こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
FCNTより、「手に届くハイエンド」として8万円台のミドルハイスマートフォン「arrows Alpha」が発売されます!
金属を感じる高級感のあるコンパクトなボディに、arrowsならではの充実の機能、AIやPCモードも使える、モリモリのスマホとなっています。
Dimensity 8350 Extreme搭載、512GBの大容量ストレージも搭載され、価格8万円台と非常にコスパに優れています。
もちろん防水防塵IP69や耐衝撃もちゃんと対応、カメラも映りがよく、非常にこだわられています。
今回は、arrows Alphaの開発機をお借りしたので、実際に使いながら感じたポイントをまとめていきます。
製品貸出:FCNT合同会社

arrows Alphaを実際に使って感じた、便利なポイント!
それでは、arrows Alphaを使って感じたポイントをレビューしていきます!
arrows Alphaの外観!コンパクトで、金属を感じる高級感!

今回は、arrows Alphaのブラックをお借りしています。
ブラックは、側面は特に黒めですが、背面はグレーとの中間のような少し明るさもあります。

特に側面は金属の光沢感もあり、触ってみるとひんやりとした金属感があります。
また、コンパクトで持ちやすく、手のなじみもいいのも特徴的です。

arrows Alphaは6.4インチ、横幅72mmと絶妙な横幅を実現しています。
Galaxy Z Fold7の閉じた状態での横幅72.8mmとも非常に近く、持ちやすさが特徴的です。

同じ価格帯のスマートフォンとしては、Google Pixel 9aがサイズ感としては近いです。
arrows Alphaのほうが、少しだけ横幅が小さいです。
Pixel 9aのほうがベゼルが全体的に太く感じられますよね。
arrows Alphaはほぼ同サイズながら少し画面が大きい6.4インチとなっています。
以前発売されたarrows 5Gなどのハイエンド系統は、やはり他社同等に大きめなサイズでした。
また、他社ミドルレンジ・ミドルハイモデルも、だんだんと大型化しているのが現状です。
arrows Alphaも「ハイエンド」と銘打っていますが、コンパクトサイズで出てくれたのは非常にうれしいです。

arrows Alphaのホワイトはこんな感じです。フレームがシルバーで、より削り出し金属感が出ています。


発色のいい6.4インチ有機ELディスプレイ搭載

ディスプレイは6.4インチの有機ELディスプレイを搭載。
最大144HzのLTPOディスプレイで、利用状況に合わせてリフレッシュレートを自動調整し、消費電力を少なく滑らかに表示できます。
また、ピーク輝度は3,000ニトと屋外でも見やすいのが特徴的。


Dimensity 8350 Extreme搭載!ストレージは512GBの大容量!
arrows AlphaはDimensity 8350 Extremeを搭載しています。

レノボグループの傘下に入った恩恵も感じる、「Dimensity 8350 Extreme」を搭載。
メモリ12GB、ストレージ512GBと、8万円台で512GBを搭載できるのは非常に強いです。

ミドルハイのスペックを比較すると上記の通りで、メモリ12GB・ストレージ512GBを搭載しているスマホは意外と少ないです。
さらに、おサイフケータイ(FeliCa)にもちゃんと対応し、512GBのストレージ+microSD拡張にも対応してこの価格帯というのは唯一無二な感じがします。

なお、SIMトレイはSIMピンいらずで出し入れができる仕様で、物理SIM1枚+eSIMでのDual SIMも可能です。


ベイパーチャンバー・グラファイトシートも搭載!動作性能は良好?
Dimensity 8350 Extreme搭載だけでなく、ベイパーチャンバーやグラファイトシートもちゃんと搭載されており、放熱設計はしっかりしています。

AnTuTuベンチマークでの4回連続の動作性能測定は、上記の通りです。

ベンチマーク測定時、結構発熱を感じました。
熱による挙動の不安定さは感じないため、熱を適度に逃がしているのかと思います。
2回目以降はスコアが110万点台で安定しておりまして、長時間でも比較的安定しています。
▼グラフィック周りのベンチマークを回している様子は動画でも紹介しています。
他社同価格帯のスマホ同士でスコアを比較すると、下記の通りです。
スマホ | SoC/メモリ | 価格 | AnTuTuスコア |
---|---|---|---|
OPPO Reno14 5G | Dimensity 8350 /12GB | 79,800円 | 1378914 |
arrows Alpha | Dimensity 8350 Extreme /12GB | 88,000円 | 1386512 |
POCO F7 Pro | Snapdragon 8 Gen 3 /12GB | 69,980円 | 2024454 |
Pixel 9a | Google Tensor G4 /8GB | 79,900円 | 1092779 |
Galaxy S24 FE | Samsung Exynos 2400e /8GB | 79,800円 | 1599658 |

左側面に「アクションキー」搭載!arrows AIやGeminiも便利に使える!

arrows Alphaの右側面側には、電源ボタンと音量上下ボタンがついています。

arrows Alphaの左側面側にももう一つ「アクションキー」というボタンがついていて、長押しをするとarrows AIを、短く押すとGeminiを利用できます。

arrows AIでは、「使いにくいな…」と思ったらAIに悩みを打ち明けると、変更すべき設定を表示してくれます。
▼動画内で、実際にarrows AIを使ってみています
最終的には自身で設定変更する必要がありますが、わざわざ探し出す必要なく使えるので、非常に便利です。

設定の「arrowsおススメ機能」内の「アクションキー」から割り当てを変更することもでき、好きなアプリを起動することもできます。
割り当てを柔軟に変更できるので、便利です。

その他にも、arrows Alphaは多彩なAI機能を使えます。
もちろん、Gemini・かこって検索やGoogleフォトの消しゴムマジックなどの編集機能も使えます。

arrows AIも継続進化を予定していて、例えば2025年の秋冬には、スマホを操作していない間に届いた通知をAIが要約してくれる機能も搭載されます。

超急速充電90Wに対応!充電器も同梱!
arrows Wlaphaは90Wの超急速充電にも対応しています。

90Wの超急速充電器は同梱され、35分で100%フル充電が可能とのこと。
おそらくmotorola edgeシリーズと同じTurboPowerなのではないかと思われます。

AnkerのPPS対応充電器で充電したところ、一番充電速度の出やすい10~30%の間でも平均して40Wに近い充電速度が出ました。
一般のPPS対応充電器でも、ある程度早い充電が可能なようです。

arrowsといえば堅牢・防水性!IP69の防水防塵・MIL規格準拠の堅牢性を担保!

arrowsといえば、強靭なボディ!arrows Alphaでもちゃんと担保されています。
防水防塵はIP69に対応!また、MIL規格も23項目に準拠し、1.5mの高さからのコンクリート落下にも耐えます。
arrows Alphaの発表会では、実際にテストするデモもありました。
(動画内でも紹介しています)
また、画面端の角への点衝撃を与えても、画面が破損せずちゃんと動作ができる、というデモも行われています。
堅牢性をしっかり担保しているarrows Alphaは、強いですね!

arrows Alphaの豊富な機能!たくさんの多彩な機能を便利に使える!
arrowsといえば充実した機能が魅力ですよね!
arrows Alphaも、多数の機能を便利に使うことができます。
自律神経のバランスとパワーを測定して、生活のパフォーマンスを向上!
arrows Alphaは、arrows We2 Plusと同様に自律神経パワーを測定できるスマートフォンです。

自律神経はとても重要な役割を持っていますが、全身の機能を制御する働きが弱まることがあります。 そうすると、休むべき時に休めなかったり、集中力がうまく発揮できなくなります。
このような状態は、イライラしやすくなったり、集中力を欠くなどの精神的な不調だけでなく、疲れやすいなどの身体的な不調にもつながります。

自律神経のパワー(自律神経全体の活性度)とバランス(交感神経と副交感神経の活性度のバランス)を見ることで、体の状態を正確に知ることができます。

自分や周囲の状況によってもかなり変わるので、測定するときは毎日決まった時間に決まった場所で測定するといいかもしれません。


arrows Alphaには、「PCモード」(motorolaのSmart Connect)搭載!PCライクに操作ができる!

arrows Alphaには、なんとPCモードがついています!

「モバイルデスクトップ」をタップすると、以下のようにPCデスクトップが表示されます。
▼実際にPCモードを操作しています
ウインドウを開くと、右上に「最小化」「最大化」「閉じる」とWindowsでもおなじみのボタンだけでなく、更新・左半分・右半分のボタンも表示されています。

簡単に左右分割もできるので、マルチタスクでの操作も非常に便利です!

スマホの画面上には、タッチパッドやキーボードの操作ができます。

スマホ側を通常のホーム画面にしても、左下にショートカットの「田」ボタンが表示されます。
このボタンを押すと、簡単にマウスパッドの画面に戻ります。

なお、ディスプレイの解像度は1920×1080まで対応してくれています。
21:9や32:9のウルトラワイドモニターは対応していないようで、現時点では16:9ディスプレイまで利用可能です。

「TV」モードでは、テレビの設定やサウンドの出力もスマホ・外部デバイスで切り替えられます。
結構細かいところも設定変更できるので、便利に使える印象です。

スクロールやズームも、指紋センサーをなぞるだけ!「Exlider」が便利!

arrows Alphaには、サイドの電源ボタンに指紋センサーが搭載されています。
指紋センサーを長くおさえると(押さずに長く触れる)、Exliderが起動します(画面右に矢印などのツールが表示されます)。
指紋センサーを上下にずらすと、その方向にスクロールできます。
指の動きを少なくスクロールできるので、非常に便利です。
また、「AUTO」をタップしてからスクロール動作を開始すると、オートスクロールもできます。
手を放してもスクロールし続けられるので、なかなか便利です。
▼実際に動画内でも操作しています
ボタンを2回タップしたまま長く押さえておくと、ズームも可能です。
普通に手でズームできないInstagramなどの画像とかでも、物理的に画面のスクショをズームできるような感じで拡大できます。

使いたい機能を瞬時に起動!FASTフィンガーランチャー・スライドイン機能
使いたい機能・アプリを瞬時に起動したい場合にはFASTフィンガーランチャーを使えます。

指紋認証した後にも手を放さずに押さえ続けると、予め設定していた指紋はダイレクトにアプリを起動したり、ランチャーを表示させて選ぶこともできます。

上記の設定では、右手親指でランチャーを、人差し指でララしあコネクトをダイレクト起動できるように設定しています。
たとえば、とっさによく使うポイントアプリやPayPayなどの決済アプリを割り当てておくことで、会計もスムーズにできますね!

スマホ使用中に使いたいアプリにダイレクトアクセスする際には「スライドイン機能」を利用しましょう。
画面端のタブのようなつまみを画面内にスワイプさせると、このように円形にアプリを配置してくれます。

ロック画面から、音声メモや写真メモ、テキストメモが残せる「FASTメモ」の機能も搭載されています。

仕事とプライベートを切り替えられる、プライバシーモード
arrows Alphaには、特定の相手の着信・SMSや、指定したアプリを非表示にできる「プライバシーモード」が搭載されています。

たとえば上記は、プライバシーモードをONにすると壁紙の色を変え、AnTuTuのアプリを非表示にしています。
プライバシーモードON/OFFの確認は、左上の時計表示に下線が惹かれてある状態がプライバシーモードONとなっています。

プライバシーモードのON/OFFは指紋で簡単に切り替えることができます。
指紋登録している指は指定でき、先のFASTフィンガーランチャーと同じ指を指定することもできます。
ON・OFFをはっきりさせたい方は、プライバシーモードを使ってみるといいと思います。
ビジネスマンにおすすめです。

迷惑電話対策機能も搭載!通常時は自動通話録音は使えず…
arrows Alphaには、Googleの白背景に青いマークの通話アプリが入っています。

arrows We2・arrows We2 PlusまではFCNT製の通話アプリが入っており、自動通話録音も使えました。
(arrows We2 Plusに至っては、アップデートで自動通話録音が使えるようになりました)
が、arrows Alphaでは、通常時は自動通話録音は使えなくなってしまいました。

なお、迷惑電話対策機能については引き続き搭載されています。
相手への録音通知と録音が自動で行われます。
相手へのアナウンスが「迷惑電話」を明確に意識した内容なので、一般のビジネス用途などではちょっと使用しにくいのですが、迷惑電話対策機能をONにすれば自動通話録音は可能です。
▼迷惑電話対策機能で流れる音声は、動画でも紹介しています

arrows Alphaのカメラもこだわり!大きなセンサーのカメラが搭載!
arrows Alphaのカメラも簡単に見ていきましょう。
超広角も、広角も、撮れ味良好!

arrows Alphaは、ソニーのLYTIAセンサーの搭載された50.3MPのメインカメラを搭載しています。

超広角・フロントカメラには、49.9MPの高精細カメラが搭載されています。
arrows Alphaの写真作例
屋外の風景










室内


食事


ポートレートも、玉ボケして撮れる!

ポートレートの機能を使って撮影すると、背後にLEDの照明などあれば玉ボケして映してくれます。


なかなかいい仕上がりで、驚きです。
また、arrows Alphaでは、透かしも写真の下にバーとして表示してくれます。
arrows Alphaの動画作例

arrows Alphaのコスパ、なかなか良い!

arrows Alphaは、定価8万円台と「手に届きやすいハイエンド」と謳われています。
SoCとしてはミドルハイのグレードとはなりますが、機能・AI・カメラなど非常にたくさんの機能が盛り込まれており、見た目のコンパクトさ・金属の高級感や握りやすさも相まって使いやすい印象を受けます。
arrowsのハイエンドが帰ってきましたね!
ぜひ、arrows Alphaを使ってみてくださいね!

▼動画でも紹介しています
