こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
SamsungよりGalaxy Tab S11シリーズが発表されました!
今年は、Galaxy Tab S11 Ultra・Galaxy Tab S11の2モデルが発売されます!
Galaxy Tab S11 Ultra・Galaxy Tab S11は、MediaTek Dimensity 9400+を搭載し、非常にハイパフォーマンス。
ディスプレイはDynamic AMOLED 2Xスクリーンを採用し、ピーク輝度は1600ニトにアップ!非常に美しい映像体験を実現できます。
また、Galaxy Tab Sシリーズといえば「Sペン」!
今回、Sペンがリニュアル!持ちやすい六角形断面になり、ペン先は円錐形状になりより書きやすくなりました。
Sペンは標準付属し、スケッチやSamsung Notesを使ったメモにも活きます。
PCモードのSamsung DeXも進化!
通常のタブレット操作からシームレスにウインドウ表示、2画面分割など使えて、操作性抜群です。
さらに、今回画面拡張も対応し、外部ディスプレイとタブレットのデュアルディスプレイでも操作できます。
Galaxy AIにより、手書きメモしながらの音声録音の文字起こし・要約、AIスケッチ、PDF翻訳など、Sペンを使った機能が充実!大画面だからこそ非常にメモがしやすく、書き心地も抜群で仕事や勉強にも活かせます。
今回は、発表に先立ちましてサムスン電子ジャパン様より、Galaxy Tab S11 Ultraをお借りできましたので、気になる機能や特徴をレビューしていきます!
商品貸出 サムスン電子ジャパン株式会社

Galaxy Tab S11 Ultra・Galaxy Tab S11がついに登場!進化と変化のポイント!

今回日本で発売されるのは、14.6インチのGalaxy Tab S11 Ultraと、11インチのGalaxy Tab S11の2機種となります。
特徴を詳しく見ていきましょう!
うすさ際立つGalaxy Tab S11 Ultra!最薄5.1mmで、軽い!外観・色は?
Galaxy Tab S11シリーズの外観は、昨年のGalaxy Tab S10シリーズなどと大きく変わってはいませんが、いろいろ変化しているポイントがあります。
今回お借り出来たGalaxy Tab S11 Ultraで見ていきましょう。

ボディーのカラーは「グレー」です。

Galaxy Tab S11 Ultraは最薄5.1mmと、先代のGalaxy Tab S10 Ultraの5.6mmよりも0.5mm薄くなっています。
重さは692gと、700gを切りさらに軽くなりました。

Galaxy S25 Ultraの厚さと比べると、かなり薄いのが際立っています。
Galaxy Z Fold7と比べるとさすがにGalaxy Z Fold7の開いたときの厚さ4.2mmに比べると少し厚く見えますが、Galaxy Tab S11 Ultraも十分に張り合える薄さを実現しています。

Galaxy Tab S11は5.5mmの薄さ、重さ469gと、こちらも軽くなっています。


外観の違いとしては、ボタン配置・キーボードも挙げられます。

ボタンは、上面の電源ボタン・音量ボタンが入れ替わりました。

側面にあったキーボードカバーへの接点は、側面ではなくなり、背面下側に移動しました。
これにより、Galaxy Tab S8~S10シリーズではほぼ共通化していたキーボードは、Galaxy Tab S11シリーズには使いまわせなくなりました。

ただし、発売記念キャンペーンで、発売から1か月はキーボードカバープレゼントのキャンペーンがあります!
お得にキーボードもセットで手に入れられるチャンスです。


ディスプレイはピーク輝度1600ニトにアップ!Ultraのフロントカメラは1つに…

Galaxy Tab S11 Ultra・Galaxy Tab S11ともに、ピーク輝度1,600ニトと明るくなりました!
Dynamic AMOLED 2Xディスプレイ搭載で、映画やゲームなどでも非常にきれいに楽しめます。

また、スピーカーは4基のクアッドスピーカーとなっています。
スピーカー穴の形状も、大きな1つの穴が4つという形状に変化しました。

画面側のフロントカメラは、今までUltraは広角・超広角のカメラが1つずつ、合計2つついていました。
今回は、カメラ1つのみに変化しています。

Galaxy Tab S11シリーズの最大の進化の特徴は、SペンとSamsung DeX!
Galaxy Tab S11シリーズは、薄くなっただけではありません!
Sペン周りやSamsung DeXが進化・変化しています。
Sペンが刷新!より書きやすく、Samsung Notesも新機能追加!
Galaxy Z Fold7では搭載が見送られたSペンですが、Galaxy Tab S11シリーズではリニュアルされて搭載されています。
ペンの断面は六角形に!

ペン自体は、断面が六角形のデザインに変わりました。
鉛筆でよくある形状で、Galaxyとしては依然Staedtler Noris Digitalでステッドラーとコラボしていた経験もあります。
丸断面でも握りやすかったですが、六角形の断面は確かに鉛筆のようでホールドしやすいです。

ペン先は円錐状に
ペン先が円錐状に変化しています。
スケッチのような用途で、斜めに少し倒しても書きやすくなっています。

ペン先がApple Pencilのように固そうに見えますが、実際に書いてみるとApple Pencilなどのように画面上をツルツル文字が遊ぶようなことはなく、しっかりホールドして字をかけています。

GalaxyのSペンは書き心地良好で、長時間のメモでも使えるのが特徴です。
実際にお借りしたタイミングでミーティングの機会があったので、メモに使ってみていますが1時間書きっぱなしでも手首は疲れませんでした。
書き心地はかなりこだわられていて、かなり快適です!

ただし、Sペンのリモコン・ジェスチャー機能はTabでも削除されており、充電できなくなっています。
背面の充電ポートもなくなっており、上面の側面にマグネットでくっつけることは可能です。
Samsung Notesにはクイックツールが追加!ペンの切り替えもカンタン!
Samsung Notesでは、クイックツールが追加されました。

ペンを画面に近づけた状態で、ボタン1度押しでツールが出現します。
太さ・色・お気に入りのペンを変更することができます。

ペン種類を変更する際のペンリストがなかなか素敵!

また、このツールからGalaxy AIのノートアシストも使えます。
Samsung Notesの録音文字起こしは、録音後に自動的に処理が開始されるように!

ノートアシストの文字起こしは、録音終了後に自動的に処理が始まるようになりました。
Galaxy Z Fold7発売時に、ボイスレコーダーアプリで使えるようになった自動文字起こしですが、Galaxy Tab S11シリーズではSamsung Notesでも使えるようになりました。

リアルタイム文字起こしではなく、あくまで録音終了後に「文字起こし開始」のボタンを押すことなく処理が走るという機能となります。

Samsung DeX (PCモード) が大幅に進化!まるでPCのように使える!
One UI 8からSamsung DeXも進化しております。通常のタブレットとしての操作性に、Samsung DeXがより統合されています。
▼詳しい動作は動画内でも実際に動作させながら解説しています
通常、アプリは全画面で開くのですが、画面上部から下向きにフリックすると、自動的にウインドウ画面に切り替わります。

複数ウインドウを「DeXに切り替え」等の動作をしなくても、簡単に並べて使うこともできます。
アプリ履歴画面を開くと「デスクトップ1」というデスクトップワークスペースがあり、ウインドウ表示したアプリはここに入れられます。

この状態で他のアプリを起動しても、このデスクトップ内に配置されます。

このデスクトップワークスペースは、履歴画面から最大4つまで作ることができ、用途などに応じて各スペースにアプリを配置し簡単に切り替えることができます。

さらに、外部ディスプレイに接続すると、Galaxy Tab S11 Ultraの画面だけでなく外部ディスプレイにも拡張表示され、デュアルディスプレイで表示できます。
実際には、「デスクトップ2」が拡張画面に表示されている形です。

(出力画面側の履歴画面から別のデスクトップに変更すると、タブレット側に切り替えて表示可能)
このデスクトップですが、右上に最小化・最大化とともに「全画面」のボタンも登場しています。

通常のアプリ表示のように全画面で使いたい場合には、このボタンで簡単に切り替えることができます。
※なお、単体でDeX起動、という設定画面の表示はなくなっています。現時点でデスクトップワークスペースの機能はFoldにはなく、Galaxy Tab S11シリーズ独自の機能のようです。

通常の画面操作でも、より便利に分割・ポップアップ操作が使える!
以上のSamsung DeXは、履歴画面上で「デスクトップ」に入れたワークスペースで使えます。

デスクトップモードではなくより簡単に使いたい場合は、履歴画面から「デスクトップ」の囲いがある表示よりさらに左側までスワイプします。

PCモードではない通常の画面表示でも、操作しやすい新表示機能が追加されています。
▼動画内でも詳しく解説しています
例えば2つのアプリを分割表示して、片方を最小の幅までずらすと、ワンタップで簡単に切り替えて操作できます。2つのアプリを交互に最大化して使いたいときや、YouTubeを流して音楽を楽しみながら作業するのにも最適です。

また、ポップアップウィンドウは、画面の端まで指で飛ばすようにスワイプすると、画面端でポップアップ最小化して表示することも可能です。
最小化されたウインドウをタップすると、また元の位置にポップアップ画面が簡単に表示されます。位置を変更・修正する必要はありません。
なお、ポップアップ画面の画面端最小化中は、YouTubeアプリで再生を維持できます。

また、分割画面でも閉じない範囲で最も小さい幅にすると、ワンタップで2つのアプリを切り替えながら使えます。
上記の画面の場合、左側のYouTubeは再生された状態のままで、左側をタップするとYouTubeが最大化され、ブラウザは右端に追いやられます。
このように、ワンタップで行き来が可能です。
分割最小化表示とポップアップ最小化表示は共存できます。
これらの機能は、Galaxy Z Fold7でも使えます。

Galaxy Tab S11 Ultraの動作性能は?
Galaxy Tab S11シリーズのスペックは以下のとおりです。
項目 | Galaxy Tab S11 Ultra | Galaxy Tab S11 |
大きさ | 208.6×326.4×5.1mm 692g | 185.4×285.4×5.5mm 469g |
メインディスプレイ | 14.6インチ (2960×1848) 120Hz Dynamic AMOLED 2X 1600ニト、反射防止 | 11インチ (2800×1752) 120Hz Dynamic AMOLED 2X 1600ニト、反射防止 |
CPU | MediaTek Dimensity 9400+ | |
メインカメラ | 13MP(広角)+8MP(超広角) | 13MP(広角) |
フロントカメラ | 12MP(超広角) | 12MP(超広角) |
スピーカー | クアッドスピーカー | クアッドスピーカー |
バッテリー | 11,600mAh 超急速充電2.0 45W対応 | 8,400mAh 超急速充電2.0 45W対応 |
メモリ(RAM) | 16GB(1TBモデル)/12GB | 12GB |
ストレージ(ROM) ※国内版 | 256GB/512GB/1TB MicroSD対応 | 256GB/512GB MicroSD対応 |
防水防塵 | IP68、アーマーアルミニウム | IP68、アーマーアルミニウム |
Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6E |
Sペン | 付属(IP68 新Sペン,充電非対応) | 付属(IP68 新Sペン,充電非対応) |
キーボード | Book Cover Keyboard Slim(別売) | Book Cover Keyboard Slim(別売) |
価格 | 1TB 261,470円 512GB 212,960円 256GB 193,600円 | 512GB 158,180円 256GB 138,820円 128GB 129,180円 |
AnTuTuベンチマークでの測定は、2483604でした。Galaxy S25 Ultraをも上回る、非常に高速でゲームや動画編集なども使えそうです。

大画面でGalaxy AI・Geminiを使えるのは大きい!
Galaxy Tab S11シリーズは、GeminiやGalaxy AIを大画面で使えるのが特徴的です。
GeminiやGemini LiveをSamsung Notesなどとまたいで使うこともできます。
とくに、Androidと相性のいいWindowsもAIとしてはCopilot+など独自のAIを開発していることもあり、Samsung製など多数のGoogle以外のメーカー製アプリと連携しているGeminiを大画面で、ネイティブで使えるのは魅力です。
願わくば、Google Workspaceアカウントでも拡張機能を使わせてくれたら嬉しいんですけど……。
(Samsungというよりは、Googleの仕様ではありますが…)

Galaxy Tab S11シリーズはどんな人におすすめ?使ってわかったメリット
Galaxy Tab S11シリーズを使って感じたメリット、デメリットをまとめます。
- 薄くて軽い、Androidタブレット
- 書き心地抜群のSペンを使って、Samsung Notesでメモが取れる!スケッチもできる!
Galaxyスマートフォンなどとのリンクもバッチリ! - 大画面でGemini・Galaxy AIが使える!
- Galaxy Tab S11シリーズ単体で、Samsung DeX (PCモード) で作業できる!
他のディスプレイへの画面拡張、デュアルディスプレイ運用も可能に! - 「2番目の画面」の機能を使えば、Windows PCのサブ画面としても使える!
- より大きい14.6インチが使えるのは、Galaxy Tab S11 Ultraだけ!!
Galaxy Tab S11シリーズは、特徴でもあげた通りSamsung DeXを使えばPCモードでの運用も非常に便利です。
今回、画面拡張で2画面運用することもできるようになりました。
また、「2番目の画面」の機能で、サブ画面として運用もできるので、メインとして使うことも、サブとして使うこともできるのはGalaxy Tab S11シリーズの大きなメリットだと思います。
一方で、注意しておきたいのは
- 「Androidタブレット」としての、アプリの充実性
だと思います。
最大の競合であるiPad Proとの一番の差は「タブレット向けアプリ」だと思います。
画像編集アプリClipStudio、動画編集アプリLuma Fusionなどは配信されていますが、例えばAdobeの各アプリやDavinci Resolveなど、iPadでも配信されているけどAndroidは使えない…というのが多いのも事実。
また、Microsoft Officeは簡易版アプリが配信されていますが、もう少し使いやすくなれば……、とも思います。
※LINEは、副アカウントもログインできるため、スマホ・タブレット1台ずつで使う形で問題なく使えます。
使いたい用途に合わせて、使えるアプリが配信されているか確認しておくといいかもしれません。

Galaxy Tab S11 Ultra・Galaxy Tab S11の価格
Galaxy Tab S11シリーズの価格は以下の通りです。

Galaxy Tab S11・Galaxy Tab S11 Ultraともに、昨年のGalaxy Tab S10シリーズに比べると価格が下がっていて、買いやすくなっています。
Ultra 1TBモデルの場合、3万円弱値下がりされているのは印象的です。
また、新製品発売キャンペーンとして、純正スリムキーボードカバーがプレゼントされるキャンペーンも開催されます。

なお、Samsungオンラインショップでは、9/25 9:59まで「シルバーウィークキャンペーン」が行われています。

Galaxy Z Fold7・Galaxy Z Flip7・Galaxy S25・Galaxy S25 Ultraのいずれかと一緒に、これらのスマホ以外の製品(ウォッチ・イヤホン・タブレット・ケースなどのアクセサリー)を購入すると、「スマホ以外の製品」が最大25,000円オフとなります。
なお、Galaxy Tab S11シリーズは、キーボードカバープレゼントキャンペーンが優先適用となるため、対象外。それ以外の製品は対象とのことです!
9/25 9:59まで実施しています。
ぜひ、Samsungオンラインショップでもお得に購入してみてください!
