こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
DELLは、2月18日に日本国内向けに発表会に実施し、2025年モデルからのブランドリニュアル・新製品の発表を行いました。
Inspiron・XPS・Alienwareと分かれていたブランドですが、ゲーミングシリーズはAlienware、それ以外のPCはDELLブランドに統一し、選びやすくなりました。
また、DELL Plusシリーズ4製品、AlienwareのデスクトップPCが発表されました。
とくにDELL Plusシリーズは、Intel Core Ultra (シリーズ2)のLunar Lakeが搭載されています。省電力ながらパワフルで、AIも使える非常に便利なPCです。
今回は、DELL PCの新製品を見ていきましょう。
DELLのラインナップ再編！より分かりやすく、選びやすく！
DELLのPCは、Inspiron・XPS・Alienwareの3ブランドがありましたが、「Dell」ブランドを中心に4つの枠組みにリブランディングされます。
ゲーミング向けにはAlienwareが継続されますが、それ以外のブランドは、Dell・Dell Plus・Dell Premiumの3階層に分けられます。
主に、Dell・Dell Plusが「Inspiron」だったもの、Dell Premiumが「XPS」だったものとなります。
4階層に分けられることで、自分がPCのどのような機能を使いたいかによって、より簡単に選べるようになりますね。
Lunar Lake搭載「Dell Plus」4機種、発売！違いと選び方
Lunar Lake搭載の「Dell Plus」が今回4機種発表されています。
違いを簡単にまとめていきましょう。
Dell Plus ノートPC4機種の違いまとめ
今回発売された4機種は、画面非光沢(アンチグレア)でタッチ非対応の2機種と、360°ヒンジを備えたタッチ・ペン対応のグレア画面を備えた2機種。
それぞれ、画面サイズの異なる14インチ・16インチが存在しています。
| Dell 14 Plus | Dell 16 Plus | Dell 14 Plus 2-in-1 | Dell 16 Plus 2-in-1 | |
|---|---|---|---|---|
| 大きさ[mm] | 314.0×226.15×16.95 | 356.78×250.6×16.99 | 314.0×226.15×16.39 | 356.78×250.6×16.99 |
| 重さ | 1.55kg | 1.87kg | 1.61kg | 2.05kg |
| 画面 | QHD+ 2560×1600 アンチグレア, 300nits | QHD+ 2560×1600 アンチグレア, 300nits, 120Hz | FHD+ 1920×1200 グレア, 300nits | miniLED QHD+ 2560×1600 グレア, 600nits 120Hz |
| ペン対応 | ー(タッチ非対応) | ペン対応・タッチ対応 | ||
| CPU | Core Ultra 5 226V Core Ultra 7 258V Core Ultra 9 288V | Core Ultra 5 226V Core Ultra 7 258V Core Ultra 9 288V | Core Ultra 5 226V Core Ultra 7 258V Core Ultra 9 288V | Core Ultra 5 226V Core Ultra 7 258V Core Ultra 9 288V |
| メモリ | 16GB/32GB | 16GB/32GB | 16GB/32GB | 16GB/32GB |
| ストレージ | 1TB | 1TB | 512GB/1TB | 512GB/1TB |
| ヒンジ | 180°ヒンジ | 360°ヒンジ | ||
| 接続 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 Thunderbolt 4.0(DP2.1、PD)、USB 3.2 Gen 2 Type-C(DP1.4、PD)、 USB 3.2 Gen 1 Type-A、ヘッドホン、HDMI2.1 | |||
| 生体認証 | Windows Hello対応 IR Camera・指紋認証 | |||
| バッテリー | 64WHr | 64WHr | 64WHr | 64WHr |
| 購入ページ | Dell 14 Plus(DB14250) | Dell 16 Plus(DB16250) | Dell 14 Plus 2-in-1(DB04250) | Dell 16 Plus 2-in-1(DB06250) |
ペン・タッチ対応と、360°ヒンジに対応しているかどうか、というのが4機種の最大の違いです。
2-in-1モデルのほうは、14インチは画面解像度がFHD+に下がっています。
16インチのほうはminiLED搭載、ピーク輝度も600nitsで明るくきれいなのが特徴的です。
また、ストレージは512GBを選べるのも特徴の一つでしょう。
Dell 14 Plus・Dell 16 Plusは、非光沢ディスプレイとなります。
映り込みが少ないため、実生活では使いやすいと思います。
動画視聴など、きれいさを重視したい場合には、2-in-1モデル(特に16インチのminiLED搭載モデル)がおススメです。
AI対応はどれだけ重要か？Intel Lunar Lakeの強み
発表会では、インテル株式会社技術本部部長の佐藤義和氏による、Intel Lunar Lake・Arrow Lakeの解説もありました。
AI PCがトレンドになっていますが、AI対応はどれだけ重要でしょうか？
AI PCで、どのAIエンジンを活用しているか？
AIの機能を高速で使う際には、アプリケーションが最適化されて、CPU・GPU・NPUから適切なものを選んでいる必要があります。
2025年末の予測として、AIに特化したNPUを使うアプリの割合は20%、GPUは40%、CPUが30%という割合となっています。
2024年末の段階からの推移としては、わずか5%の増加である点、またGPUを使っているAIアプリケーションもかなり多いというのが現実です。
つまり、NPUの速度だけでなく、GPUやCPUのパフォーマンスも大事である、ということ。
Core Ultra 200Vシリーズの特徴
Dell Plusシリーズに搭載されているのは、Intel Core Ultra 200Vシリーズです。
CPUと同じサブストレートにメモリーを載せており、CPUとメモリの間のレイテンシーが低く安定したスピードを確保できます。
x86のレガシーアプリとの互換性を維持しつつ、電力効率が最適化され、最大40%の消費電力低減。
また、EコアとPコアを継続して持ち、EコアはL2キャッシュ2倍や深いキューイングにより、32%の性能向上を誇っています。
Pコアも、キャッシュメモリーを24MB⇒36MBへ増やしたり、アウトオブオーダーエンジンを分けてパフォーマンスを向上させています。
クロック周波数を100MHz⇒16.67MHzの粒度で制御できるようになり、全体的なパワーを向上させています。
Eコアのパワー向上では、Microsoft TeamsはEコアだけで事足りる結果となり、電力効率が向上しています。
AI演算の処理能力としても、合計120TOPS、NPUだけでも48TOPSと、非常に高い能力を誇っています。
パフォーマンスを他社と比較すると
Geekbench AIで他社と測定比較すると、以下の通りです。
GPU・GPUの結果では、いずれもAMD Ryzen AI 9 HX370やQualcomm Snapdragon X Elite X1E-78-100よりも高いパフォーマンスを得ることができています。
CPU・GPU・NPUのすべてを測定できているのはIntel Lunar Lakeのみ。
Snapdragon X EliteはGPUが測定できず、アプリベンダー等の対応の広さでいち早く最適化をしてくれているのもIntelプロセッサーのメリットだとしています。
ゲーミングデスクトップも最強！Alienware Area-51 Gaming Desktopも発売！
ゲーミングブランドでは、引き続き「Alienware」を使用します。
最強のゲーミングデスクトップ「Alienware Area-51 Gaming Desktop AAT2250」が2025/2/26より発売されています。
電源をつけると、虹色に光る非常にきらびやかな筐体。
そして、最大でGeForce RTX5090が搭載され、ゲーミングを極めるには非常に便利なPCとなっています。
CPUは300Wまでのオーバークロックにも対応したIntel Core Ultra 9 285Kが最大で搭載されます。
本体自体もシャーシ85L、1500Wまでに対応します。
PCの大きさもかなり大きいのですが、価格もビックサイズです。
ポイントとしては、今回「制圧エアフロー」に対応しています。
東京ドームでもドーム内は加圧されており、出入り口を開けると外に強風がでます。あの原理で、PC内を加圧することによりエアフローを増加させ、より静かに空気を流れさせます。
ちょっと高すぎる…という方には、Alienware Aurora Gaming Desktopの方もおすすめです。
筐体も一回り小さく(それでも大きいですが)なり、価格も少しお手頃です。
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