こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
健康を測れるデバイスとして世に浸透しつつあるのはスマートウォッチやスマートバンドです。
手首につけられるため時計として使えるのは便利ですが、一方で睡眠時までつけたくない、という方も多いでしょう。
そのスマートウォッチに加え、最近は指輪型のスマートリングも登場しています。
今回は、Amazfitから発売された、最新型のスマートリング「Amazfit Helio Ring」を商品提供いただき、実際に1か月以上使ってみました。
実生活で使って感じたスマートリングの使い勝手を、率直にレビューしてみます。
商品提供 Amazfit
Amazfit Helio Ringの外観と装着感
Amazfit Helio Ringの外観や装着感をまとめます。
Amazfit Helio Ringの外観
Amazfit Helio Ringは、一般的な指輪と比べると少し太めです。
手の甲側にはドットのデザインがついており、手のひら側には「|」のマークがあります。
手のひら側にセンサーが備わっており、装着時には向きが指定されています。
センサーを観察してみると、結構メカメカしくて好きです。
スマートウォッチに比べ、センサー類が見やすいので未来を感じます。
Amazfit Helio Ringの装着感。ずっとつけていられる?
Amazfit Helio Ringをずっと装着して使ってみていますが、基本的にはつけ続けられます。
Amazfit Helio Ringは、8(16号)・10(20号)・12(25号)の3サイズがあり、私は最大のサイズ12を選んでいます。
装着する場合はできれば人差し指がいい、ということなのですが、人差し指に装着して指を折り曲げると張りやすく、ちょっとヒヤッとしてしまいます。
私は基本的には中指に装着するようにしています。
家電量販店など実機を展示しているところで試す場合は、グーパーして実際に装着感を試してみるといいと思います。
個人的には、装着してずっとつけ続けいても、さほど苦にはならないです。
ほとんど外すことはなく、外すのはお風呂の時間と充電中のみです。
帰宅して手を洗うときも、基本的にはそのままハンドソープで洗っちゃっていますが壊れることなく普通に使えています。
防水性能としては、10 ATMまで対応しています(泡に関してはおそらく対象外なので、自己責任でお願いします)。
Amazfit Helio Ringでの健康ログ測定結果
Amazfit Helio Ringでの健康ログ測定結果は以下の通りです。
アプリとしては、Amazfitのスマートウォッチと同じZeppアプリを使います。
Amazfitスマートウォッチとの併用もでき、併用することによってより精度が上がるとのことです。
今回の測定結果では、Helio Ring単体のみでの利用の結果を表示しています。
歩数
歩数は、ちゃんとPCでキーボードを打ち込むような作業をしても、指先だけでの運動量を除外し歩行時のデータのみを取得しています。
例えば、このグラフでは14時台の歩数はカウントされていません。
13時台に取材で会場を後にし、14時台はカフェのデスクでずっとブログの執筆作業をしていたのですが、このようにしっかりと歩数のみをカウントし指先だけの作業を除外してくれていることがわかります。
睡眠
睡眠の記録では、スマートウォッチと同様に入眠・起床や深い眠り・レムの比率、洞察などを判定してくれます。
ヘルスモニターの設定で「スリーププリージングモニター」をONにすると、デバイスが睡眠を検出して自動的に呼吸状態も記録してくれます。
感覚として睡眠・起床の状況が、実生活と大きくずれていると思うことはなかったです。
レディネススコア
Amazfitでは「レディネススコア」の判定ができます。
毎朝のエネルギーを算出してくれるもので、数値がいいほど元気である証拠です。
なお、レディネススコアは朝時点でのスコアのみで、時々刻々とスコアを算出してくれるものではありません。
また、ストレスと感情という項目では、ストレス測定をしてくれます。
一日に2~3回ぐらい「私たちはあなたの感情的な反応を(時刻)に検出しました。感じましたか?」と通知が来ます。
その他にも、心拍数も測定できます。
Amazfit Helio Ringを使って感じたメリット・デメリット
実際にAmazfit Helio Ringを使って感じたポイントとしては、
- 装着感は満足。長時間つけていても、慣れれば苦にならない
- 寝ている間も気にならないので、スマートウォッチよりは睡眠ログの計測が楽
- Amazfitスマートウォッチを使っていれば、連携してより精度を向上できる
- 健康ログの精度は、結構いい感じ
- 通知はこない、操作はできない。バッテリー切れに気づきにくい
- 電池持ちは大体2日超ぐらい。意外と充電頻度は高い
- 充電器が軽く、意外と吹っ飛んでどこかに飛んで見失いがち。ウォッチと異なり音も振動もしないので、見つけるのが大変
- 3サイズのみの展開で、もう少し欲しい
装着感やログの精度は非常に満足できます。
ただし、スマートリングの特性上、本当にログをするだけなので、リングに何か通知が来ることはありません。リングがなにか発見しても、通知はスマホに来ます。
一番不自由に感じたのは電池持ちで、電池切れを予測しにくいように感じました。スマホの通知も意外と埋もれがちで、気づいたときには電池切れとなっていることも多いです。
(Helio Ringのセンサーの光である程度判別できるのですが、センサーは四六時中光っているわけでもないので、センサーの光だけで判別できるわけでもないです)
充電器自体も軽く、ケースの中に入れるような方式でもないので、USBケーブルを動かしてしまうと吹っ飛んで見失いがちです。
あと、充電完了を気づきにくく、お風呂に入っている間に充電していても装着を忘れて翌朝気づいた…ということもたまにありました。
ただ、スマートウォッチと比べて手首のじれったさは感じないので、寝るときに時計をしたくない!という方には非常にいいと思います。
精度の高さも印象的です。手首より、指のほうが毛細血管に近いとのことで、精度は上がりやすいとのこと。確かに実感できます。
できれば、他社スマートウォッチのようにNFC決済ができたら便利かなとも思いつつ、スマートリングは生活には溶け込みやすい製品に思えました。
今後の機能拡充にも期待したいところです。
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