こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
ソニーは、重低音を重視した新シリーズ「ULT POWER SOUND」(アルトパワーサウンド)を発表、ヘッドホン1機種とスピーカー2機種が日本でも発売されます。
その中でも、注目なのがヘッドホンの「ULT WEAR」(アルトウェア)です。
ソニーが得意とするオーバーヘッド型ヘッドホンですが、今回重低音を強化するULTボタン(アルトボタン)搭載。
この快感ブーストボタンで、めちゃくちゃ強力な重低音の世界を体感できます。
一度聴いたら、これはハマります!
もちろん、重低音だけではありません。
クリアな中高音域をも作り出す、ULT専用の40mmドライバーユニットで、ライブ会場にいるような臨場感も味わえます。
長時間でも付け心地のいい装着感とデザイン性、また電池持ちも最長50時間と長時間のバッテリーライフを実現。
最高峰のWH-1000XM5よりは安めでありながら、この体感はすごくコスパもいい印象を受けます!
今回は、発売開始に先駆けて先行でULT WEARをソニーマーケティング株式会社よりお借りし、体験してみましたので、使って感じたことをご紹介していきます!
商品貸出:ソニーマーケティング株式会社
重低音で音楽体験が変わる!ULT POWER SOUNDシリーズのヘッドホン「ULT WEAR」
ソニーは、重低音の体験を重視する新シリーズ「ULT POWER SOUND」シリーズを発表し、ヘッドホン1機種・スピーカー2機種をリリースしました。
その中で、新型オーバーヘッド型ヘッドホン「ULT WEAR」をレビューしていきます。
Xperia 1 Vのカーキグリーンともよく合う、深緑のフォレストグレーが素敵
今回お借りしたのは、ULT WEARのフォレストグレーというカラーです。
他のソニーのヘッドホン同様、ケースや有線オーディオケーブル、USBケーブルも付属されています。
ヘッドホン本体はこのように、深緑の「フォレスト」の名にふさわしい色をしています。
グレーとグリーンの間のような、シックなカラーは非常に素敵。
Xperia 1 VのSIMフリー限定色である、「カーキグリーン」とも非常に近しいカラーをしています。
フォレストグレーのほかには、オフホワイトとブラックがラインナップされています。
オーバーヘッドのブリッジ部分には、大きく鮮やかに七色に光る「Sony」の文字が印象的です。
(実際に光源が埋め込まれているわけではありません。周囲の光を反射しています)
重低音を快感ブースト!「ULTボタン」で、どこでもライブ会場にいるような感覚に
ULT WEARは、ULT専用設計の40mmドライバーユニットが搭載されています。
また、重低音の魅力を引き出す音質チューニングがなされ、ソニー史上最高の重低音体感を実現しています(2024/4/16(火)時点で)。
ULT POWER SOUNDシリーズに共通するのは、押せば重低音が快感ブーストされる「ULTボタン」です。
ヘッドホンのULT WEARには、左耳側にソニーロゴと同様に七色の鮮やかな「ULTボタン」がついています。
ULT WEARのULTボタンは3段階で、初期設定後はデフォルトの「ULT1」で設定されています。
ULT1は、量感のある重低音とクリアなボーカルを、バランスよく楽しめます。
ULT2はさらにパワー感を強調!グルーヴ感を体感できます。
実際に初期設定した後初めて聴いた様子は、動画でまとめていますので、このリアクションも含めぜひお楽しみいただければ嬉しいです。
▼下の動画を再生で、音楽を聴き始めるパートから再生します。
数時間以上、ある程度聴いたあとの感想をまとめると、
- ULT 1は、非常にバランスがいい!重低音のブースト感と、中高音の安定したクリアな感じをほどよくバランスし、非常に聴きごたえがある!
- ULT 2の最強ブーストは、半端ない。ヘッドホンなのに、心臓に響く!かなり音圧を感じる
- 曲の中でも、サビ・ベースソロ・イントロ・アウトロなど、要所要所によってULT 1・ULT 2を切り替えたくなる!
ボタン一つで切り替えられるのは非常に便利! - 個人的には、多くの曲はULT 1でもかなり迫力を得られる。
- シティーポップは、グルーヴ感を味わえるULT 2は必須!
という感じです。
曲を聴いている間でも、ULT 1とULT 2で迷うぐらい、非常に重低音を楽しめます。
私の所持しているWH-1000XM4の「Bass Boost」エフェクトとも少し比べてみましたが、比べたのが間違いか…というほどULT WEARのほうが重低音がめちゃくちゃ響いています。
臨場感が半端ないです。
なお、中高音のクリア感は、個人的にはWH-1000XM4のほうが上かな?とも思います。
ULT WEARの中高音はある程度クリアな感じはするのですが、若干エコーがかったようにも聴こえます。
このエコーがすごくライブ会場にいるような感覚も覚え、「臨場感」に拍車をかけているのかな、と感じました。
「ULTモード」の重低音増強は、イコライザーとは別に行われている!切り替えでアプリを開く必要なし!
普通のヘッドホンは、重低音を増やすには、「低音重視」などのイコライザーを設定する必要があることが多いです。
SonyのULT WEARは、ULTボタンを押してもHeadphonesアプリのイコライザーは全く変わりません。
イコライザーの設定と、ULTモードは別になっています。
普通のヘッドホンのように、重低音を強くしたいというときにスマホアプリを開いて設定しなおす必要もありません。
左耳のULTボタンを押すだけ。
中高音域のイコライザーの設定は好みのモードのまま、重低音だけ切り替えることができる、ということなのです。
これがめちゃくちゃ便利!
ノイズキャンセリングの性能がすごい!統合プロセッサーV1搭載
ULT WEARには、WH-1000XM5にも搭載されている統合プロセッサーV1が搭載されています。
これにより、高音域のノイキャン性能が向上されています。
また、ヘッドホンにはフィードフォワードマイク・フィードバックマイクが2つずつ搭載され、デュアルセンサーテクノロジー採用でWH-1000XM4同様の的確なノイズ除去が行われています。
メッシュ部分は、このブリッジの下を覆っており、なかなかこのデザインが素敵なんですよね。
ULT WEARを実際に装着してノイズキャンセリングONになった状態は、めちゃくちゃ驚きました。
音楽をかけなくても、すでに周りの喧騒をかき消し、静寂な状態に包まれます。
ノイキャン性能としては、ソニーのホームページでは★3つ。
WH-1000XM5(★5つ)・WH-1000XM4(★4つ)に次ぐ評価になっていますが、非常に満足できるノイズキャンセリング性能を誇っていると思います。
通話性能も、ノイズを低減し自分の声だけを確実に届ける!
ULT WEARは、通話性能も向上しました。
マイク周辺機構を新規設計し、風ノイズを低減。
また、左側には通話専用マイクもついており、FFマイクとの併用で話し手の声だけクリアに拾えるよう、工夫されています。
突然の電話でも、周囲の音を気にせず安心して出られますし、マルチポイントにも対応しているのでテレビ会議などでも使えます。
高音質!5.1chサラウンド動画でヘッドトラッキングにも対応!
ULT WEARでは、WH-1000XM5でも採用されている統合プロセッサーV1を搭載!LDACにも対応し、クリアな高音質も実現しています。
また、DSEE対応で圧縮音源もCD音質相当までアップスケーリングされます。
なお、ハイレゾ・ハイレゾワイヤレスには非対応ですので、ご注意ください。
体験として非常に新鮮なのが、Androidヘッドトラッキングへの対応です。
事前に頭の動きをアプリに従って測定し、YouTubeの5.1chサラウンド動画を再生してみると、頭の動きに合わせて音の聴こえる方向が変化します。
首を動かしても、音は同じ場所にとどまるので、聴こえる方向が変わります。
ライブ会場にいるような、周りを音源に囲まれているような感覚を覚えます。
Xperia 1 V・Xperia 5 Vで再生できるのはYouTube動画のみとなります。
マルチチャンネルコンテンツが対象となりますので、5.1chなどの音源を探して試してみてください!
装着検出も搭載!装着感は?電池も長持ち!
ULT WEARの装着感は良好ですが、少し締め付けが強いような感じもします。
1時間ほど聴いてみると、やはりヘッドホンという形状の特性か蒸れたりもします。
WH-1000XM4のほうが柔らかく、締め付けは弱い感じはあります。
ULT WEARは、今回装着検出を搭載しています。
正殿センサー方式の装着検出を採用し、装着検出精度が進化しました。
また、電池持ちもばっちり。
ロングバッテリーで、ノイズキャンセリングONで30時間、OFFで50時間の電池持ちを実現しています。
ずっと聴いていても、なかなか電池が減らないのはGood!
ULT WEARの迫力はすごい!ライブ会場にいるような臨場感を楽しめる!
今回、まもなく発売される重低音重視のSony ULT WEARを先行レビューさせていただきました。
このブログ記事も、ULT WEARを装着して音楽を聴きながら書いているのですが、めちゃくちゃ心地いいのです。
まさに、重低音は音楽の要。
パーカッションとともに、重低音が強いと音楽が引き締まります。
ULT WEARを体感すると、ただただ重低音が強い、だけではありません。
重低音と、中高音域とのバランスもしっかりと取られており、非常に聴き心地がいいのが特徴的。
より臨場感が高まった音に仕上がっています。
さらに、ULTボタン一つで、好みの重低音ブーストを切り替えられます。
アプリを操作せずとも、簡単に操作できるのが非常にうれしいところです。
ULT WEARで聴けば、今その環境がライブ会場になる!
そんな、迫力と臨場感をぜひ味わってみてください!!
▼動画でも詳しくレビューしています
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