こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
スマホ全盛期な昨今ですが、やっぱり「キーボードほしい…」「パカパカしたい…」と思いませんか?
今だからこそ、見た目はガラケー・中身はスマホ!の新機種「Mode1 RETRO II」(モードワン レトロツー) が発売されます!
価格は、メーカー希望小売価格29,800円(税込)。
発売は、「+Style(プラススタイル)」や家電量販店などの正規取扱販売店、全国のケータイショップ「テルル」の店舗にて、10/20(金)より発売しています。
2つ折りケータイの形はしていながら、テンキー+タッチパネルの仕様、Dual SIM、指紋認証搭載、ワイドFM対応など、スマホの機能も充実。
Android 13搭載でほぼ最新のソフトウェアを利用でき、アプリも自由に入れられます。
Mode1 RETRO IIの実機をお借りすることができましたので、ファーストインプレッションとして外観・機能などをレビューしていきます。
端末貸出:株式会社ピーアップワールド
あの「ガラケー」っぽいスマホが帰ってきた!Mode1 RETRO II
あの「ガラケー」っぽいスマホが帰ってきました!
2つ折りの使いやすいフォルムながら、非常に便利な機能が満載です。
フォルムは完全にガラケー!だけどちゃんとスマートフォン
外箱は、「RETRO」という通り、昔の黒電話を模したデザインになっています。
1から9・0までのダイヤルに、「II」のキーは赤い装飾。
後継機も引き続き出してくれそうな意気込みも感じます!
付属品はこの通り。
USB Type-A⇔Type-Cのケーブル、Type-A⇒Type-Cの変換アダプタ、SIMピン、3.5mmイヤホン変換ケーブル、ストラップを通す用途に使うものとみられるカギ棒まで付属されています。
そのほかに、キーに貼る用のシールと取扱説明書が入っています。
本体閉じたときはこのような感じ。
表面はレザー長の光沢感のあるデザインで、持ち心地はいいです。
サブディスプレイは、時計や電池残量などを簡易的に表示してくれます。
側面の赤い箇所は、指紋センサーです。ボタンとして押すことはできません。隣には音量ボタンもあります。
また、「ガラケー」には欠かせない、ストラップホールもついています!
ケータイに直接、ストラップを通せます!
開くと、3.5インチのタッチパネル搭載ディスプレイと10キーがお目見えします。
ガラケーを使っていた世代からすると、懐かしいですね!
内側は、シャンパンゴールドで非常に大人っぽい雰囲気があります。
本体の充電には、USB Type-C端子が使えます。
テンキーだけでなく、タッチパネルも!できない操作はない!
Mode1 RETRO IIはテンキーが搭載されているため、文字入力も非常に安心して使えます。
ハードなキーボードがあるというのは非常に安心感につながります。
通話・終話キーの上には、十字キーと4つの機能ボタン、戻る・ホーム・タスクボタンもついています。
終話キーではホームに戻れないのでご注意ください。上の行の「〇」ボタンを押す必要があります。
慣れの問題だと思いますが、十字キー押した後に、文字を消そうと思って「クリア」ボタンではなく「〇」を押してしまうと、ホームに戻ってしまいます。
従来のガラケーとは、「△」「〇」「□」の1行が加わっている分、慣れるまでは少し感覚が異なるのには注意してください。
※「終話キー」は、ダブルプッシュでホームに戻る、とのことです。
なお、Android 13でタッチパネル搭載のため、ジェスチャーナビゲーションを設定することもできます。
ジェスチャーナビ利用中でも、「△」「〇」「□」の3つのボタンは問題なく効きます。
I・II・III・IVの、4つの機能ボタンは、自分で機能を割り当てることができます。
ボタン長押しでアプリ一覧が表示されますので、選択すると次回からショートカットになります。
電話については、通話相手を選択することも可能です。
割り当てた機能に沿って、試供品のボタンシールもついています。
初期状態では、I(時計)・II(カメラ)・III(Gmail)・IV(Chromeブラウザ)が割り当てられています。
デフォルトの文字入力アプリ(OpenWnn IME)で文字入力中は、IIIで文字種切替、IVで記号・絵文字を入力可能です。
2タッチ入力(ベル打ち)はプリインストールの文字入力アプリ(OpenWnn IME)では対応していませんが、nicoWnnG IMEなど別のアプリを入れれば対応できます。
10キーでも入力できますし、タッチパネルなので、デフォルトのOpenWnn IMEでもスクリーン上に現れるキーボードからフリック入力ももちろん可能なのが面白いです。
何よりも、タッチパネルに対応しているので、「え、キーボードで操作できない…」というときにすぐタッチパネルでタップできるのがかなり便利です。
▼打っている様子については、動画でもレポートしています!
Android 13搭載・Google Playストア対応で、アプリはなんでも入れられる!
最近でも2つ折りケータイ自体は細々と発売されているものの、Google Playストアには非対応でLINEなどの必須アプリは入れられません。
PayPayやd払い、ポイントアプリなども、最近は「全部スマホで!」みたいな風潮になっていますが、Google Playストア非対応だとどうにもならないですよね……。
Mode1 RETRO IIは、Android 13に対応、Google Playストアもしっかり搭載しています!
見た目はガラケーですが、「中身はスマホ」というのはこういうこと。ちゃんとアプリを入れられるのは便利です!
本体側面は指紋認証のセンサーも搭載されています。
生体認証によるロックもばっちり。
生体認証と紐づけて、パスワードを入力せずに指紋タップで解除できる機能も搭載しています!
また、スマホとケータイの2台持ちをしているしている方にとって厄介なのが、電話帳の同期ですよね。
Mode1 RETRO IIは、Googleアカウントにログインしてちゃんと同期してくれます。
SIMを2枚させる「Dual SIM」対応!microSDを挿すこともできる!
キャリア版スマホでもDual SIMが一般的になってきましたが、Mode1 RETRO IIもちゃんとDual SIMに対応しています!
しかも、なんと物理SIMのDual SIMに対応!2つの電話番号を一台で使えます。
SIMカードを入れてみると、ちゃんと2回線ともVoLTEで利用可能でした!
10キー搭載のケータイでDual SIMも使えるのは非常に素晴らしいですね!
CPUはHelio G85を搭載しています。
メモリ(RAM)4GB、ストレージ(ROM)64GBなので、ストレージは少し物足りないかもしれません。
SIM2の代わりに最大1TBのmicroSDを挿すこともできます。
写真・動画をよく撮る人や、アプリをたくさん入れたい人はmicro SDを入れておいたほうがいいかもしれません。
FMラジオは外付けアンテナいらず!ワイドFMにも対応!
災害時などの緊急時に役立つFMラジオもちゃんと対応してくれています。
しかも、今回外付けアンテナはいりません。アンテナは内蔵されています。
ラジオ聴くには必ずケーブルをつながないと……、という悩みは、もうおさらばです!
これだけで、劇的にラジオを聴きやすくなりますね!
さらに、ワイドFMにも対応しています。
AM各局のクリアな音声はワイドFM帯でも再送信されていますので、高音質で楽しめます。
本体を閉じてもバックグラウンドで再生できます。
お気に入りに登録した周波数帯は自分で名前を付けられるほか、録音も可能です。
FMラジオのアプリ、かなり高機能ですね!
GPS機能も、しっかり対応!
Mode1 RETRO IIは、GPSもしっかり作りこんだとのこと。
実際にGoogleマップで現在地の計測やナビをしてみましたが、現在地は精度よく測定できました。
ナビの使用も問題なく使えています。
Mode1 RETRO IIは快適?スペックと動作・カメラまとめ!
Mode1 RETRO IIのスペック等確認していきます。
Mode1 RETRO IIのスペック
Mode1 RETRO IIのスペックをまとめていきましょう。
項目 | Mode1 RETRO II |
---|---|
大きさ | 112 x 52 x 20mm, 145g |
画面 | 3.5インチ(1440×720) LCDタッチスクリーン |
CPU | MediaTek Helio G85 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB(microSD拡張可能) |
OS | Android 13 Google Playストアアプリインストール可能 |
カメラ | メイン 48MP LEDフラッシュ付き インカメラ 13MP |
NFC | Type-A/B対応(FeliCaは非対応) |
バッテリー | 2500mAh USB端子:USB Type-C |
生体認証 | 指紋認証(側面) |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)、テザリング対応 |
Bluetooth | Ver 5.0対応 |
Helio G85搭載ということで、ハイパワーなゲームには適しませんが、GmailやX(Twitter)・Googleマップなど、普通のアプリを使う分には快適に使えます!
FeliCaは非対応。だけど、Pixel Watch 2やGalaxy Watch6を使えばSuica・iD・QUICPayは使える!
今回、Mode1 RETRO IIは、残念ながらFeliCaは搭載されていません。
ただし、Mode1 RETRO IIは、Google Playストアが問題なく使えます!
Wi-FiもBluetoothも使えるので、スマートウォッチを使って決済機能を使えます。
Pixel Watch 2・Pixel WatchやGalaxy Watch6シリーズを使うことで、Suica・iD・QUICPayを問題なく設定・利用することができます。
ちょっと値が張る…という方には、GarminやFitbitの一部機種でもSuicaを利用可能です(iD・QUICPayは非対応)。
現行発売の4Gケータイ端末では利用できないですが、Mode1 RETRO IIで使えるのは「中身はスマホ」だからですね!ありがたい限りです。
FeliCa非搭載スマホとの連携でも、スマートウォッチ側にFeliCaが搭載されていれば、問題なくSuica・iD・QUICPayが利用可能です。
Galaxy Watch6 Classicと海外版スマホの組み合わせで、以下の記事にて検証しています。
Mode1 RETRO IIの対応周波数帯(バンド)
Mode1 RETRO IIの対応周波数帯は以下の通りです。
5Gには非対応ですが、4Gでは多くの周波数帯に対応しています。
プラチナバンドはドコモ(Band 19)/ソフトバンク(Band 8)は対応しています。
auはBand 18の表記はないものの、Band 26は対応していると記載はあり、Band 26はBand 18を内包しているため、おそらくエリア的には問題ないと思います。
Mode1 RETRO IIのカメラ
Mode1 RETRO IIのカメラは、メインカメラ4800万画素、インカメラ1300万画素を搭載しています。
2つ折りケータイの形ですが、インカメラもちゃんと搭載しているため、ビデオ通話などは画質よく撮影できます。
簡単に作例をご紹介します。
インカメラも搭載しているため、自撮りも撮影できます。
ただし、少し粗めに出ています。
Mode1 RETRO II、小さいけどパワフルな「次世代のケータイ!」
Mode1 RETRO IIは、見た目はガラケーですがれっきとしたスマホです!
最新のAndroid 13にGoogle Playストアでアプリもインストール可能!
Dual SIMでも利用でき、指紋センサー搭載、FMラジオは内蔵アンテナで対応など、非常に便利な機能で盛り込まれている印象を受けます。
スペックの面では、ハイエンドなスマホには及ばないものの、LINEやSNS、PayPayなどの決済アプリなど、日常的なアプリを中心に利用するのであれば、Mode1 RETRO IIは快適に使えそうです。
10キーとタッチパネルの両方対応なので、最初は慣れが必要だとは思いますが、便利に使えると思います。
やっぱり10キーの折りたたみケータイがいい!という方は、ぜひ使ってみていただければと思います。
カラーはシープホワイト・ウルフブラックの2色。
価格は、メーカー希望小売価格29,800円(税込)となります。
発売は、家電量販店などの正規取扱販売店、全国のケータイショップ「テルル」の店舗にて、10/20(金)発売開始されています。
保護フィルムはミヤビックスさんからも発売されています!