こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
HUAWEIが2023年5月に発表・発売した3台のスマートウォッチは、どれも非常にインパクトが強かったです。
イヤホンを収納できるHUAWEI WATCH Budsや、血圧を測定できるHUAWEI WATCH Dは、それぞれ独自の機能を持ち非常に魅力的な印象を受けます。
とりわけ高級感とインパクトが強かった、真のフラッグシップ・スマートウォッチといえば、HUAWEI WATCH Ultimateでしょう。
思わず高級時計と見間違えてしまう風格に、100mダイビングにも最適化された最強スマートウォッチです。
見た目にほれ込みつつ、アクティビティの機能は卓越しすぎているかも?と思うビジネスマンも多いかもしれないですが、一般人が使うとどうでしょうか?
今回は、ファーウェイ・ジャパン様よりHUAWEI WATCH Ultimateをご提供いただき、アウトドアよりはどちらかというとインドア派なMATTUが実際に使ってみた感想を、率直にお話ししたいと思います。
商品提供:ファーウェイ・ジャパン
HUAWEI WATCH Ultimateの高級感、半端ない…
まずは、HUAWEI WATCH Ultimateのデザインです。
実際高級なんですが、世にいう高級時計の雰囲気が非常に濃く出ています。
「全てがこだわり」な、HUAWEI WATCH Ultimateのボディはたまらない!
HUAWEI WATCH Ultimateのこの風格、すごいですよね。
ケースは、非晶質ジルコニウムをベースにしたリキッドメタルを採用しています。
1000℃に溶かした液体金属を1秒以下の超急速冷却し、強度は従来の4.5倍、硬度は2.5倍に上げつつ、質量を17.4%軽量化しています。
堅牢なセラミックベゼルは、明るい場所で見ると鮮やかな青に見えますが、周囲の明るさによっては少し暗めでシックにも見えます。
3つのクラウン(ボタン)は航空機グレードのチタン合金製となっています。
右上のメニュークラウンは、回す操作にも対応!
また、1.5インチのディスプレイは大きめで、明るくて見やすいです!
外でも晴天下で非常に見やすいのは好印象。
また、HUAWEI WATCH Ultimateは大きめボディではありますが、大きい割には軽めな印象があります。
ヘッド部のみの重さは74gです。
今にも旅に出かけたくなるような、ボヤージュブルーのカラーは最高です。
盤面とあわせて、親からも「その時計、めっちゃ高い?」と聞かれたほどです……!
常時表示中の盤面も、世界時計の雰囲気を崩さずほぼそのまま表示してくれています。
これは非常に高まりますね!!!
ビジネス・スポーツ両方に対応!バンドは両方付属し、付け替え自由!
めちゃくちゃかっこいいHUAWEI WATCH Ultimateですが、バンドは両方付属します。
標準で取り付けられているのがビジネス用のバンド。
HUAWEI WATCH Ultimateのヘッド部に最も合うのは、やはりビジネスバンドですね!
スポーツなどで汗をかくことが多い場合は、スポーツバンドを使うといいでしょう。
重さとしては、チタンバンドが123g、スポーツバンドが96gと、そこそこ差があります。
スポーツ中はやはりスポーツバンドにしておいたほうがいいかもしれません。
ボタンを押せば簡単に付け替えられますので、シーンに合わせてバンドを簡単に変えられます。
ビジネスバンドのほうは、長さ調節のコマにもつけ外し用の爪がついています。
専用のピンを使わずに簡単に調節可能です!
100mスキューバダイビングモードや、フリーダイビングモードも、ハードの設計からこだわった対応
今回、100mスキューバダイビングモードやフリーダイビングモードに対応するため、ハードから緻密な設計をしています。
ミクロレベルのフィルター層による設計により、堅牢な防水システムを作り上げています。
他社スマートウォッチでは40mダイビングまでが限界で、ダイビングスマートウォッチでは100mだいぶはできるもののオーディオは使えない。
2つのいいとこどりとして仕上げられ、日常使いとしても使えるスマートウォッチというわけです。
スキューバダイビングモードでは減圧停止などのアラート通知もしっかりと対応。
フリーダイビングモードでも、ホバリング状態の自動検知なども行えます。
また、ダイビングでは水中のため、操作はタッチではなく3つのボタンを使った操作に対応しています。
ダイビングシーンだけでなく、日常の生活でもちゃんと防水に対応しているので、非常に安心して利用できますね!
ランニングフォームやゴルフスイングも分析できる!
HUAWEIは、ランニングなどのフォームチェックに使えるHUAWEI S-TAGも発売しています。
S-TAGと一緒に使うことで、ランニングフォームのチェックも可能です。
テクノクラフト社との連携で、ゴルフスイングの専門的なモニタリング・分析が可能となります。
ゴルフ場ではラウンド中に計測、ゴルフ練習場ではスイングデータを遠隔地でチェックするなど、遠隔でアドバイスをもらえるようなサービスも展開されます。
発表会の会場では、実際にゴルフスイング中のスイング解析のデモも展示してありました。
HUAWEI WATCH Ultimate、一般人でも使いこなせるか?
HUAWEI WATCH Ultimateは、見た目は非常に魅力的ですが、ダイビングなどの機能を見ると、結構スポーツを極めた人じゃないと使いこなせないかな…!?と思った方もいるでしょうか。
私自身、ダイビングや登山などはあまりやっていないのですが、2週間ほど使ってみました。
ウォーキングなどには非常に便利!
ウォーキングなど、日ごろ体を動かしたい方、通勤などで結構動く方には非常に便利だと思います。
動画内で、横浜市の関内周辺をぶらっとウォーキングしてみた様子をご紹介しています。
4.13kmを48分で歩いてみました。
GPSログを高精度に取りながら歩けますし、HUAWEI WATCH Ultimateは画面が大きいので歩きながらでも見やすいです。
▼動画で歩いている様子をレポートしています(再生ボタンで該当箇所から再生します)
アクティビティ中には、1kmごとにラップタイムや心拍数などを教えてくれます。
HUAWEI WATCH Ultimateでは、初めて日本語での音声に対応しています。
(上の動画内、12:54から実際の音声をお聴きいただけます)
アクティビティ中は、手首にて心拍数や距離等も確認できます。
GPSをリアルタイムで取得しているので、位置データのログも確認可能です(さすがに地図は表示されません)
運動後のウォーキング結果は、各項目を下位モデルより詳しく確認できます。
細かく確認したい方は、非常に便利ですね!
今回のウォーキングは、左手にHUAWEI WATCH Ultimate、右手にHUAWEI WATCH Budsをつけて同時で測定していました。
測定結果を比較してみます。
GPSログの結果は、Ultimate・Budsの双方でほぼ差はありませんでした。
ペースやチャートも、バンドの差による手首の締め付けの差はあるものの、ウォーキングの用途だとそんなに差はないように見えました。
探検モードは、コンクリートジャングルでは使いにくそう
探検モードは、登山などの山の探検に使えるモードです。
都会もある種「コンクリートジャングル」ですし、使えるのではないか…と思って使ってみました。GPSのログの取得間隔が、通常のアクティビティモードとは異なります。
最短5分おきor500歩おき、となってしまいます(当初は15分おきor1500歩おきでしたが、アップデートで間隔が短縮されました)。
「ラップ」を押すと、GPSを取得できるので、ポイントごとにGPSを取得したい方にはいいかも。
絶えず自動的にGPSをとっておきたい方は、探検モードではなく通常のアクティビティモードのほうがいいかもしれません。
探検モードは、HUAWEIヘルスケアアプリでは運動タブで他のアクティビティとともに閲覧可能です。
ただし、GPSログのほかは、チャートは海抜、その他は平均速度と歩数しか表示されません。
リアルタイムでの測定結果を楽しみたい方は、通常のアクティビティモードを使うといいでしょう。
バッテリーの消費を抑えながら、本格的に「探検」「冒険」するためのモードに感じました。
体温を手首で測定できるのは、結構強い
健康系機能の中で、かなり強いと思うのは「体温」を測れることです。
最近、HUAWEI WATCHでは「体表面温度」が測れるデバイスが増えています。
これは、「皮膚温」であり、いつも目にしている体温とは違うものです。
HUAWEI WATCH Ultimateでは、皮膚温のほかに「体温」も測ることができます。
皮膚温だと体温よりすこし低めの数値を表すのですが、ちゃんと体温を表示してくれるのは結構大きいと思います。
ただし、皮膚温は自動測定されておりトレンド管理できますが、体温は測定したいタイミングごとに計測ボタンを押す必要があります。
HUAWEI WATCH Ultimateの右下「機能ボタン」で体温を指定することもできるので、比較的簡単に使えます。
機能ボタンは1つだけで、左上が探検モードに固定されているのが、探検モードを使わない人にとっては惜しい感じです。
(個人的にはアクティビティモードにしたいです…)
Androidでも、LINE音声通話の着信通知に対応!
今までiPhoneではLINE音声通話の着信通知に対応していましたが、AndroidはLINEの場合着信が通知されず、不在の場合のみ不在通知が来るような仕様になっていました。
今回、Androidでも着信通知が来るようになりました!
着信中ずっと鳴動し続けるわけではないのですが、5秒程度は鳴動し続けてくれます。
ウォッチ上では応答できず、一度スマホで応答ボタンを押す必要はありますが、ちゃんと着信通知が来てくれるようになったのは非常にうれしいです。
電話同様に鳴動し続けてくれたり、手首で取れるようになってくれるともっと嬉しいところです。
この機能は、HUAWEI WATCH Ultimateだけでなく、同時に一般発売されたHUAWEI WATCH Budsでも対応しています。
HUAWEI WATCH Ultimateの電池持ちは?
HUAWEI WATCH Ultimateの電池持ちを、同時期に発売されたHUAWEI WATCHやWear OSで最も電池持ちの良いGalaxy Watch5 Proと比較すると、以下の通りです。
Ultimateの名の通り、手首検出ONの設定で12.7日とかなり電池持ちがいい印象です。
公称では通常使用で14日となっていますので、だいたい同程度利用できる形です。
2週間弱の期間、充電を意識せずに使えるのは非常に大きいですね。
充電のストレスから解放されます。
ダイビングしない一般人にも、HUAWEI WATCH Ultimateをおすすめできる?
HUAWEI WATCH Ultimateを使ってみて感じたことをまとめます。
蛍光ペンは、HUAWEI WATCH Ultimate独自のメリット、ハイライトなしのものはほかのHUAWEI WATCHでも対応しているものです。
- 高級感がすごい。
- 耐久性が非常に高く、頑丈!
- バンドはスポーツタイプ・ビジネスタイプの両方が付属し、簡単に付け替え可能
- ダイビングする方には、100mダイビングモードも搭載。ダイビングしなくても、防水性能は安心!
- ゴルフのスイング解析なども、国内サービスとのタイアップで利用可能
- 登山する方などには、「探検モード」専用ボタン搭載
- アクティビティ後の結果解析画面が詳しめ
- 皮膚温度だけでなく、体温の測定も可能
- LINE通話の着信通知にも対応
- 電池持ちがいい(2週間程度)
- ちょっと重い…(ヘッド部のみで実測74g)
- 「探検モード」専用ボタンは、他のモードへの割当不可
- 手首での決済サービスは使えない
- 価格が高め
個人的に、HUAWEI WATCH Ultimateの重さがネックとなりうるのは、スポーツをする際に「手首が重い…」と感じるかどうかです。
ダイビングでは水中のためあまり関係なさそうですが、ランニングなどでは軽いスマートウォッチのほうがいい、と思う可能性もあります。
また、Ultimateということもあり、値段はやはり高めです。
ここが一番のネックかもしれないですが、だからこその高級感と耐久性といえます。
HUAWEI WATCH GT3 Proだと、記事執筆現在で43mmのエレガントモデルで6万円、46mmモデルで3万円台で発売されています。
エレガントモデルと比較しても、2倍弱の価格差となっています。
この価格差と機能差をどう納得するかですね。
ガジェッターとしては、機能差を結構見てしまいがちではあるのですが、それ以上に高級感・見た目のインパクトがすごい気がします。
ダイビングをしない一般人では、見た目の高級感をどれだけ気に入るか?によるのかもしれません。それこそ、高級時計を選ぶような感覚なのかも。
スマートウォッチが欲しいけど、高級感も欲しいというビジネスマンには非常に魅力かもしれません。
ぜひ、他のウォッチと見比べながら検討してみてください!
▼動画でもレビューしています
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