界トップレベルに向上しています。
血中酸素レベルのデータ出力時間は従来の25秒から15秒に短縮され、より正確に速く測定できるのがHUAWEI TruSenseの大きな特徴です。


HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、心電図分析も可能!

HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、発売時から心電図の測定が可能です。
右側面のクラウン下にあるボタンに指先で30秒タップしておくと、心電図を計測してくれます。

心電図計測自体は、HUAWEI WATCH GT 5 Pro・HUAWEI WATCH D2ウェアラブル血圧計・HUAWEI WATCH FIT 4 Proが可能となります。
心電図も測れるスマートウォッチとしては非常に貴重な存在です。健康も、スポーツもログしたい方にとっては便利に使えるでしょう。


睡眠計測もさらに進化。日々の健康を睡眠で可視化!
睡眠計測も、さらに進化しています。

睡眠状態をスコアで可視化できるほか、今回新しくHRV(Heart Rate Variablility、心拍の間隔の変動を示す指標)や平均心拍数、血中酸素濃度、呼吸数という4つの指標を、その回の睡眠中と自身の平均で比較してくれる機能が搭載されました。
特に、HRVは鼓動間の時間間隔の変化量を表し、自律神経のバランスを示します。HRVの変化でストレスレベルやリラックス状態がわかります。
HRVが通常値を逸脱していると、例えば風邪や熱などの病気や、飲酒・ストレスなどで睡眠の質が低下する場合もあります。
この、睡眠の質の変化や健康リスクを割り出すために、HRVは非常に重要です。

メンタルヘルスは非常に重要!情緒の測定、解析も
HUAWEI WATCH FIT 4 Proでは、情緒の測定も可能です。

深センでのファーウェイ本社でのHUAWEI TruSenseに関する講演会を聴講した際にも、「気分の落ち込みと、体調の変化はリンクする」という話が非常に印象的でした。

その時の気分を検出し、不快な状態であれば深呼吸などを促すなど、ファーウェイはメンタルヘルスケアを非常に意識しています。
「病は気から」ということわざもありますが、研究の裏付けもあり、まさにメンタルは大事ですね。

また、文字盤などでも、動物の表情が変わる文字盤なども用意されており、一目で情緒がわかるようにもなっています。
気分って、体調以上に意外と自分では気づかないものなのかもしれません。意識するのは大事なことなのかも。

スポーツも楽しめる!高精度なGPSに対応!

HUAWEI WATCH FIT 4 ProのGPSには、HUAWEIヒマワリ型測位システムが搭載されており、屋外のワークアウトでも正確に位置測定が出来ます。
先代のFIT 3と比べると位置測定の精度が30%アップしています。

HUAWEI WATCH GT 5 Proにも搭載されており、そちらでは他社スマートウォッチとも比較しましたがかなり精度が高く感動しました。
HUAWEI WATCH FIT 4 Proでも、このようにHUAWEI WATCH GT 5 Proと同様に非常に高精度に取得できます。

公園エリアでは、Googleマップに表示されている道路からほとんどの経路ではみ出すことなくログが取れています。
ジグザグの道は木陰の長いスロープではありますが、ちゃんと経路通りログ出来ているのがわかります。
市街地のビル陰では、微妙に道からズレているところがあるのですが、大筋で通った道と整合しています。
(行きは図の右側、帰りは左側から通って帰りました)

GPSが非常に正確になっているのもあり、ウォータースポーツのルート記録にも対応するようになりました。
サーフィンやヨット、モーターボート、SUPなどのGPSログを取ることもできます。

FITシリーズとして初めて、気圧計搭載!登山・トレイルランニングでも使える!

HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、四角いFITシリーズとして初めて気圧センサーが搭載されました。
気圧センサー自体は、HUAWEI WATCH GT 5 Proと同等のものではありますが、HUAWEI WATCH FIT 4 Proのほうが軽くスポーツにも適するため、特にハードなアクティビティには適するかもしれません。
先ほどのウォーキングの運動ログのうち、チャートを表示するとこんな感じです。

気圧センサーを搭載していることから、チャート内では海抜も表示されています。
この経路はスロープ・階段などの高低差が比較的ある道のりではありましたが、しっかりその高低差もログ出来ているのがわかります。

硬度や気圧をリアルタイムビューでも確認できるため、例えば登山やトレイルランニングなど、高低差のあるスポーツでも使えます。

また、ワークアウトでも「階段昇降のワークアウト」も使うことが出来ますので、日々の生活の中でも階段昇降のトレーニングを取り入れることも可能です。


オフラインマップも表示可能!ワークアウト中の地図表示にも対応!

HUAWEI WATCH FIT 4 Proでは、FITシリーズとして初めてマップのオフライン表示にも対応しています。
HUAWEIヘルスケアアプリから事前にオフラインマップをダウンロードし、ウォッチに転送しておけば、ワークアウト中に現在地を地図で確認することができます。
(ワークアウト中でも、スマホアプリからのダウンロード操作で途中から地図を表示することができました)

そのほか、ルートをインポートしてナビとして使ったり、ルートバック機能を利用することも可能です。

HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、ゴルフコース3Dマップに対応!距離測定も!
HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、GT 5 Proと同様のゴルフ対応しております。

とくに、3Dマップ表示に対応しており、正確な距離測定も可能です。
あらかじめHUAWEIヘルスケアアプリからダウンロードしておくことで、日本全国・グローバルの多くのゴルフ場に対応してプレイすることができます。
スコアボードにも対応しており、手首にキャディがいる感覚でプレイすることが可能です。

HUAWEI WATCH FIT 4 Proのバッテリー持ちは?
HUAWEI WATCH FIT 4 Proのバッテリーは、公称値では最大約10日間、通常利用で約7日程度の利用が可能です。
急速充電も1時間で満充電ができます。
実際に使ってみたバッテリー計測結果を示します。

常時表示OFF、手首検出OFFでバッテリー消費抑えめで使った場合はこの通りで、だいたい14日程度の利用ができました。
HUAWEI WATCH GT 5 Proと比較してみたのですが、一応GT 5 Proのほうが半日程度長めには使えましたがかなり快適に使える印象です。
なお、測定期間内では結構仕事が立て込んでいて、ワークアウトは2回のみ行っています。
もう少しワークアウトが増えると、公称値同等の10日間程度になるのかと思います。
続いて、最もバッテリー消費の激しい常時表示ON・手首検出ONで使うとこの通りです。
この回では、午後10時から午前7時までの画面表示・通知がOFFになるスリープモードを設定しています。

この回では、だいたい1週間程度の電池持ちとなっています。
こちらもワークアウトが少なめではありますが、比較的公称値に近い値になっていますね。
常時表示中でも電池持ちがよいため、週1回休日に充電するペースでも十分利用できます。
充電のストレスがないのは非常にありがたいことです。
なお、バッテリー0%から充電すると、1時間2分で満充電まで到達できました。
HUAWEI WATCH GT 5 Proも1時間6分で同等ですが、充電速度が速く助かります。

HUAWEI WATCH FIT 4 ProとHUAWEI WATCH FIT 4の違い
HUAWEI WATCH FIT 4 ProとHUAWEI WATCH FIT 4の違いは、主に
- 外観(素材・薄さ・重さ)
- HUAWEI TruSense対応可否 (Proのみ対応)
- 温度センサー搭載、皮膚温度測定
- ECG(心電図)搭載
- ダイビング・ゴルフ・等高線マップ
となっています。
項目 | HUAWEI WATCH FIT 4 | HUAWEI WATCH FIT 4 Pro | |
---|---|---|---|
スペック | サイズ、重さ | 43x38x9.5mm, 27g | 44.5x40x9.3mm, 30.4g |
本体素材 | フロントカバー:アルミ合金 リアカバー:高分子ファイバー複合素材 | フロントカバー:アルミ合金、ベゼル:チタン合金 リアカバー:高分子ファイバー複合素材・ウルトラオペークガラス | |
ベルト | フルオロエラストマー/ウーブン | フルオロエラストマー/ウーブン | |
RAM+ROM | 32MB+4GB | ||
ディスプレイ | 1.82インチ(408×408) 最大輝度:2,000ニト アルミノシリケートガラス | 1.82インチ(408×408) 最大輝度:3,000ニト サファイヤガラス | |
バッテリー | 400mAh(通常7日/最大10日) | 400mAh(通常7日/最大10日) | |
充電 | ワイヤレス充電 | ワイヤレス急速充電 | |
GPS | 2つの周波数/ヒマワリ型アンテナ GPS/GLONASS/BeiDou/Galileo/QZSS | ||
気圧計 | 〇 | 〇 | |
温度センサー | × | 〇 | |
ECG(心電図) | × | 〇 | |
防水等級 | 5ATM | 5ATM | |
ワークアウト | ワークアウト | 109種類 | 111種類 |
登山・ハイキング・トレイルラン | 〇 | 〇 | |
スキー・スノーボード・クロスカントリー | 〇 | 〇 | |
ダイビング | × | 〇(40mフリーダイビング) | |
ゴルフ | × | 〇(ゴルフコース・ドライビングレンジ) | |
フルカラーでのオフラインマップ | 〇 | ◎(等高線マップ対応) | |
健康 | 脂肪の燃焼・ボディメイク | 〇 | 〇 |
情緒測定・ストレス軽減 | 〇 | 〇 | |
皮膚温度 | × | 〇 | |
生理周期 | 〇 | 〇 | |
睡眠モニタリング | TruSleep 5.0 | TruSleep 5.0 | |
心電図 | × | 〇 |
円形のGT 5シリーズに比べると、バンドの素材などは比較的FIT 4 ProとFIT 4で近いのですが、機能差は結構違いを感じます。

HUAWEI WATCH 5 も、なかなかすごい!指先一本で本格計測「X-TAP」搭載!
今回の発表会では、「HUAWEI WATCH 5」も発表されています。
ファーウェイ中国本社にて、発表に先駆けてHUAWEI WATCH 5もタッチアンドトライさせていただきました。


HUAWEI WATCH 5は、少しラウンドしたディスプレイに流れるような流線型のフォルムで、非常に美しさがあります。

注目は、右側面の中央部にある新しい「X-TAP」ボタンです。

このボタンは、圧力センサーとECGの電極・PPGの3つを兼ね備えた3-in-1センサーで、SpO2をリアルタイム計測ができます。
また、X-TAPボタンを3秒間長押しで、簡易的な健康診断として心拍数や心電図などの測定もでき、Health Glanceとして関連データを一覧表示してくれます。
健康のリスクがあるかどうか、ワンタップで簡単に測定ができます。

スマートジェスチャーとしては、ダブルタップで「応答」だけでなく、ダブルスライドをすることで別ボタンへ移動する、ということもできるようになりました。
HUAWEI WATCH 4シリーズ同様eSIMも搭載され、様々なスポーツを楽しむことも可能です。
画面遷移も非常に快適でメニューなどもヌルヌルしていて、個人的にめっちゃ感動してしまいました。
欲しい。

HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、四角型スマートウォッチの決定版!

HUAWEI WATCH FIT 4 Proは、四角型スマートウォッチとしては非常に完成度の高い製品に仕上がっています。
軽くて丈夫なため、スポーツでも普段使いでも便利ですし、画面も明るく、表示も鮮やかです。
健康機能も、スポーツのアクティビティも含め、より正確にモニタリングできるため、非常に使い勝手がいいのが特徴的です。
バッテリー持ちも格段によく、非常に快適です。
筆者自身、2024年10月のHUAWEI WATCH GT 5 Pro発売時から気に入ってずっと使っておりますが、HUAWEI WATCH FIT 4 Proはさらに画面が明るく使いやすい印象を受けました。
個人的には丸形が好きではあるのですが、形状と画面の明るさを天秤にかけていただき、ぜひ気に入ったほうを選んでいただけるといいかと思います。


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