こんにちは、MATTU(@sunmattu)です。
非常に人気なAQUOS senseシリーズの最新モデル、AQUOS sense10が発売されました。
AQUOS sense9の見た目からはあまり変わらないですが、中身がガラッと変わっています。
チップセットはSnapdragon 7s Gen 3に進化し、サクサク動作にゲーム性能も大幅向上。
AI機能もカメラだけでなく、「電話」機能にも搭載され、留守電機能の「代わりにきいときます」機能では文字起こししてくれたり、通話中自分の声以外の声を消してくれるVocalist機能が新搭載されました。
カメラもAQUOS R10と同じセンサーが搭載され映りもよくなりましたし、AIを使った影消し・ガラスの販社を消すショーケースモードなど、非常に充実しています。
AQUOS sense9からの進化や、Pixel 9aなど競合機種と比べてどれがおススメか?
AQUOS sense10を、実際に使って感じたポイントを比較していきます。
AQUOS sense10を実際に使って感じたポイント!カメラ・機能の進化がすごい!
AQUOS sense10を実際に購入し、使って感じたポイントをレビューしていきます。
AQUOS sense10の外観

AQUOS sense10の外観は、AQUOS sense9と細かいところで差異があるものの、ほとんど同じです。
大きさは全く同じ、149x73x8.9mm、重さも同じ166gとなっています。
デイスプレイは6.1インチサイズと少しコンパクトなサイズ感です。

外観としては、例えばカメラ部分の縁取りやFeliCaマークの有無など、細かいところで差はあります。

Pixel 9aとAQUOS sense10を並べるとこの通り、Pixel 9aよりも少し小さく、片手持ちにも最適なサイズ感となっています。

側面は、音量上下ボタンと指紋センサー兼電源ボタンが追加されています。
指紋センサーはカタカタ感がなくなり安定しています。

また、画面がオフの時に指紋認証しないオプションが追加され、電源ボタンを押したときだけ指紋認証する押し込み式指紋認証ができるようになりました。
誤動作防止にも役立ちます。

今回、私が購入したのはデニムネイビーです。
AQUOS sense10は、sense9と同様に6色ありますが、販売チャネルによってカラーは異なるため、ご注意ください。

SIMフリー(オープンマーケット版)とドコモは6色そろっていますが、au・ソフトバンク・楽天モバイルはカラーが絞られています。
ドコモ・auは一部カラーがオンライン限定に設定されていますので、ご注意ください。
| AQUOS sense10 価格 | SIMフリー | NTTドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6GB-128GB | MNP | 62,700円 | 73,370円 (実質50,930円) | 49,800円 (▲22,000) (実質19,800円) | 69,840円 (実質46,760円) | 59,900円 ー16,000pt還元 =43,900円相当 |
| 新規 | 60,800円 (▲11,000) (実質30,800円) | 59,900円 ー6,000pt還元 =53,900円相当 | ||||
| 機種変更 | 73,370円 (実質54,890円) | 49,800円 (▲22,000) (実質19,800円) ※BFセール | 59,900円 | |||
| 8GB-256GB | 69,300円 | ー | ー | ー | 65,890円 (MNP初申込) 16,000pt還元 (2回目以降) 6,000pt還元 | |
純正ケースも充実!国産シューズメーカー「SPINGLE」との広島コラボもうれしい!
AQUOS sense10は、シャープ純正ケースも充実しています。

中でも非常にうれしいのは、広島県府中市の国産シューズメーカー「SPINGLE」(スピングル)とのコラボケースを純正ケースとして発売しています。
シャープAQUOSとしても、広島県東広島市に事業所を構えておりまして、NHKの新・プロジェクトXでも放送がありましたがカメラ付きケータイが生まれた場所としても知られています。
(私MATTU自身も、5年間東広島に住み、FM東広島でもラジオパーソナリティをしていたので、非常になじみ深い)

同じ広島県どうしのコラボに非常に驚かされましたし、私自身SPINGLEのシューズのファンでもあったので、かなりうれしいです。

コラボケースは、SPINGLEの特徴でもあるソール部分のギザギザをそのまま側面に採用したり、シューズにも採用されているカンガルーレザーを背面にするなど、SPINGLEシューズそのままなのでは!と思わせるようなケースがものすごいです。

ほかにも、せとうちコラボとして、岡山のジーンズブランドとのコラボケースも発売されています。

なお、AQUOS sense10はAQUOS sense9とまったくサイズは変わりません。
AQUOS sense9に、AQUOS sense10のSPINGLEコラボケースをはめても、全く問題なく利用することができます。
AQUOS sense10は、Snapdragon 7s Gen 3搭載!動作性能も進化!

AQUOS sense10は、Snapdragon 7s Gen 3が搭載されています。
sense9のGen 2からさらに進化しています。

AnTuTu V10では72万点、V11では102万点という、6万円台のスマホとしては高得点をマークしています。
CPU性能は30%の向上(V11・V10とも)、GPU性能は2倍に向上しています(V10)。

他社と比べても、最も価格で競合と思われるXperia 10 VIIよりはスコアが高いです。
体感としても、通常動作や普通のゲームなどではサクサクもたつきなく使えます。
(ヘビーなゲームでは、上位機種を用いたほうがいいとは思いますが)
普段使いのスマホとしては、非常に便利です。
AIや機能も大幅強化!「電話」機能の強化が地味にうれしい!
AQUOS sense10では、AIや機能も強化されています。
便利だなと感じたのは、「電話」の機能です。
電話の留守電がさらに便利に!伝言アシスタント「代わりにきいときます」
AQUOS sense10では、「代わりにきいときます」機能が追加されています。
他社でも伝言メモ・留守番電話として提供されていますが、留守電の録音後に自動的に録音内容を文字起こししてくれます。

伝言メモ(留守電)録音中に「受話音声」をタップすると、相手の声を聴こえる
地味に便利だと感じたのは、この「代わりにきいときます」機能録音中に、「受話音声」をタップすると、相手の声をリアルタイムで聞くことができます。
相手の声色や、何を話しているのか数秒間聞いたら大事な電話かどうかの見極めがつくので、この機能は非常にありがたいです。
Google Pixelでは聞けないもののリアルタイムで文字起こしされる「通話スクリーニング」という機能もあります。
AQUOS sense10としては文字起こしまではリアルタイムではできないものの、リアルタイムで声を聴けるのは他社にはない非常に大きなメリットだと思います。
AQUOS R9・R10にも伝言アシスタント機能は搭載されているものの、AQUOS senseシリーズへの搭載はAQUOS sense10が初めてです。

伝言メモは、電話が切れると自動で文字起こしを開始(右)
また、自動通話録音も、発信・着信ともに相手に通知アナウンスを流すことなく録音を開始します。
(AQUOS sense10では、通話録音データの文字起こしはできません)
騒がしい場所での電話も安心!自分の声だけ相手に届けるVocalist機能がすごい!
AQUOS sense10では、騒がしい場所でも自分の声だけを相手に届ける「Vocalist」機能が新搭載されています。

Vocalist機能では、あらかじめ画面に表示されているスクリプトを読み上げ、声を登録します。
登録した声だけを相手に届ける場合、通話中に「自分の声だけ届ける」のポップアップアイコンを押し、ONにします。

また、「周囲のノイズを抑える」では、周囲の騒音を抑えるモードも搭載しています。
動画内では、騒音(電車の走行音・ドライヤー)や、人が話している動画(AQUOS sense10のプロモーション動画)を大音量で流してみて、自分の声だけはっきりと相手に伝わるかテストしてみました。
自分の周りの、人の声以外の騒音(電車の走行音・ドライヤー)などでは、「自分の声だけ届ける」をオフにした状態でも、「周囲のノイズを抑える」のみで劇的に効いてくれます。

一方、人の声については、「周囲のノイズを抑える」のみでは消しきれないため、「自分の声だけ届ける」もオンにすると完全に消えてくれます。自分の声だけを届けることができました。
私は男ですが、女性だけでなく自分と同じ低い声を持つ男性の声も含め消してくれたので、かなり優秀だと思います。
たとえばほかにもたくさん人がいるオフィス居室などでの通話でも、ほかの同僚の声を相手に聞こえることなく通話できそうです。
迷惑電話対策機能も充実!
AQUOSスマートフォンでは、AQUOS wish・sense・Rのすべてのグレードで、2024年モデルから迷惑電話対策機能を搭載しています。
電話帳に登録していない番号から電話がかかってきたときに、自動音声で応答して相手の声を録音する「電話に出る前確認」や、通話中に詐欺などが疑われる会話を自動検知しお知らせする「不審な会話のお知らせ」といった機能が盛り込まれており、いざというときにも安心です。

また、AQUOS sense10でもすべての通話を相手へのアナウンスなしで自動録音することもできます。
(電話に出る前確認をONにした場合、非通知・未登録番号からの着信はアナウンスが流れます)
Google製の電話アプリを利用しているので、プレフィックス番号を設定できます。
標準電話アプリを使いながら、「BB.exciteでんわ」を使えば重量通話料金を半額に抑えることもできます。
「BB.exciteでんわ」は、今お使いの回線をそのままに申し込むことができるので、非常に便利です。
AQUOS sense10なら、さらに自動通話録音も利用できます!
子どもからシニアまで、安心してAQUOS sense10を使えます!
「Payトリガー」もちゃんと搭載!そのほかにも役立つ、便利な機能!
そのほかにも、ホーム画面などから指紋センサーを押し続けると、指定したアプリを開く「Payトリガー」も継続搭載されています!
PayPayなどのよく使う決済アプリを簡単に起動できることで、レジ前でももたつきなくすぐ起動できます。

また、「Payトリガーフォルダー」としていくつかのポイントアプリなどを指定しておくことで、Payトリガーで開いたアプリの右下にフォルダーをすぐ開けるショートカット表示されます。
ポイントアプリなど、ほかのアプリとの切り替えも簡単に行えます。
また、そのほかにも、自動的にスクロールしてくれる「スクロールオート」、画面点灯中はシステムへダイレクト宮殿できる「インテリジェントチャージ」、場所ごとにテザリングを自動切換えできる「テザリングオート」など多数の機能が搭載されています。

こども向けに見やすいホーム画面や防犯アラートを設定できるジュニアモードや(利用時間指定はGoogle Playファミリーリンクで行います)、シニア向けにわかりやすい表示に変更できる「かんたんモード」も切り替え可能です。
子どもからシニアまで、幅広いユーザーがAQUOS sense10を楽しめると思います!
AQUOS sense10、カメラの撮れ味は?
AQUOS sense10のカメラの性能も上がっています。
AQUOS sense10のカメラ構成
AQUOS sense10は、標準カメラ・超広角カメラの2眼構成です。

標準カメラは1/1.55型の50.3MP、超広角カメラは1/2.5型の50.3MPと、数値上は昨年のAQUOS sense9と同じですが、標準カメラのセンサーは昨年から進化しており、AQUOS R10と同等のセンサーを利用しています。
また、画像処理エンジンのProPixも従来比2倍以上の情報量で合成処理をします。
カメラアプリ自体も、見た目はあまり変化ないですが標準⇔超広角カメラ間の切り替えなどのレスポンスは改善しています。
また、ズーム時のスクロールについては、指の動きに追従するように変更されており、他社カメラと同等の方向になりました。

AI機能としては、ショーケースモードが新搭載されています。
ガラス越しの撮影でも、オンデバイスで不要な映りこみを撮影後に消去してくれます。
昨年から搭載の料理撮影での影を消す機能は、撮影メニュー内に消しゴムアイコンが追加され、切替しやすくなりました。


AQUOS sense10の写真作例!Pixel 9aとも比較
AQUOS sense10の写真作例を紹介します。一部の作例はPixel 9aやAQUOS sense9とも比較します。
風景





AQUOS sense10は、8倍までの撮影が可能です。
Pixel 9a、AQUOS sense9と作例比較



また、夕景のみなとみらいと飛鳥IIIのショットです。
当日の日の入りは16:30で、出稿直前の撮影をしましたが、AQUOS sense10のほうが明るく撮れました。



出航後の17:04での撮影でも、上記の16:58のPixel 9aよりは少し明るい印象です。
色合いがだいぶ異なる印象でもあります。
夜景での細かさ比較


神奈川県庁のライトアップを撮影しています。壁面で細かさをチェックしてみましょう。


見比べると、AQUOS sense10は一部中央部のブロックで少し荒くなっている場合があります。
Pixel 9aのほうがざらつきはありつつも模様は描かれており、暗所性能としてはPixel 9aのほうが少しよさそうな感じでもあります。
食事
食事の写真も比較してみましょう。



AQUOS sense10は明るさ、色合いのバランスがいいです。
Pixel 9aは少し暗めで青め、AQUOS sense9は赤に結構寄っています。




AQUOS sense10のほうが、立体感や奥行きを感じる料理の写真を撮れる印象でもあります。
動画作例
動画作例は、レビュー動画内で紹介しています。Pixel 9aと比較しています。ぜひご覧ください。
AQUOS sense10を実際に使って感じた、スペック表に現れないメリット・デメリット

AQUOS sense10を実際に使って感じたポイントをまとめると、以下の通りです。
- 手ごろな大きさ、素敵なデザイン!片手操作も快適!
- 自動通話録音、伝言アシスタント機能やVocalistなど、「電話」機能が充実!
- Snapdragon 7s Gen 3搭載で、普段使いも快適!
- 上位機種AQUOS R10と同じカメラセンサー採用!映りもいい!
- Payトリガー、ジュニアモードからかんたんモードも!子どもからシニアまで楽しめる!
- 電池持ちもGood!DP Altモード対応で画面出力も!細かいところで使いやすい!
- カメラ・電話機能はAIが盛り込まれているが、AIとして使える機能は限定的
(他社に搭載されている、録音文字起こしや翻訳などは使えない) - ワイヤレス充電、MagSafe等は非対応
AQUOS sense10は、通話系の機能が大幅に充実しているのは非常に評価が高いです。
カメラ・動作性能を重視しがちな方も多いですが、やはり通話機能はスマホの要です。この通話を強化してくれたことは非常にうれしいポイントです。
また、カメラも6万円台としてはかなり出来がよく、その他の機能もPayトリガーをはじめ、子どもからシニアまで幅広い年代の方が使えるように機能を揃えている印象です。
電池持ちもよく使いやすいのもいいでしょう。
AI機能面で言えば、PixelやGalaxyなどで搭載されているボイスレコーダー文字起こし・要約・翻訳や画像生成系のAI機能は現時点で使えません。
とくにビジネスパーソンなどは録音文字起こし系機能も欲しい方も多いと思いますし、AI機能の強化は今後期待したいところです。
とはいえ、日本人にとって便利な機能は、しっかり載せてきていて6万円台というのは非常に評価できます。
ぜひ、AQUOS sense10を使ってみていただきたいです!
| AQUOS sense10 価格 | SIMフリー | NTTドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 6GB-128GB | MNP | 62,700円 | 73,370円 (実質50,930円) | 49,800円 (▲22,000) (実質19,800円) | 69,840円 (実質46,760円) | 59,900円 ー16,000pt還元 =43,900円相当 |
| 新規 | 60,800円 (▲11,000) (実質30,800円) | 59,900円 ー6,000pt還元 =53,900円相当 | ||||
| 機種変更 | 73,370円 (実質54,890円) | 49,800円 (▲22,000) (実質19,800円) ※BFセール | 59,900円 | |||
| 8GB-256GB | 69,300円 | ー | ー | ー | 65,890円 (MNP初申込) 16,000pt還元 (2回目以降) 6,000pt還元 | |

