ファーウェイの技術力、いつも驚かされます。
完全ワイヤレスイヤホンを多く手掛けるファーウェイが、新たなワイヤレスイヤホンを世に発表しました。
HUAWEI FreeClipです。
耳にクリップのようにつけるだけで、簡単に装着。
思った以上に外れにくく、長時間つけていても苦になりません。メガネユーザーでも干渉せず非常に便利。
執筆時点ではクラウドファンディングサイト「GREEN FUNDING」にて支援を受け付け、2月に公式販売が予定されています。
今回は、メーカー様より開発機を先行でご提供いただきましたので、実際に使って感じた率直な感想をご紹介します。
※開発機のため、実際の製品とは異なる点があるのをご了承ください。
商品提供:ファーウェイ・ジャパン
いままでにない形状、これがなかなか快適!HUAWEI FreeClip
HUAWEI FreeClipを使って感じたポイントは、以下の通りです。
オープンイヤー型の中ではかなりコンパクト!持ち運びも便利!
完全ワイヤレスイヤホンは、カナル型(密閉型)やインナーイヤー型に加え、最近はオープンイヤー型のイヤホンが増えてきています。
単純に音質だけ考えれば密閉できるカナル型のほうがいいのは事実なのですが、耳の中を密閉するのでどうしても蒸れなどの耳の負担が増えます。
オープンイヤー型イヤホンは、耳をふさがず耳の穴付近にスピーカーを配置します。
耳の中への負担はないですが、耳の外側をひっかけるタイプも多く、メガネへの干渉や持ち運びの際に大きくなるなど、別のデメリットが出てきます。
HUAWEI FreeClipは、耳の側面に引っ掛ける「イヤーカフ型」のタイプをしています。
オープンイヤー型の一種ではありますが、ほかのオープンイヤー型イヤホンと比べても非常にコンパクトで持ち運びも便利。
オープンイヤー型のHUAWEI FreeClipは、カナル型のHUAWEI FreeBuds Pro 3とケースの大きさもあまり変わりません。
かさばらず、持ち運びも非常に便利ですね!
C-ブリッジデザインの独特な形状が魅力
HUAWEI FreeClipは、「C-ブリッジデザイン」という独特な形状をしており、球体(アコースティックボール)と平べったい豆のような(コンフォートビーンズ)2つのパーツを細いブリッジ(C-bridge)が橋渡ししているような感じです。
このブリッジは、高性能なニッケルチタンの形状記憶合金でできております。
ブリッジ自体は結構柔らかいのですが、形状記憶によりちゃんと元に戻ってくれます。
「Clip」と名前がついている通り、耳にクリップのように挟み込むだけで装着できます。
耳に実際にはめてみても、ずれ落ちることは全くなくぴったりフィットします。
首をかなり振っても落ちることはなく、安定してつけ続いています。
ただし、耳に負担がかかるほど強力についているかといえば、そういうわけでもありません。
どちらかといえば、耳の皮膚にそっと添えているような感覚です。
▼首を振っているところの動画から再生されます
締め付けていないのに、振動にも強くつけ続いているこの感覚は、なかなかに不思議なものを感じます。
本体自体もかなり軽く、片耳5.6g。
これも、負担がかかっていない良い装着感を得られるポイントの一つでしょう。
また、長時間つけていても、あまり違和感がないのはいいポイントです。
日中数時間つけていても疲れないので、HUAWEI Eyewear 2と同じような機能を別のメガネでも味わいたい、というときにはHUAWEI FreeClipを使うのはありだと思います。
オープンイヤー型イヤホンの中では、かなり音質はいい!クリアで聴きごたえある
耳の中に密閉するカナル型に比べ、一般的なオープンイヤー型は音質の環境は難しい印象が強いと思います。
ただ、HUAWEI FreeClipは、聞いてみるとかなり音質はいい印象を受けます。
スピーカーはアコースティックボール側に入っており、これを耳の穴出口にかなり近づけた状態で聴きます。
アコースティックボールには約10.8mmも「デュアルマグネットダイナミックドライバー」が入っています。
カナル型に比べれば低音は弱く感じますが、高音・中音・低音が非常にバランスがよく、聞きごたえがものすごくいいです。
また、他社のオープンイヤー型イヤホン等と比べると、非常にクリア。
音の濁りがなく、きれいな音楽を楽しめます。
同じオープンイヤーなHUAWEI Eyewear 2などと比べても非常に音がよく、かなり心地いいです。
音漏れは、適正音量であれば「ほとんどない」、といってもいいかも
HUAWEI FreeClipの音漏れも動画内で検証してみています。
▼音漏れを検証しています(部屋内は静寂です)
HUAWEI Eyewear 2よりもかなり耳の穴に近い位置にスピーカーがあるだけでなく、外側にも逆位相の音波を送出することで、ほとんど音漏れを感じないようになりました。
よほど接近してしまうと多少ハイハットの音は聴こえる程度ですが、通勤時間帯の満員電車以外では、電車の中でも普通に使えそうな音漏れのなさに正直驚いています。
スピーカー位置が異なるとはいえ、HUAWEI Eyewear 2よりかなり音漏れは改善している印象です。
ちなみに、イヤホンのスピーカーを耳と逆側に向けて、音が聞こえるか試してみると、かなり耳に密着させないと聞こえないレベル。
ボリュームを上げすぎない限りは、音漏れを気にする必要はなさそうです。
マイク音質もかなり良好。オンライン会議にも便利に使える!
HUAWEI FreeClipのマイク音質もチェックしてみました。
HUAWEI FreeClipとHUAWEI FreeBuds Pro 3、HUAWEI Eyewear 2で比較してみています。
▼マイク音質をテストしています(マイク音質テストの項目から再生されます)
上記の動画では、録音中にバックで音楽を爆音でかけ、音楽を打ち消して自分の声をきちんと拾えるかを確認しています。
HUAWEI FreeBuds 3は、ハイエンドの完全ワイヤレスイヤホンの中では最も周りの環境音を消し話者の声を拾いやすく相手に届けられます。
HUAWEI FreeClipのマイクは、デュアルマイクと骨伝導VPUセンサーを搭載したマイクで、ノイズ低減を利用可能です。
FreeBuds Pro 3と比べても同等レベルのノイズ低減性能を持っているように感じます。
マルチポイントで2台同時接続にも対応!
HUAWEI FreeClipは、ほかのHUAWEIのイヤホンと同様、AI Lifeアプリを使って設定のカスタマイズが可能です。
もちろん、マルチポイント接続にも対応しております。
2台同時接続が可能なので、スマホとPC、といった組み合わせで使い、PCでオンラインミーティングなどしながら、スマホに電話がかかってきたら特に切り替え動作も必要なく電話に出ることができます。
主に使う2台をシームレスに切り替え操作いらずで使えるのは、非常に大きいと思います。
そのほか、イヤホンへはダブルタップ・トリプルタップの操作でコントロールをすることが可能です。
ダブルタップでは再生/一時停止と曲送り/戻し、音声アシスタントの切り替えを、トリプルタップでは次の曲/前の曲の切り替えが可能です。
音量調整はできないのには注意が必要です。
サウンド効果(イコライザー)は、デフォルト・高揚・高温強調・音声の4タイプから選べます。
低音よりのイコライザーやカスタマイズはできないようです。
そのhか、装着検出や低遅延、左右の自動切替などの設定変更も可能です。
ロングバッテリー!1回8時間、ケース充電込みで36時間使える!
HUAWEI FreeClipはロングバッテリーなのも魅力です。
1回のフル充電で最大8時間、充電ケース込みで最大36時間の音楽再生が可能です。
充電が足りない!というときも、10分の充電で3時間の音楽再生ができます。
HUAWEI Eyewear 2でも1回のフル充電で最大9時間の連続再生が可能だったので、同様の使い方が出来そうです。
また、イヤホンは片側のみの利用も可能です。
形に左右の違いはないので、片方ずつ付け替えながら使い続けることも可能です。
HUAWEI FreeClipの使い心地がすごくいい!ずっとつけっぱなしで「HUAWEI Eyewear 2」の代わりにも
HUAWEI FreeClipの使い心地がめちゃくちゃいいです。
個人的には、HUAWEI Eyewear⇒HUAWEI Eyewear 2と愛用しているのですが、ほぼ同等(音質はEyewearよりもいい)の機能を使え、つけっぱなしで数時間使っていても快適に使えるのは非常に便利だと感じました。
メガネをつけていない方や、シーンに応じておしゃれな別のメガネをつけたい方も、HUAWEI FreeClipを使ってみるとかなり快適に使えるかもしれません!
▼動画でもレビューしています
コメント